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異世界・4 聖獣・ベヒモス

 






 屋敷に戻った、リル達




一度、リルの部屋に戻り


アリスは、シスターをベットに寝さす。




 屋敷の子供達は、興味津々でついてはきたが


リルのひと睨みで、部屋まで入れず今はドアから部屋の中を覗き込んでいる状態である。




 茜は、そのドアの前を陣取ると


何を思ったか、ドアから覗く子供の顔を、スケッチしていく


そう、ドアの一番前にいた、幼女の獣人を




人族に近い獣人であり


ピンと立った2本の白い耳は幼女がうさぎの獣人だという証であり


正確な年齢は分からないが4歳ほどである




そう茜の目の前にいたのは幼女!獣人だろうと関係ない


茜がそれを描かないと言う選択肢など有る訳がなく


その瞳を輝かせながら可愛らしい獣人の幼女を描く


マンガ風の絵だが描き上がった似顔絵を


幼女に見せると幼女はとても笑顔で


「メガネのおねぇちゃん、ちゅごいぃぃーーーー。」


幼女に褒められた【茜】は我を忘れ


幼女に近寄りいきなり抱きしめるのだった




(もふもふ~~~~~~~~~~~~~~。)




 幼女を、もふもふを、しばし堪能すると


似顔絵を、スケッチブックから千切り


幼女に渡す


「メガネのおねぇちゃん、ありがとーーーー」と


その絵を両腕で抱き、とても素晴らしい笑顔を茜に送るのだった






「うぅぅぅ~~~やっぱ、きゃわぃぃぃぃで、ござるぅぅぅぅぅ!!!」






 その叫びは屋敷に響きわたるのだった!




その後は、子供達にせがまれるように


子供達を描いていく、幼女優先であるが・・・。




 似顔絵を描き終えると


当たり前のように、幼女に抱きつき


幼女と、もふもふを堪能し


それから似顔絵を渡すと言う、意味不明なルーティーンが行われる。




 勘違いをしたら困るので茜を擁護も含め再度書こう!




 抱きつくのは【幼女】のみである。


 




 鉄雄と言えば


シスターの眠るベットに釘付けであった。




 魂に刻まれた契約で


献身的に教会の義父に愛情を注ぎ


その10数年の人生を教会と組織に捧げてきた、シスター




 芽生えた疑問すら、口に出す事もできず


その行動に制限をされ


何かに怯えるように過ごしてきた10数年に別れを告げ


解放された魂が、解放された心が


今、まさに


至福の寝顔でベットで寝息をたてる・・・。




そう、鉄雄は




そんなシスターの寝顔に・・・・・




一切興味など無く




胡桃と2人で、ベットの飾り彫りに夢中である。




 さっきの、お遊びの小物作りでは


トータルで勝ち越したのは胡桃であり


トータルで負けていたのが鉄雄だったが


それは、大工仕事と言っても細かな分野の違いからであり


小物作りという彫刻に近い仕事で、尚且つ短時間という制限の中では


胡桃に軍配が上がったと言うだけである


そして、それは2人もと理解している。




 そう、ベットの細工彫りは


丁寧に時間をかけ作り上げた物であり


現状の胡桃でも鉄雄でも、手の届かない代物であり技術なのだ




 そして鉄雄も久々に見た、胡桃の腕前に


自分も、まだまだ修行不足だなと


実の妹相手に本気で闘志を燃やす!




 また胡桃も細工掘り最初の作品で鉄雄に負けた


その事で本気になった、ドンガと胡桃


2回目はドンガが勝ちと、ガチでの戦いとなっていく


自分の得意分野で連続で負けた胡桃


【意思加速】【平行思考】【精密走査】そして科学魔法での【速度強化】など


出来うることを駆使し


自分の限界を超えるまで、力を駆使し使い戦う


そして10数回行った戦いでトータルで勝ち越す事が出来ただけである。




 胡桃は、そこまでしてやっと


ほぼ素の技術だけで戦っている、兄(鉄雄)とドンガに並び戦える自分が悔しかった


そして、いつか勝ってやる! 


と、目の前に居ないドンガに敵意を向ける


実に自身の不甲斐なさに不機嫌な胡桃である。






 そして鉄雄達、自己中の集まりに


加入した1人のダークエルフは


部屋にいる人間達をしばし観察する。




 だが、一向に主がいる世界に飛ばない、ちんちくりんに腹を立てるも


約束をしたのは、あの竹の子族の、リーゼント種の童子と。




「テツオ、いつになったら、我は主に会えるのでありんす?」




 鉄雄は、視線も向けず答える


「あぁ、駄魔王先輩の用事が終わったらな。」




「ダマオセンパイ?」




「あぁ、肉を取りに行くんだと


 そろそろ来ると思うんだけど、リル?」




「そうですね、そろそろ移動しますか。」




 そう告げると


一度胡桃を見つめ・・・


(胡桃さんは、私が守るので良いとして・・・。)


視線を茜に向ける。




「茜さんは、どうなされますか?」




「拙者か?


 もちろん、ついて行くでござるよ。」






 とりあえず、シスターが起きたら


現状を説明できる人物も居ないので


またリルの虚数空間に入れられる。




 茜は、子供(幼女)達と(泣く泣く)別れをつげ。




 そして、リル・鉄雄・胡桃・アリス・茜・ティアンガの6人は


転移していくのだった。








 リル達が転移してきたのは


ある山間にある谷の上である。




「すげぇぇぇーーーーーーーーーーーー」




 その叫びは谷に吸い込まれていくのだった。




まったくもって規模がちがった


谷の深さは軽く1キロ、谷の幅も10キロと言う規格外の谷である


それを見た、アリスの口から


「まるで、グランドキャニオン・・・・。」と溢れた程だが


鉄雄の驚きは別だ


自分の立つ大地と谷向こうにある大地に、そびえる木々


針葉樹に近い木々は天に届けとまっすぐ伸びるていたが


谷と同じく規模が違ったのだ


目の前にある木々の幹


一番若いものでも、推定数百年


谷向こうに見える、高く高く伸びる木々は


軽く千年、いや数千年と思わせる木々があるのだ


その光景に鉄雄は興奮し叫んだのだった!




 少し経った頃


転移してきたのは


【蓮】率いる悪魔軍団


と言っても悪魔と呼ばれる存在は6人だけである。




 だが、蓮・ミカを入れた、その8人の姿に


心底驚いたのは、アリスとフォーだった。




 本物の悪魔の姿に多少驚くも鉄雄は


「ティオーノ先輩・・・こいつらって、本物?」




「本物? あぁ、あの世界には悪魔は居ないからな


 本物の悪魔だ、そして、ワレの配下でものある。」




「そだよ~~でも、こわくないよぉ~~~


 ほれほれ、テツっちもやってみる?」


と、ミカは、アロンテックの角をグリグリと動かし


アロンテックの首は、右や左に動かされていた。




「いや・・・流石にそれは・・・


 あぁ、でも角は欲しいかな?」




そう、悪魔の角である、その素材に興味を引かれる鉄雄であり


その言葉に、ミカは




「んじゃぁ、一本いっとく?」




アロンテックは・・・死んだと思ったそうだ


(悪魔、言うなれば高密度精神体、その魂は死ぬことはないが


 この世界で受肉した悪魔的には、受肉した肉体を無くすと言うことは


 この世界に存在できないと言う事でもある。)


レイのそばで、膝を付き頭をたれ待機する自分の角を


ミカに抑えられ、今まさに首から上をもぎ取ろうとする行動に


すぐさま鉄雄は、ミカを止めたが


アロンテックは、無言で死を覚悟した・・・とか、しなかったとか。




 そして「本当に・・・本物・・・。」と


アリスは、どうにか耐え抜いた


教会目線では、悪魔とは許されざる存在であり、敵である


その敵である存在の前で踏みとどまった




それは、イメージの中の悪魔と


目の前の悪魔のイメージがかけ離れていたからだった。




悪魔とは悪をなし、罪をおかす


誰にも支配されず、魂と引き換えに契約を行い


世界に恐怖をもたらす存在だった・・・はず。




「それにしても、堕魔王先輩、本当に魔王だったの?」




「ふん! まだ信じてなかったのか?」




「えぇ、未だに、この世界が夢であってほしいと願ってるわ。」




「・・・


 夢が叶った!の間違いだろ!」




そう・・・生と死が背中合わせに天秤を揺らす


そんな世界に憧れ、想像ばかりしていた世界


夢にまで見た世界に、降り立ったのだ


だが、それを【夢が叶った!】と・・・言えば


世界平和を願う聖騎士としては


恥ずべき行為と




 アリスは返す言葉を失うのだった。




 その傍ら




「魔王・・・レイ・マーティン。」




その言葉を発し、動きを止めたのは、フォー


いや、震える体を精神で抑えていた


それより、アリスとレイの会話で理解した


【ダマオセンパイ】では無く、【堕魔王】(センパイの意味は分からない)


そんな言葉を発し、なぜあの鎧は生きている?


何よりも、このリーゼントと鎧は


なぜ魔王相手に、普通に会話ができるのだ?と・・・。




蓮は、アリスとの会話を終えると


着物姿のダークエルフを視界に入れると




「お前は、あの時のダークエルフか


 多少は成長したのか?」




 震える体を制御し(出来ていない)




「そ・・そんな物は不要でありんすよ


 我は、わ・・我が主【シオン】の妻でありんす!


 それさえ魂に刻みさえすれば


 何者にも臆する事はないでありんすよ!」




「何を・・・


 ほざいているのでしょうか、この【モブ】は・・・」




「ちん・・ちんち・・ちんちくりんは所詮ペット!


 あのお方の、愛玩道具が関の山でありんす!」




「はぁ・・今ここで、殺してあげましょう。」




「我も、殺したいでありんすが


 異世界転移の術式を知ってるのは、其方だけでありんすから


 命だけは、勘弁してあげんなし!」




 ヒートアップする2人に蓮が




「うるさい!!」と一喝!




 それは、異世界に来たことで


その覇気や力を隠そうともしない、蓮の一撃でもある。




 さすがの鉄雄も「お!」っと驚き




 胡桃はすかさず、鉄雄の影に隠れた




 茜は、悪魔をスケッチしていたが胡桃同様、鉄雄の影に隠れる




 アリスは、足が震え後ろに倒れるように、尻餅を付く




 ティアンガは無言で居たが、驚き後ろに飛びのき、蓮との距離をあけた




 フォーは、怯え、震え、涙を貯め


 後ろを振り向き、逃げる様に転移を・・・しようとした瞬間リルに転移を阻害され


 転ける様に地面にうつぶせにダイブした。




 リルは、6人の事など気にせず


「それでは、ミカ


 簡単に説明をおねがいします。」




「わかった~~


 んじゃぁ・・・戦え!」




面倒臭い説明を、ミカに押し付けた、リル


そして、説明など、基本ミーティア任せの、ミカ


仕方なしに「まぁ、待て!」と、蓮が出しゃばるのだった。




 基本面倒見がいい蓮は


簡単に説明しだした・・・。






 現在、この場所は


どの魔王の領土でもない場所である。




その理由の1つが【ベヒモス】と呼ばれる聖獣である




魔素の吹き溜まりである、この峡谷には


高密度の魔素が停滞存在し、約10年に1度程度の割合で


その魔素から、ベヒモスは生まれるのだ


また、高密度魔素を糧に生きる、ベヒモスは


半端なく強いのだ、それも聖獣の粋まで達した、ベヒモスは


魔王に匹敵する存在でもある。




 ただ、成人?し、この場を巣立った個体は


高密度の魔素が存在する場所を探し回り


この大陸を練り歩くのだが


この場所を離れることで


高密度の魔素を得られなくなったベヒモスは弱くなり


各地の魔王に討伐されるのだと




そして、最近、ベヒモスの子供である


【ベビーモス】が生まれていた


月1程度で、この地を偵察にこさせていた蓮は


アロンテックからの密書で報告を受けていた。




 ただ、この1000年以上、この谷を支配しているのが


【聖獣・ベヒモス】である




(はっきり言ってしまえば、魔王であった時の【雷帝・レイ】ですら


1人では勝てない存在である。)




 そう、まずこのメンバーで戦えば、確実に死人がでる


なので、アロンテック達、悪魔6人と、ティアンガが


聖獣ベヒモスの注意を引き戦う(こいつらは死のうが構わない。)




 その間に


俺(蓮)・ミカ・宮守(鉄雄)・鎧女・黒いの(フォー)の5人で


ベビーモスを倒す作戦だと!






 アロンテックは言葉を失う


悪魔の中で日本語が分かるのは、アロンテックのみであり


今までの会話を、アロンテックが訳して仲間の5人に念話で伝えていたのだが


あまりのことで、言葉を失ったのだ


そして、5人に伝えると


悪魔達5人も・・・自身の耳を疑うのだった。






だが、鉄雄は


「まぁ、がんばれよ。」




眉を吊り上げ蓮は


「なんだと!」




「なんだとと、言われても


 人間の俺が、そんなのと戦えるわけがないだろ?


 元々、肉は、ティオーノ先輩の目的であって


 俺の目的じゃねえ!


 俺の目的は、異世界の天然木だからな!」




「そんな言い訳が通じるとでも思っているのか?」




 鉄雄は呆れるしかなかった・・・




そう、何言ってんだ?この駄魔王先輩は


これだから、自己中の理不尽な輩は・・・と


相手するだけ無駄だなと


リルに向くと




「リル、俺が行くべき場所があるんだろ?」




リルは「はい。」と頷き




そして、リル・鉄雄・胡桃・茜の4人は転移していくが




「テ・・・・・」




 アリスの言葉は、相手に届くことなく


残されたアリスは静かに口を閉じた。




 そして、蓮も機嫌が悪いが


初めから、宮守と鎧女に期待はしていなかった。




《仕方がないが、まぁいい、お前らは先に行け!》




 蓮の命令で、アロンテック達5人の悪魔はその場から飛び立った


残ったのは1人の悪魔、名前は【ステイロン】


その姿から女性の悪魔である。




《ねぇ~ティアンガ


 よかったわね、強くなった力が試せるわよ~~。》




《な・・・なんのことだ?》




《聞いてなかったの?


 ティアンガ、貴方は、これから【聖獣・ベヒモス】とタイマンするのよ。》




《き・・・・きいてないぞ!!!》




 そう、ティアンガは、日本語が分からない


そして、誰も話を訳して伝えていなかった。




 ティアンガの必死そうな顔を見て


ステイロンはとても嬉しそうに笑うと


《そう。


 それは良かったわね、死ぬ前に、聞けて。》




《いやだぁぁぁっぁあああああああああ》




 ティアンガは本気で逃げ出すが


ステイロンから逃げれる訳もなく


後ろから背中を蹴られ


地面を20mは転がり


その激痛にのたうち回るも


ステイロンに右足首を掴まれ


そのまま連れ去られるのだった・・・。




そんな事を気にもせず


蓮は残った3人に向けて


「さて、俺たちも移動するぞ」と


ミカの転移で谷の下へと降りていく。




 降りてみれば


谷ではあるが


谷底の幅は10キロ近いのだ


あまり谷とは感じない場所でもあった。




 蓮はある黒い岩らしきものを指差すと


「あれが、目的の肉だ!」




まだ、かなりの距離があり


アリスは、それに視線を合わせると




「あれが、ベヒモス?


 なにが・・・牛より少し大きい程度なのよ


 まるで、でっかいクジラじゃない・・・


 あのメガネ、バカじゃないの?


 まぁ・・・いいわ


 あれが、ベヒモスなら


 ベビーモスは・・・鯨の赤ちゃん?程度かしら


 まぁ、多少は小さいでしょう・・・。」




蓮は鼻で笑う。




「何を言ってる


 あれが、ベビーモスだ


 魔王級の聖獣があんなに小さい訳が無いだろ


 聖獣となったベヒモスは、全長で2キロ近いデカさだぞ!」




「はぁ~~~?????」




そんな時、渓谷の先で、大きな爆発音と地響きが起こる。




「あっちも始めたな


 こっちも行くぞ!準備しろ」




そして、ミカの転移で一気にベビーモスに近づく




そう、近づくことでわかる事もある




アリスは知ったのだ、ベヒモス・・・・が何たるかを・・・


クジラ?・・・そんな生易しい大きさではなかった。




 その姿は巨大な【ゾウ】


いや全身を覆う毛が有る事から【マンモス】に近いと言える


そして、生後1年以内の、ベビーモスと言えど


その高さは50mはあり


長く垂れ下がる鼻と、突き出る2本のキバは少なく見積もっても30mはある。




 最大のクジラと呼ばれる【シロナガスクジラ】の大きさが30と数メートル


そう、クジラの大きさなど、ベビーモスの鼻の長さ程度だった。




 アリスは、唖然とする


先日みた、ストーンゴーレムが、オモチャだと思えるほどの


ベビーモスの大きさは規格外だった・・・。




蓮は、地味に震えているフォーに声を掛けた


「おい、黒いの!」




「な・・・何度も何度も


 わ・・・我の名前は【フォー・フレイヤ】でありんす!」




「ふん!使えないダークエルフなんぞ【黒いの】で十分だ!」




「つ・・・使えないとな!!」




「あれは、肉を取る為に倒す!


 それを踏まえて魔法を使え!


 それくらいの知能はあるんだろ?


 なぁ、黒いの?」




その、いやらしい言い回しに


フォーは怯えより、苛立ちを募らせる。




 シオンを主とした時から


その全てを主に捧げたが


それでも、心のどこかに


ダークエルフとしてのプライドがまだ微かに残っていた




「ダークエルフ族をバカにすんなまし!


 そしていつか、魔王を超える我を


 我が主シオンの嫁として、恥ずかしくない力を


 元魔王のヌシに見せてやるでありんすよ!」




 そして、シオンと並び立つ為に


この、元魔王【雷帝・レイ】を超えてみせると


言い切ったのだった!


(内心はビビりまくりだが・・・。)




 蓮は、その威勢がどこまで続くか・・・


そんな事を考えながら


目の前に鎮座する【肉】を見据えると




 ニヤリと笑い


右手に持つ【龍喰 (りゅうばみ)】を肩に担ぎ


声を張り上げ、開戦の狼煙を上げた








「さぁ、狩りの時間だ!」








 ミカは、空を飛び【七星】を振り回し、笑うように魔法を使う!




 蓮はこの世界の魔法を惜しみなく使う


空中に漂う魔素を糧に、中級雷精霊を呼び


全身に纏う雷の外装を始めとする電撃の翼を使い空を駆け


電撃の雨を降らす!




 フォーは、いつでも強力な魔法を使えるように


魔力を循環させ、より高密度になるよう魔力を練り上げていく・・・。










 一方、鉄雄達はある山の上空に転移していた。






 

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