続・雀荘で雀牌喉に詰まらせて異世界転生した俺が
もう書きたくないです
「狼は倒したが・・・・」
ふと隣の少女が横たわっていた
(やれやれまいったな・・・気絶してしまったか)
それもしょうがない、狼に襲われたうえ目の前で謎の爆発を見せられたのだから
俺が同じ立場でもぶっ倒れるに決まってる
(流石にここにずっといるわけにもいかないしな・・・)
周りを見渡すと何か建物らしきものが見えた
(あの村の娘かな、聞いてみるか)
ほどなく歩いて村に着いた
向こうからは見えなかったが土地は痩せこけ、町の人もほぼいない
(はたしてこの村は生きているのだろうか?)
活気がない街に疑問を思っていると男性が焦った様子で戸惑っていた
「あのーすいません」
男性「珍しい、旅の方ですか?」
「それとまさかそこで抱かれているのは・・・」
「この娘をご存じですか?」
男性「は、はい・・・私の娘ですが、なぜ・・・?」
「狼に襲われていたところを助けたのですが、どうやら気を失ってしまったようで・・・」
男性「狼に!?怪我がないようでほんとよかった・・・」
「ありがとうございます旅のお方、先ほどから何か嫌な予感がすると感じておりまして」
「それよりこの村にはとても活気が感じられないのですが、何があったのですか?」
男性「去年の終わりからでしょうか、徐々に土地が痩せこけ作物が育たなくなってしまったのです」
「それからというもの王国に拳上する作物はおろか、自分たちの食べるものすら困窮するようになってしまい・・・」
「段々と町が活気を失い、廃村のような場所へと変わっていきました」
「なるほど、つまり土地に恵みを取り戻せば問題は解決するのですね?」
男性「え、ええ・・・ですがそう簡単には」
(なるほど・・・じゃあこれでいけるかな?)
「 緑 一 色 ! 」
俺がそう唱えると徐々に俺の付近から草木花が生い茂り、茶色い地面が緑へと変わる
痩せこけていた畑もあっという間に栄養豊富な土へと変化を遂げた
男性「な、なんと・・・」
「あなたは・・・一体・・・?」
「俺はどこにでもいる雀士、渡井 土肥穂だ」
男性「なんと・・・トイトイホーと?」
「あ、ああ・・・そうだが」
男性「なんということだ・・・ついに・・・」
「な、なあ あんたの娘にも同じような反応をされたんだが何かあるのか?」
男性「ああ申し訳ない、実はトイトイホというのはここら近辺の領土ではとても有名な方の名前でして」
「海が荒れ、大地が裂け、人々が死を覚悟したあの伝説のスーカンナガレという災害を救ったのですよ」
「とても常任には理解できない術を使ったとかで詳しく何も記されていないのですが、唯一トイトイホという名前だけは現在まで語り継がれております」
「そんなことがあったのか・・・それで・・・」
男性「ですがあなたも同じような術を使いました、もしやご子孫の方とか・・・?」
「悪いが心当たりはないな、偶然じゃないか?」
男性「そうですか・・・残念です」
「ところでまだこっち側の世界についてあまり知らないんだが、何か学べるところとかないか?」
男性「かなり遠くの方から来たのですね、それでしたら王国へ行くといいでしょう」
「城下町に図書館あったはずです、そこでなら色々と学べるでしょう」
「それと後で村長にこの話をさせていただきます、もしお時間があればまたお立ち寄りください」
「村人一同おもてなしさせていただきます」
「そうか、ありがとう行ってみるよ」
そうして俺は王国へと一人旅だった・・・
ーーーーーーーーーーーー一方その頃ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
???「親方様、例の異世界人を発見しました」
???「そうか、ご苦労」
「この世界を救いに来たか・・・トイトイホ」
「だがそう簡単にはいかんぞ・・・このチャンタ様がいる限りはな!」
多分また欠かされます