お盆でーす。
今日から3日はお盆です。我が家の仏間のお写真撮影しょうかー!きっと『ご先祖様うじゃうじゃ』←なんか映りそうですよ。しゅぅ〜〜〜ドロドロドロ。
我が家は精霊棚を仏壇の前に設置し、夏ゴザの上に位牌を並べておまつりします。塗のお盆の上に夏野菜、果物お菓子をお供えをいたします。しかし!山から取ってくる必要があるお品が……。
『なりもの』です。青い柿と、イガグリを枝をへし折って来なくてはいけません。何時もならその辺りで取るのですが、今年は長雨でどこもここも鬱蒼としています。
まーむーしー ~>`)~~~←血清あると聞いた。
やーまかーがしー~>`)~~~←血清ないと聞いている。
私は町育ちですので、毒蛇と蛇との区別は、よくよく観察しないとわかりませーん。蛇はヘビだ!と話すと、ご近所爺さんからは、山に絶対行くな!と言われております。
ヘビに咬まれたら……毒が回った場所が、蛇柄になるのですよ。その輪紋模様が、心臓に向かって広がると教えてもらい、Σ(゜∀゜ノ)ノキャー怖!イヤー!
なので蛇を見つけたら、即座に頭部を棒でぶっ叩く!旦那様のお役目です。朝からシトシトと小雨降るお盆の初日、絶好の蛇さんご対面日和……。
「雨が上がった隙間に行ってくら!」
手に棒を持ち!その間に私は、旦那様に刈られない様にしていた、女郎花や桔梗や花魁草諸々を採集してきます。今年は長雨で花つきが悪……。しかし買えばお盆値段でうっほー!な値段……。
ご近所空き家のお宅から、少し前に戻られていた娘さんに、盆花分けてー、と前もって了解を得てたので、少しばかり花を頂いて、なんとか成立。
「ほれ、精霊箸(ミソハギ)も取ってきたぞー。刈萱は、貰ってきた」
旦那様が刈払機で刈るので、刈萱が育たない我が家。代わりにしょうろばしは、ワサワサと有るので、物々交換です。旦那様、貴方の御母堂様に、奇数枝づつと教えてもらいましたが、ひと枝で良かったのでは?
三つづつだと、お盆の上から葉っぱばっかりですよー。野菜が小さいからまあいいか←
お盆の上に根付きの里芋の葉っぱ。夏野菜数々、今年は足らずは買いましたよ。茄子は今からなのですよ。もう!太陽どこ!トマト青すぎてご先祖様に怒られそうなので、買いましたよ。太陽どこ!
ポテトチップスのり塩とアンパンが、お姑さんの好物でしたのでお菓子に必須。ちなみにお舅さんは、いかり豆がお好きとお聞きしてます。私が嫁に来た時には、病気で在宅介護でしたが、あんこが嫌いと言ってましたねー。
姑さんはあんこ好きなので、お前の好きなのが多く供えられとると、言われそうです。喧嘩しないようお願いしておきましょう。
三日間は仏様を、お・も・て・な・し・しなくてはいけません。昔はスベリヒユのおひたしとか、お盆の精進料理を作りましたが作っても、お下がりが粗末になるので、今はほうれん草で代打をしてます。
今宵はお団子をつくるのです。寝る前にお茶を沸かして淹れて、お供えするのです。勿論、多めに丸めて砂糖ときな粉をあしらったそれを食べるのは当然なる行動……。(´・(oo)・`)
揚げに、お麩、ゼンマイに、こんにゃく高野豆腐に干し椎茸、蓮根、かぼちゃ、煮物を作るのもお盆ですね。お膳をこしらえるのですよ。この暑いのに3度3度ご飯と味噌汁……。
しかし!故人の好きだったものを、供えたらいいよとお寺さんからお聞きし、数年前から朝ごはんはパンだったお舅さんとお姑さんに、トーストとコーヒーと野菜サラダになりました(^o^)/
お姑さんは、ハイカラでピサトーストがお好きだったのですが、流石にチーズとベーコンはアカンな……マーマレードにしておこう……。マヨネーズ、ないんかいなと言われそうですが。ゆで卵も無い←ムリムリ。
明日の昼はおそうめんで、夜はお膳をつくり、翌日早朝に、朝ごはんとお弁当の赤ご飯のおにぎり。今は便利な時代になり、小豆も赤ご飯用ってのがある。もち米を混ぜて作ります。後で食べるのでもち米入りのが美味しい。
ご先祖様送るのは我が地域は超!早朝なのです。薄モヤががかる時間になると、キンキンと鐘を叩く音が響きますよー。何でも山の中なのです。一番にあの世に向かい流れるとか、下流域になるほど夕方になります。面白いのです。
お供えは、自然に戻るものだけ、川の中に作った石場において帰ります。昔は護岸工事がされてなくて、私も川辺に行けましたが、今はムリムリ、一度降りたら登れません←上から手を合わせて鐘を叩く係。
大昔、旦那様が汚れなき悪ガキの頃、ぶどうや林檎も置いて帰る盆。明けで川に泳ぎに行き、役目を終えた冷え冷えの果物を食べた夏の終わり。
今はカラスが食べている。
川遊びをする子らの姿も、見なくなってから随分になる。危ないから、川には行っては行けないそうだ。泳ぐのはプール。
贅沢な時代になったな。と笑う現在。