一緒にしないで
触れて
冷たさに触れて
滑らかに滑って
そのまま
最後まで堕ち行く
愕然となる
日々の合間の放電は
命の尊さを
ジャイアントスイングしながら
降り立つ
単語にすれば
事故の二文字
意識の外側からやってくる
逃れられない現実を
嘘で塗り固めたかった
ポツンとした部屋の
真ん中で待つ実体
白を基調とした
青白い君と
青白い僕が出会う
隠された身体の
部分的損傷と
生きてた姿が重なるから
吐き気がした
心情の変化に
身体が追いつかなかった
死にたかった死体と
一緒にしないで
生きたかった死体は
そう呟く
死にたかった死体と
一緒にしないで
生きたかった死体は
そう叫ぶ
死にたかった死体と
一緒にしないで
生きたかった死体は
そう言って
生きてる人に
伝えている
静寂となる
日々の合間の行方は
命の尊さを
ハンドスプリングしながら
降り立つ
単語にすれば
四十九日の四文字
意識の内側からやってくる
逃れられない虚無を
違う現実で埋めていた
シンとした部屋の
真ん中で座る自分
白を基調とした
白い箱の君と
青白い僕が生活する
隠された君の
小さな優しさと
生きてた姿が重なるから
何も出来なかった
状況の変化に
心情が止まっていた
死にたかった死体と
一緒にしないで
生きたかった死体は
そう呟く
死にたかった死体と
一緒にしないで
生きたかった死体は
そう叫ぶ
死にたかった死体と
一緒にしないで
生きたかった死体は
そう言って
生きてる人に
訴えている
失った人達の集まりは
分けられているのかもしれない
一緒にしないでの声は
必ずある筈で
生きている人間の都合で
一纏まりにしてはいけない
死んでる人間の生き様で
事柄を見つめなければ
僕等は
安心して死体になれない
死にたかった死体と
一緒にしないで
生きたかった死体は
そう呟く
死にたかった死体と
一緒にしないで
生きたかった死体は
そう叫ぶ
死にたかった死体と
一緒にしないで
生きたかった死体は
そう言って
生きてる人に
伝えている
生きてる人に
訴えている
生きてる人に
託している




