彼と彼女
俺、新木真は人間が嫌いだ
あまりに率直故に人間大好き共から苦情が来そうだ
なので説明したいのだが、まず前提条件から分かってもらわないと説明もクソもないだろう
俺は人の心が読める。超能力や妄言ではない
例として、いたって普通の人間を想像してみよう。
その人間は生きているだけで色んな情報を生み出している。
声の高さ、呼吸の深さ、顔の表情、肩の位置、両腕の動き、手の開き具合、歩き方、歩幅などなど
その全てが心と直結しており、それを見ることで相手の感情や心の声が分かってしまうのだ
似たようなものでは音で空間配置が分かるエコーロケーションがあるだろう
さて、前提条件を説明したところで理由に移ろう
まず、高校1年まで人間の心を覗いて分かってしまったことは一つ
【人間常に嘘を重ねる】
とりあえず、高校生までの人間が一度も嘘を吐いたことがない人間などこの世に居ない。
特に友人関係などそうだ。人間はグループを作り、その中で遊び、飯を食い、駄弁る
その中で確実に一度は文句や、苦情が出る。しかし、今の関係性を保ちたいから相手に合わせ、心にもない嘘を吐くし、したくもない行動をする
恋人同士でもそうだ。彼氏と好きなことが同じ彼女は居ない。彼女が活字人間だとしても彼氏がそうだと限らない。彼氏がアニメ好きだから彼女が好きだと限らない
かくして、2人は相手に合わせ嘘を吐く
家族でもそうだ。家庭には大黒柱と呼ばれる人物がいて、大黒柱が決定権を持っている。大黒柱がキャッチボールがしたいならするし、買い物をしたいなら荷物持ちをさせられる。そこに確実に不満がある。不満を黙っていれば嘘は吐いていないと思い人物は間違いだ。不満を隠して何もないと自分を騙すことも嘘である
このように人間とは嘘を重ねる生き物であると断言する
だから人間が嫌いなのだ
じゃあ、心を読まなければいいと思うだろうか?
結論、無理だ
心を読む力は見ていれば、聞いていれば、触れていれば勝手に情報を流してくる。オンオフ出来ないのだ
どうしてもこの力を消すときは
目を潰し、鼓膜を破り、舌を切り、四肢を切り落とし、感覚神経を全て除く他ない。無論断固拒否する。というか、それ生きているって言えるのか?
と、まあさほど長く語っていないが俺が人間が嫌いな理由
そして俺の人格について分かっていただけただろうか?
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私、清藤春音は人間が大好きだ
むしろ、人間が嫌いな人物なんているのだろうか?
念のため説明しておこう
よく、好きだと思う瞬間は喜びを分かち合えた瞬間
例えば友人関係、友達とテスト勉強をしていい結果を一緒に取れたら嬉しいし、幸せ。一緒にゲームして勝ち負けを競うのも楽しい。それは友達が居ないと出来ないことだ
まだ、誰とも付き合ったことはないが恋人と一緒にいる人達も素敵だと思う。相手が喜ぶことを考えるだけで楽しいし、それをして実際に喜んでもらえたらとても嬉しい。逆にされたら、する時以上に嬉しいと思う
私にはお父さんがいる。何時も優しくニコニコ笑っている人で頭を撫でられると、とても幸せ
お母さんが亡くなって時は何時も家にいたが、最近また家を空けることが多くなった。とても寂しいけど、生活費を稼ぐために頑張ってくれていると思うと仕方ないと思う
そんなお父さんだけど剣術を教えてくれる時はとても厳しい。だけど、それだけ真剣に教えてくれていると思うと有難い。だって私が剣術を習う理由はただ1つ
目に見える全ての人を助けるため。それが私に出来る唯一の人々への恩返しだと思うから
全ての人が幸せで安全で居られますように。それが私の願い
作)さあ、始まりました!満を持して約半年間かけて書き貯めた小説投稿だ!ひゃほぉー
真)黙れ、ウザい、死ね(殺意)
春)ストップストップ!紹介終わってないからちょっと待って!
作)ここでは作者が考える分かりにくいと思うところや、感想欄に書かれた質問や、雑談を書いていこうと思います!
真)おいこら、すげースルースキルだな。おい(ジャキン)
春)え!?それはやり過ぎ!あ、ああ!ヤバイ収集着けるので今回はここで終わり!またね!