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しるし2(詩集)

濡れる

作者: さゆみ


黒光りする滴った未知

ヘッドライトが透ける


やわらかく濡らす

どこまでも雨


グニャリと沈む

眩暈起こすように


転ぶ水玉ドットドット

軋む足下モットモット


繋ぎ目のない雨のライン

時折銀の息を吐くように弱る



きょうは空を見れないから



傘の中で籠る影

浸透しない上澄み

あなたはだあれ

雨の中で浸れない

跳ねかえる音

わたしはだあれ


紫黒にすり抜ける雫の道

時折揺らぐ水たまり


美しく照らす

あてもなく雨


バシャリと飛沫舞う

目を覚ますように



きょうは空を見れないから






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