≪ あ ≫
○【水直鋼力】
――水は万能だ。変幻自在に形を変えて、どんな武器にでも豹変しうる。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:ボスモンスター“大いなる水禍”100体の討伐報酬
●分類:《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《属性付与》《攻撃変化》
●属性:《物理属性》《水属性》
●効果:このスキルは、自分の【水直鋼力】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、自分は以下の攻撃属性[打撃属性/切断属性/刺突属性]から1つを選び、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動後、自分の《水属性系統の属性》を持つ事象水攻撃が発生する場合、その攻撃に選んだ《攻撃属性》を付与し、その攻撃は付与した属性に応じて以下の形状に変化する。
¶《打撃属性》が付与された事象水攻撃は『球を象った不定形の水塊』の姿に変化する。
¶《切断属性》が付与された事象水攻撃は『長剣を象った不定形の水塊』の姿に変化する。
¶《刺突属性》が付与された事象水攻撃は『長槍を象った不定形の水塊』の姿に変化する。
この効果は、元々の《攻撃属性》に選んだ属性が含まれている《事象水攻撃》には適用されない。
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○【断末覗き魔】
――その鏡には、犠牲者が最期に見た光景が刻まれるという。
●前提:装備条件[Lv.500以上+主装備スロット:対人狙撃銃系武器]
●習得:アクセサリー〈*緋色の十字鏡〉の装備
●分類:《付加スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《情報収集》《情報保存》《盗視》
●属性:《情報属性》
●効果:このスキルは、自分が《狙撃用照準器》を用いて他の存在個体の素体を視認している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する《狙撃用照準器》の照準を用いてその《照準視野》内に存在する存在個体1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>固有ウィンドウ『PEEPING EYESIGHT』を展開し、対象となった存在個体を捕捉する。
¶『PEEPING EYESIGHT』は捕捉した存在個体の《視覚情報》を映像として30秒間表示し、記録する。この効果で記録された映像データは自分のアーカイブ内の指定フォルダに《一時データ》の名前で保存され、以下の条件[●自分が『PEEPING EYESIGHT』を終了した場合●自分の所在フィールド情報が更新された場合]のどちらかを満たした場合削除される。
※備考:スコープ越しに見えている他者の視界を覗き見るスキル。目に当たる光学的な視覚器官を持っていれば機械等が相手でもその視界を覗くことができるが、その性質上視覚を持たない相手を対象に指定しても意味はない。記録した映像データは随時巻き戻しや一時停止等一般的な再生操作も行えるが、長期的に保存することはできない。
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○【狭小な自己領域】
――他人の領域を踏み荒らせば、苛烈な反応が返ってくる。当然の話さ。
●前提:装備条件[Lv.1000+称号“上限討伐の到達者”他]
●習得:防具〈*心羽衣・依代〉一式の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《体力弱化》《ダメージ》
●属性:《条理属性》《神性属性》《魔性属性》
●効果:自分の体力値がその上限値の80%以下になった場合、以下の効果を発動する。
>自分の体力の上限値を[=自分の体力値]に設定する。その後、自分の周囲半径2m圏内に存在する自分を除く全てのプレイヤーに[=この効果で変化した体力の上限値の数値の差分]のダメージを与える。この効果で変化したステータスは、自分の所在フィールド情報が更新された場合元に戻る。
※備考:近距離の白兵戦において敵の体力の優位差を一方的に規制する極めて凶悪な効果を持つ理不尽なスキル。巨塔第500層『非現実の終着境界面』のボスモンスター〔幻影龍トゥルース・インテント・ドラゴン〕の素材を用いた防具の付加スキルで、装備条件に含まれる称号“上限討伐の到達者”はLv.1000以上のボスモンスター5種類の討伐報酬として獲得することができる。
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○【人形なれど傀儡に非ず】
――己を道具と自覚していても、傀儡として他人の意図に操られるわけもない。
●前提:[アプリコット]のみが唯一保有可能
●習得:不可能
●分類:《ユニークスキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《条理統制》《条理干渉》《制限緩和》《空間転移》《情報保存》
●属性:《システム属性》《不可侵属性》《特殊属性》
●効果:このスキルは、プレイヤーID[Apricot_jamming3779]のプレイヤーのみが保有することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果から1つを選んで適用する。
>自分は《所属ギルドのギルドハウス・ロビー》に空間転移する。
>自分は《所有ホームの拠点玄関》に空間転移する。
>この効果は、自分が《所属ギルドのギルドハウス》内または《所有ホーム》内に存在する場合にのみ選ぶことができる。自分は指定可能な《種族》から1つを選び、効果処理時の自分の《種族データ》をアーカイブ内の指定フォルダにその種族と同じ名前で保存する。その後、自分に適用される《種族データ》は選んだ種族に対応したデータに変更され、自分のレベル・ステータス及び種族に基づく全ての因子情報はそのデータに応じて再設定される。この時、選んだ種族に対応した《種族データ》が自分のアーカイブ内に存在しない場合、適用される《種族データ》は新しく作成される。
●特殊効果:以下の効果を常時適用する。
>自分はシステム上《特級鑑定職人》及び《特級修復職人》として扱われる。
¶《特級鑑定職人》は自分が効果で《鑑定》処理を行う場合、《不可侵属性》を持たない全てのアイテム・オブジェクトをその効果の対象に指定することができる。
¶《特急修復職人》は自分が効果で《修復》処理を行う場合、《不可侵属性》を持たない全てのアイテム・オブジェクトをその効果の対象に指定することができる。
※備考:FO開発者の一人であり、最年少のメンバーとして可愛がられていた[アプリコット]に与えられた特権的なユニークスキル。限定的ながら便利な空間転移効果に加え、通常のプレイヤーでは不可能な同一キャラクターのままで別種族への転生プレイを可能にする破格の能力を持つ。ただし、変数種系種族の模倣演算能力とは異なり各種族のレベルや自由振分ポイントの配分状況、種族固有の資質・スキルの習得状況等それぞれの育成度は独立しているため育成は個別で行う必要がある。ちなみに、転生プレイ自体は通常のプレイヤーでもログイン時に同じアカウントの別のキャラクターデータをロードする形でほぼ同じことができたが、DO移行後にはそれができなくなってしまった。
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○【楽園追放】
――御主人様の用命あれば、私は何処にでも馳せ参じましょう。
●前提:特定NPC[Eve the Android Hadaly]の所有
●習得:巨塔第350層解放済み(『NPC戦闘介入システム』解放済み)
●分類:《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《機械召喚》《空間転移》
●属性:《物理属性》《空間属性》
●効果:このスキルは、自分が特定NPC[Eve the Android Hadaly]を所有している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するNPCの魔力を消費して以下の効果を適用する。
>その場に[Eve the Android Hadaly]を召喚する。この時、既に自分と同じ空間内に[Eve the Android Hadaly]が存在する場合、代わりにそのNPCはその場に空間転移する。
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○【極光の抱擁】
――そこに込められた光はきっと貴方を守ってくれる。
●前提:各防具の装備条件次第
●習得:該当する防具を装備する
●分類:《付加スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《加護》《被撃軽減》《威力強化》
●属性:《霊象属性》《加護属性》《光属性》《聖光属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分に霊象加護《極光の抱擁》を付与する。
¶《極光の抱擁》で、自分の素体に『身体を覆うような淡い光』の姿の光源系表現効果が発生し、その周囲をわずかに明るく照らす。この効果で発生した表現効果が存在する場合、自分が《闇属性系統の属性》を持つ攻撃・効果で受けるダメージを5%軽減し、自分の《光属性》または《聖光属性系統の属性》を持つ攻撃の威力が5%増加する。また、自分の周囲の環境属性に《暗闇》が含まれている場合、その周囲半径3m圏内に『白い靄のように漂う光』の姿の光源系表現効果が発生し、その周囲をわずかに明るく照らす。
※備考:光源としての能力は低めだが淡く弱い光は幻想的で目にも優しく、適度な探索や戦力的に余裕のある戦闘のお供としては人気が高い。
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○【神風の守護】
――もっと高く、もっと速く、何よりも先へ飛んでいけ。
●前提:各防具の装備条件次第
●習得:該当する防具を装備する
●分類:《付加スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《能力強化》
●属性:《特殊属性》《飛行属性》《風属性》
●効果:自分が素体の《飛行翼》または装備品の《飛行翼》機能を用いた《飛行》状態の場合、以下の効果を適用する。
>自分の《敏捷性能》が35%増加する。
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○【針丘地療】
――一針、二針、三針、四針。君は何本打てば動けなくなる?
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:《針属性》を持つアイテムを用いてボスモンスター10体の体力を0にする
●分類:《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物体生成》《拘束》
●属性:《物理属性》《針属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲半径2m圏内に“転倒”デバフが付与されている敵が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する敵1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となった敵の直上に《針属性》を持つ『細く短い金属の串』の姿の小型の金属系スキルオブジェクト《贖罪の鉄串》を64本生成する。
¶《贖罪の鉄串》は《地表面》との接触によって《攻撃判定》が発生する場合、その物理的な性質を無視して突き刺さる。
その後、《贖罪の鉄串》は対象となった敵の装備品の《外縁部分》に誘導されるように落下し、その装備品のみを地面に縫い付けるようにその敵に対する《拘束》を行う。この《拘束》を受けた存在個体は物理的な実体干渉による強い《行動阻害》効果を受ける。
※備考:串状の金属系オブジェクトである贖罪の鉄串を用いて敵の戦闘服や軽鎧を地表面に縫い付ける拘束スキル。針は自動的に敵の素体を避けてくれるため傷付けることなく敵を無力化する手段として用いられるが、針自体はただのオブジェクトであるため金属鎧等の針より硬い装備に対しては無力である。
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○【意の射る儘に】
――その弓から放たれた矢はあらゆる障害をものともせず駆け抜けた。
●前提:装備条件[Lv.420以上+巨弓熟練度300以上]
●習得:巨弓〈*古代弓レライエ〉の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《弾体付与》《弾道干渉》
●属性:《魔性属性》
●効果:自分が装備している《弓系統の武器》を《抜刀》状態で把持している場合、以下の効果を適用する。
>自分が適用条件に該当する武器を用いた《射撃属性》を持つ攻撃に《減衰無効Ⅲ》《精密射撃Ⅲ》の追加効果を付与する。
¶《減衰無効Ⅲ》の追加効果で、発射された弾体の飛距離と比例して増加する速度減衰を[60~95]%軽減する。この時、適用される効果倍率の実効値は効果処理時にランダムに決定される。
¶《精密射撃Ⅲ》の追加効果で、発射された弾体の空気抵抗や重力・自然風等の周囲の環境条件の影響で発生する弾道の変化を[60~95]%軽減する。この時、適用される効果倍率の実効値は効果処理時にランダムに決定される。
※備考:巨塔第145層『旧き悪魔の祭殿』のボス〔旧弓神レライエ〕のレアドロップ武器に付加された強力な射撃補助スキル。
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○【水薙ぎ鳥】
――水は命を育むだけじゃなく、刈り取ることだってできてしまう。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:第2位階以上の水属性系統の属性を持つ魔法20種の習得
●分類:《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《武器生成》《水》
●属性:《物理属性》《水属性》
●効果:このスキルは、自分の【水薙ぎ鳥】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の手元に《水属性》を持つ『事象水で形成された薙刀』の姿の薙刀型の事象水系スキルウェポン《水薙ぎ鳥》を1本生成する。
¶《水薙ぎ鳥》は自分が装備している《薙刀系統の武器》として扱われ、自分を除く他のオブジェクトとの接触によって《攻撃判定》が発生した場合、そのダメージ計算処理後に《自壊》する。この効果で自壊した《水薙ぎ鳥》は同じ体積を持つ《事象水》に変化して周囲に飛散し、その場に残留する。
※備考:魔法より迅速に大量の水を撒く手段として有用視されている。
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○【水霊希環】
――おいで、水の精霊さん。邪魔な火柱を消し飛ばしてちょうだいな。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:水精霊系の精霊存在との契約
●分類:《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《精霊召喚》《儀式》
●属性:《精霊属性》《霊象属性》《儀式属性》《水属性》
●効果:このスキルは、自分の【水霊希環】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の指先に《霊水属性》を持つ『浮遊する小さな水流』の姿の小型の精霊系召喚獣《愛し水霊》を1体召喚する。
¶《愛し水霊》は《自律駆動》状態で空間内を浮遊するように周回し、召喚者の命令または自発的に周囲に存在する《事象炎》を捕捉して『霊象水の放水』を介した干渉儀式《鎮火の儀式》を行う。
¶¶《鎮火の儀式》で、《愛し水霊》に捕捉された《事象炎》は完全に消滅する。
その後、《愛し水霊》の召喚は解除される。
※備考:愛し水霊は人の指先サイズの水精霊だが、消火の際にその身体を構成している水を用いているわけではないため同時に消滅するようなことはなく、山火事のような大火でも独立した一個の炎であれば一瞬で鎮火することができる。
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○【未必の故意】
――緊張感のない戦いもたまにはいいだろう。かといって油断は禁物だ。
●前提:なし
●習得:熟練度が100以上の武器カテゴリを2種類保有
●分類:《基本スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《被撃無効》《損耗軽減》
●属性:《無属性》
●効果:このスキルは、自分が素体の手で《自分を含むPTメンバーが抜刀状態で把持している武器》に接触している場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動条件に該当する全ての武器に《未必の故意》の追加効果を付与する。
¶《未必の故意》の追加効果で、付与された武器を用いた攻撃で発生するダメージ計算処理は無効になり、その武器の耐久値が受ける損耗は50%軽減される。
この効果で付与された追加効果は、付与された武器が《納刀》状態になった場合破棄される。
※備考:演習・訓練で非常に有用なスキル。基本スキルであるため市街エリアを始めとする比較的安全な場所でしか使用できないが、痛覚や耐久値には影響がない仕様から安全を確保した上で極限まで実戦的な戦闘訓練を行うことができる。
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○【瞬間加速】
――熟練者のそれは最早言葉より先に手が届くそうだ。
●前提:装備条件[特別訓練(機動戦):920点以上》
●習得:アクセサリー〈*瞬動のピアス〉の装備
●分類:《付加スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《バフ》《挙動加速》
●属性:《無属性》
●効果:このスキルは、自分に“加速”バフが付与されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分に“加速”バフを2秒間付与する。
¶“加速”バフが付与された存在個体は全ての《動作》の挙動速度が300%増加する。
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○【攻暴一体】
――攻撃に必要なのは膂力だけじゃない。攻撃する意思がそれを実現する。
●前提:各防具の装備条件次第
●習得:該当する防具を装備する
●分類:《付加スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《能力強化》
●属性:《無属性》
●効果:自分が《交戦》状態の場合、以下の効果を適用する。
>自分の《物理攻撃力》《特殊攻撃力》が30%増加する。
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○【攻許不能】
――武器を持つなら気をつけることだ。それは手段であってお前の強さではない。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:第3位階の雷属性系統属性を持つ魔法1発のみで機械系ボスを討伐
●分類:《ユニークスキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《放電》《行動強制》
●属性:《物理属性》《雷属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲半径10m圏内に《武器を把持している敵》が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する敵1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となった敵の周囲半径1m圏内に《雷属性》を持つ『青白い索状電流』の姿の事象電流攻撃《攻許不能》が発生する。
¶《攻許不能》は効果範囲内で放射状に拡散し、接触した敵に《物理属性》《雷属性》の《攻撃判定》が発生する。この時、その攻撃でダメージを受けた全ての敵は把持している《武器》をその場に放棄する。
※備考:ダメージは低いものの即効性が高く、武装解除効果としては極めて強力なユニークスキル。ただし、電流をトリガーにしているため雷属性の事象に絶対的な耐性を持つ相手には効果がなく、また相手に武器放棄の動作を強制する効果であるため金属拳等の装着するタイプの武器にも効果がない等、それ故の弱点も多く存在する。
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○【戦慄的短音怪】
――その刃に見惚れてはならない。その一瞬でお前の命は血の露と消える。
●前提:装備条件[Lv.740以上+魔刀熟練度1000]
●習得:伝説級魔刀〈*幻刀・小夜〉の装備
●分類:《付加スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《追撃》《魔力射撃》《魔力切断》《SC管理》《能力強化》
●属性:《魔力属性》《射撃属性》《切断属性》
●効果:このスキルは、自分の【戦慄的短音怪】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分の以下の条件[●自分が装備している武器を用いた攻撃●自分が発動した攻撃魔法]のどちらかを満たす攻撃で敵に対する《攻撃判定》が発生する度に、《このスキルの帰属武器の銃身側面》から《魔力属性》《射撃属性》を持つ『三日月を象ったような湾曲した刃』の姿の攻撃系魔力弾《戦誓白刃》5発を生成し、その敵を捕捉して《追撃》を行う。
¶《戦誓白刃》は捕捉した敵に高速で発射され、接触した敵に《魔力属性》《切断属性》の《攻撃判定》が発生する。
このスキルの発動と持続効果は、このスキルの帰属武器が《納刀》状態になった場合解除される。
●特殊効果:自分が生成した《戦誓白刃》による《追撃》が発生した時、このスキルの帰属武器に限定因子《戦慄的短音怪》を持つスキルカウンターが付与されていない場合、自動的に魔力を消費して以下の効果を発動する。
>60秒間、自分の《追撃》効果で《攻撃判定》が発生する度に、このスキルの帰属武器に限定因子《戦慄的短音怪》を持つスキルカウンターを1個付与する。
¶限定因子《戦慄的短音怪》を持つスキルカウンターは、このスキルの特殊効果が適用されていない場合全て破棄される。
また、この効果が適用されている場合、自分の《物理攻撃力》《特殊攻撃力》は[=このスキルの帰属武器に付与されている限定因子《戦慄的短音怪》を持つスキルカウンター×2]%増加する。
※備考:伝説級魔弾銃〈*夜心の相曲銃〉に付加された、自分の攻撃ステータスが変化した回数だけ武器の攻撃力と装弾数が増加するスキル【静弱の叙浄詩】との併用で凶悪な戦闘能力を発揮する。
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○【完全姿勢制御】
――ACSは生身では不可能な挙動を可能にし、戦闘機動を飛躍的に向上させた。
●前提:各防具の装備条件次第
●習得:該当する防具を装備する
●分類:《付加スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《駆動補正》
●属性:《無属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分はシステムによる《受け身》《姿勢反転》《ノックバック制御》《反動制御》《体幹制御》《陸上姿勢制御》《空中姿勢制御》の駆動補正を得る。
※備考:一部の機械系上位装備に付加されたスキル。
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○【四速演算】
――加速を使いこなすことが戦場で一秒を切り抜ける一つの方法だ。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:ボスモンスター“進化促進演算機”の討伐
●分類:《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《バフ》《挙動加速》《挙動遅延》
●属性:《無属性》
●効果:このスキルは、自分に“加速”バフが付与されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分に“加速”バフを1秒間付与する。
¶“加速”バフが付与された存在個体は全ての《動作》の挙動速度が300%増加する。
この効果で付与された“加速”バフが破棄された場合、自分に“鈍足”デバフを2秒間付与する。
¶“鈍足”デバフが付与された存在個体は全ての《動作》の挙動速度が50%減少する。
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○【君臨せし天剣】
――炎の剣は自ずから回転し、楽園に害為す者を断ち切っていった。
●前提:装備条件[Lv.750以上+魔剣熟練度800以上]
●習得:魔剣〈*聖炎纏う自転の剣〉の装備
●分類:《付加スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《特殊武装》《自律駆動》《デバフ》《生命力干渉》
●属性:《神性属性》《霊象属性》《神炎属性》《聖炎属性》
●効果:このスキルは、自分がこのスキルの帰属武器を《抜刀》状態で装備している場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、このスキルの帰属武器は特殊武装《君臨せし天剣》に変化する。
¶《君臨せし天剣》は《自律駆動》状態で空間内を回転しながら浮遊するように高速で移動し、召喚者の命令または自発的に自分の周囲半径30m圏内に存在する敵を捕捉してその実体を用いた攻撃を行う。
また、この効果が適用されている場合、《君臨せし天剣》の《実体刃》に《霊象属性》《神炎属性》《聖炎属性》を持つ『刃に纏わりついたまま激しく燃え上がる炎』の姿の霊象炎攻撃《智天使の聖炎》が発生する。
¶《智天使の聖炎》は接触した敵に《霊象属性》《聖炎属性》の《攻撃判定》が発生する。この時、その攻撃でダメージを受けた敵に“聖灼”デバフを10秒間付与する。
¶¶“聖灼”デバフが付与された存在個体は《神炎属性》を持つ『立ち上る煙のような火炎』の姿の霊象炎に焼かれ、毎秒その体力・魔力が消費される。
※備考:巨塔第147層『命の木の楽園』のボスモンスター〔自転剣〕の素材を用いたレアウェポンの付加スキルで、剣自体の自律駆動による物理切断に加えて霊象炎による属性攻撃、デバフによる体力・魔力消費の三段構えで非常に高い攻撃性を持っている。元ネタは智天使ケルプの持つ自転する炎の剣。
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○【凶兆星】
――刃を交えるだけで双方が傷付く。戦いとはそういうものだ。
●前提:装備条件[Lv.870以上+大刀熟練度500以上]
●習得:大刀〈*妖狼刀・灼火〉の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《ダメージ》《効果耐性》
●属性:《物理属性》《妖火属性》
●効果:自分が《抜刀》状態で把持しているこのスキルの帰属武器の《実体刃》が他の武器と接触した場合、自動的に魔力を消費して以下の効果を発動する。
>自分に[=物理攻撃力を7200とする攻撃で自分が受けるダメージの数値分]のダメージを与える。その後、発動条件に該当する他の武器が帰属する存在個体に[=物理攻撃力を7200とする攻撃でその存在個体が受けるダメージの数値分]のダメージを与える。このスキルの効果は《被撃軽減》《被撃無効》効果を受けない。
※備考:刃を合わせるだけで不可避の大ダメージを双方に与える強力な火力スキル。効果処理時には互いの防御系ステータスだけを参照するため、自分より格下の相手に対しては高い効力を発揮するが、一方で敵味方の区別どころか自分の武器同士の接触によっても自動的に発動してしまう等、諸刃の剣の極致とも言える危険性を孕んでいる。
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○【巌冥不令】
――怒りに身を任せれば、最早恐れるものはない。
●前提:装備条件[Lv.800以上+魔鎚熟練度1000]
●習得:伝説級魔鎚〈*覚醒大罪魔槌イーラ・サタン〉の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《認識阻害》《デバフ無効》《能力付与》《魔法無効》《スキル無効》
●属性:《特殊属性》
●効果:自分がこのスキルの帰属武器を《抜刀》状態で装備している場合、以下の効果を全て適用する。
>自分の《痛覚》の認識情報が無効になる。
>自分に付与される“怯み”デバフを無効にし、解除する。
>自分がこのスキルの帰属武器を把持している限り、自分が以下の条件[●自分またはこのスキルの帰属武器を対象に指定する●自分の素体を攻撃・効果処理の指向線上に含む●自分の素体を攻撃・効果処理の干渉領域内に含む]の何れかを満たすスキル・魔法の効果を受ける場合、自動的に魔力を消費して特殊能力《憤怒の心頭》を利用する。
¶《憤怒の心頭》で、適用条件に該当するスキル・魔法の発動と効果は無効になる。
※備考:自分を効果範囲内に含んでいるものであれば、他者に対して使用された範囲魔法やバフ・デバフを付与する効果等も敵味方全て無効化してしまう凶悪な空間制圧スキル。自動的に適用される効果になるため、怒りで我を忘れて周りが見えなくなっている間に、気付かない内に魔力切れを起こしている事故もしばしば見られる。
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○【武装介助】
――悪戯好きの双子の妖精が武器を二つに分けちまう方法を知ってたとさ。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:ボスモンスター〔“悪戯好きの双子妖精”メラ&ビリア〕の討伐
●分類:《ユニークスキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《武器生成》
●属性:《魔性属性》
●効果:このスキルは、自分が装備している《上位武器カテゴリ》の武器を《抜刀》状態で把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する武器1本を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となった武器の実体化を解除し、自分の手元にその武器を《原典》として『同じ意匠を継承しつつその半分の大きさの実体を持つ武器』の姿のスキルウェポン《双複対メラビリア》を2本生成する。
¶《双複対メラビリア》は自分が装備している《原典と同じ武器カテゴリの武器》として扱われ、以下の条件[●自分が『悪戯おしまい』の符丁を用いた場合●両方が《納刀》状態になった場合●自分の所在フィールド情報が更新された場合]の何れかを満たした場合消滅する。
¶《双複対メラビリア》はそれぞれ《『原典の名前の末尾に1・2を追加した名前』を持つ武器》として扱われ、原典の耐久値・硬度・属性攻撃力・クリティカル率・切れ味・射撃速度・射撃精度・最大射程・装弾数・武器破壊ボーナスを継承し、重量・物理攻撃力・特殊攻撃力・間合いの半分の数値で継承する。
¶《双複対メラビリア》は原典の《同体武装》としても扱われる。
¶¶《同体武装》として扱われる武器が存在する限り、原典を実体化することはできず、全ての《同体武装》が《損壊》状態になった場合、原典も《損壊》状態になる。また、原典の付加スキルの効果を適用する場合、その発動処理・効果処理において《同体武装》を原典として扱うことができる。
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○【潜在一遇】
――床も壁も愛でさえも、彼女を閉じ込める檻にはなりえなかった。
●前提:[Eve the Android Hadaly]のみが唯一保有可能
●習得:不可能
●分類:《ユニークスキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《境界干渉》
●属性:《システム属性》《不可侵属性》《特殊属性》
●効果:発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分に《地形潜航》の追加効果を付与する。
¶《地形潜航》の追加効果で、自分の素体及び全ての装備品は《地形オブジェクト》及び《フィールドオブジェクト》の物理的な実体干渉を無視することができる。
この効果が適用されている場合、自分の素体が《地形オブジェクト》または《フィールドオブジェクト》に接触している限り、自分はこのスキルの発動と持続効果を解除することができない。
※備考:地形やオブジェクト内への潜航を可能とする強力な移動領域拡張スキル。障害物や地形の構造そのものを無視できるため非常に汎用性の高い能力だが、移動そのものは自分自身で行う必要がある上にオブジェクト自体の性質が変化するわけではないため、オブジェクト内での呼吸問題や高温の溶岩石等の極端な環境を形成するオブジェクトの危険性等不安定な一面を持つ。
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○【哭喜腹令】
――飽食の限りを尽くしたその心は何処まで膨れ上がるのだろう。
●前提:装備条件[Lv.800以上+魔双剣熟練度1000]
●習得:伝説級魔双剣〈*覚醒大罪魔双グーラ・ベルゼブブ〉の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《認識阻害》《能力付与》《物体消滅》《物体破壊》《地形破壊》《生命力回復》《体力強化》《効果無効》《性能強化》
●属性:《特殊属性》
●効果:自分がこのスキルの帰属武器を《抜刀》状態で装備している場合、以下の効果を全て適用する。
>自分の《空腹》《飢餓》の感覚効果が無効になる。
>このスキルの帰属武器を用いた攻撃に《地形破壊Ⅱ》の追加効果を付与する。
¶《地形破壊Ⅱ》の追加効果で、プレイヤーに帰属しないフィールドオブジェクトの物理的な性能値を無視して透過するように破壊する。
>自分がこのスキルの帰属武器を把持している限り、自分の攻撃・効果で《オブジェクト》が破壊された場合、そのオブジェクトを対象に指定し、自動的に魔力を消費して特殊能力《暴食の侭に》を利用する。
¶《暴食の侭に》で、対象となったオブジェクトを構成していたオブジェクトの中で《最も大きい実体》を除く全てのオブジェクトは消滅する。その後、そのオブジェクトの種類に応じて以下の効果を適用する。
¶¶《フィールドオブジェクト》が破壊された場合、自分の《生命力値》がそれぞれの上限値の[1~50]%分回復する。この時、適用される効果倍率の実効値はこの効果で消滅したオブジェクトの《体積》に比例して増加する。この効果処理中、自分の体力がその上限値を超える場合、体力の上限値をその数値に合わせて再設定する。この効果によって変化したステータスは、自分の所在フィールド情報が更新された場合元に戻る。
¶¶《プレイヤーに帰属する装備品》が破壊された場合、その装備品は《損壊》状態になる。この効果で《損壊》状態になった装備品はプレイヤーに帰属する《修復》効果を受けない。
¶¶《存在個体の素体》が破壊された場合、自分に適用されている《その存在個体に帰属する全ての効果》は無効になる。
¶¶《ボスモンスターの素体》が破壊された場合、自分は以下の武器性能値[耐久値/重量/硬度/物理攻撃力/クリティカル率]から1つを選び、このスキルの帰属武器の選んだ武器性能値が[1~50]%分増加する。この時、適用される効果倍率の実効値はこの効果で消滅したオブジェクトの《体積》に比例して増加する。この効果によって変化した武器性能値は、自分の所在フィールド情報が更新された場合元に戻る。
※備考:オブジェクトの破壊をトリガーに4種類の効果を使い分けることができる強力な実体干渉スキル。フィールドオブジェクト及びボスモンスターの素体を破壊した際の効果倍率の最大値は1回につき50%で、大規模な最上位魔法等で該当するオブジェクトを大量に破壊することで一時的にボスモンスターに匹敵するパラメータを得ることもできる。また、ボスモンスターを破壊した場合は3,4番目の効果を両方とも使用することができる。
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○【無力の証明】
――弱きを挫くは強者の業。弱者に課されるは無力の証明。
●前提:各防具の装備条件次第
●習得:該当する防具を装備する
●分類:《付加スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《対モンスター》《刻印》《攻撃付与》《一撃必殺》
●属性:《物理属性》
●効果:自分の攻撃で《自分よりレベルが低いモンスター》に対する《攻撃判定》が発生した場合、以下の効果を発動する。
>発動条件に該当するモンスターとその周囲半径30m圏内に存在する同名のモンスターの素体に『Wを象った魔法陣』の姿のスキルマーカー《無力の烙印》を付与する。
¶《無力の烙印》のスキルマーカーは、以下の条件[●付与されたモンスターの攻撃で自分に対する《攻撃判定》が発生した場合●《無力の烙印》が異なる名前を持つモンスターに付与された場合]のどちらか一方を満たした場合全て破棄される。
●特殊効果:自分の攻撃で《無力の烙印》が付与されているモンスターに対する《攻撃判定》が発生した場合、自動的に魔力を消費して以下の効果を発動する。
>30秒間、自分の《無力の烙印》が付与されているモンスターに対する攻撃に《一撃必殺》の追加効果を付与する。
¶《一撃必殺》の追加効果で、そのダメージ計算処理を無視して体力を全損させる。
この効果でモンスターの体力が全損した場合、この効果の効果時間を初期値に再設定する。このスキルの特殊効果は、自分の攻撃で《無力の烙印》が付与されていないモンスターに対する《攻撃判定》が発生した場合解除される。
※備考:実質的に群れ掃討専用スキル。
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○【身変整理】
――この鎧に込められた加護があらゆる病毒災禍を浄化してくれる。
●前提:各防具の装備条件次第
●習得:該当する防具を装備する
●分類:《付加スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《バフ無効》《デバフ無効》
●属性:《特殊属性》
●効果:自分にデバフが付与された場合、自動的に魔力を消費して以下の効果を発動する。
>自分に付与されている《影響度9以下のバフ・デバフ》を無効にし、解除する。
※備考:影響度10の効果や一部の無効化効果を受けない効果等無効化できないバフ・デバフは存在するものの、非常に多くのバフ・デバフを無効化することができる強力な対デバフスキル。ただし、発動時にバフも自動的に無効化してしまうため、必ずしもメリットだけとは限らない。
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○【塵塊戦術】
――加護も、才覚も、運命も、無数の反応に呆気なく呑み込まれていった。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:モンスター〔惰弱の塵塊〕に敗北し、捕食される
●分類:《ユニークスキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔物召喚》
●属性:《魔力属性》《邪水属性》《闇属性》
●効果:このスキルは、自分がこのスキルの効果で召喚した召喚獣が存在しない場合にのみ発動することができる。発動時、自分の魔力を全て消費して以下の効果を適用する。
>自分の足元から《邪水属性》を持つ『粘性を帯びた灰色の水塊』の姿の魔物系召喚獣《無尽の厄水核》を1体召喚する。
¶《無尽の厄水核》はその場でぶるぶると震えるように分裂を始め、《闇属性》《邪水属性》を持つ『粘性を帯びて蠢く灰色の水塊』の姿の魔物系召喚獣《無尽の英雄殺し》を[2~1000]体変異召喚する。この時、召喚される個体数の実効値はこのスキルの発動処理時に消費した魔力の量に比例して増加する。
¶¶《無尽の英雄殺し》は《自律駆動》状態で地面を這うように蠢きながら徘徊し、召喚者と同名の召喚獣を除く他の存在個体と接触した場合、その存在個体を体内に取り込むように捕食する。
※備考:召喚獣の中では珍しく召喚者の命令を聞く程の知性がないため、大量のスライムによる行動妨害目的で用いられる。
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○【手作業の全自動化】
――見えざる手が本の頁を捲るように、独りでに動き出したんだ。
●前提:種族条件[《超人種系種族》以外]
●習得:プレイヤースキル2000個獲得
●分類:《ユニークスキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《条理干渉》
●属性:《特殊属性》
●効果:このスキルは、自分の【手作業の全自動化】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分は《有意識制御》を用いてパーソナルウィンドウの全ての操作を行うことができる。
※備考:効果は地味だが、戦闘中に隙を作ることなく装備換装やスキルの発動などを行うことができるため、実際の戦闘に与える影響は絶大。
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○【不壊の呪症】
――美しき妖刀は所有者の魂を喰らい、永遠に刀としての挟持を守り続ける。
●前提:装備条件[Lv380以上》+《太刀》熟練度600以上》
●習得:魔刀〈*桜花黒刀・宵闇〉または〈*桜花影刀・闇桜〉の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《属性付与》《破壊耐性》《損耗耐性》
●属性:《特殊属性》《不朽属性》《不壊属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>このスキルの帰属武器に《不朽属性》《不壊属性》を付与する。
¶《不朽属性》を持つオブジェクトは耐久値の計算処理を無視する。
¶《不壊属性》を持つオブジェクトは破壊処理を無視する。
※備考:環境問わず予兆なく出現する超界獣〔桜花麗騎アスティアルス〕のレアドロップ伝説級魔刀の付加スキル。
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○【鬼祷師】
――追えど探せど消えてしまうなら、あんた蟷螂の斧に遊ばれてるぜ。
●前提:装備条件[Lv.680以上+大鎖鎌》熟練度400以上]
●習得:大鎖鎌【刀螂・黒鎌斬】の装備
●分類:《付加スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《隠蔽》《幻影》
●属性:《物理属性》《闇属性》《幻影属性》
●効果:このスキルは、自分が《疾走》状態の場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の素体及び全ての装備品はその視認性が60%低下し、自分を《原典》として同じ姿の幻影系表現効果《鬼祷師の人像》が発生する。
¶《鬼祷師の人像》は《自律駆動》状態で通常の実体を持っている存在個体のように振る舞いながら潜伏・逃走を最優先に行い、原典を含む他の存在個体に帰属する干渉を透過する。
この効果で発生した表現効果は、このスキルの発動から30秒後消滅する。その後、この効果で変化した視認性は元に戻る。
※備考:帰属武器は巨塔第146層『石蟷螂の狩遣り場』のボスモンスター〔拝み参る石蟷螂〕の素材を用いた武器。
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○【異常再生回復】
――獣魔人アスタの異常な頑強さの源は、その胆力だけが原因ではない。
●前提:巨塔第8層のボスモンスター〔獣魔人アスタ〕固有の特性スキル
●習得:不可能
●分類:《敵性スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《体力回復》《治癒》
●属性:《生物属性》
●効果:自分の【衝波咆号】の効果が発動した場合、自動的に魔力を消費して以下の効果を発動する。
>自分の体力がその上限値の20%分回復し、自分の素体に存在する《外傷》が瞬時に1箇所治癒する。この時、治癒する外傷は効果処理時にランダムに決定される。
※備考:このスキルを保有する〔獣魔人アスタ〕は巨塔第8層『物の怪物道』のボスモンスター。【衝波咆号】と併用される都合上、隙を生じずに回復できるため低層では極めて厄介な敵だった。