表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/33

#21

 全力で走って10分ほど、ついに北東の爆破地点へとやってきた。


「三津!? どうしてここに!?」


 当たり。そこにいたのは、武装した特装隊団員たちに向けトランプを投げ続けるエネリアだ。

 もうすでに、何十人もの人が倒れている。


「そりゃ、お前をぶちのめす為に決まってるだろ」


 彼女は明らかに動揺を見せている。


「クッソ! あの肉ダルマは何をやってるの!」


「クッ、まさかそんな狙いた゛ったとはな」


 数秒遅れてボワロウが追いついた。


「まさか、俺が尻尾を巻いて逃げるとでも? 俺の向かう方向を見てすぐにその意図に気づくべきだったなバーカバーカ!」


 さて、ここからはガチだ。


 エネリアは怪獣状態じゃなければ一度倒している。

 となると、後はボワロウをどうにかするだけだ。


「さ、お前らは避難するか別のところへ向かえ。ここは俺がどうにかする」


 武装した特装隊員達に指示を出す。


 どうやら、俺の強さはもう隊員内に伝わっているらしく、すぐさま撤退した。


 ……ここからは死力を尽くすか。






 特装隊本部は混乱に満ち溢れていた。


「ロボ! ロボには誰が乗る!」


 地下格納庫では3バカパイロットが慌てながら話していた。


「俺だ!」

「いや、俺だ!」


「いや! 恵鞠が乗る!」


 エレベーターから少し遅れて恵鞠が到着した。


「大丈夫。今の恵鞠ならロボを上手く扱える」


「待て! 昨日例の男とトレーニングしてて気づいたけど、アレ別にロボの操縦とは関係ないだろ!」


「それでも動かせた! だから恵鞠がやる!」


 彼女は1人でコックピットへと向かい、席に座った。


「3人は恵鞠が戦えなくなった時にいつでも出れるようにしといて!」


 座席に座ると、機体内に通信音声が流れる。


「恵鞠ちゃん!」


「その声……文ちゃん先輩!」


「怜太郎君は2人を同時に相手にするみたい。だから恵鞠ちゃんはさっきから爆発が激しい場所に向かって! 多分、その相手は怜太郎君も忙しくて向かえないと思うから!」


「わかりました!」


 ロボを起動しボタンを押すと、道路が開き、そこからロボが発射される!


「先輩は恵鞠が助けます!」






 ……街は混乱に陥っていた。


 そんな中、ただひとりミヅカキだけは違った。


「……暇だ」


 彼は、「きっと三津とやらは僕の事を狙ってくるだろう」という発想のもと、わざわざ爆発を起こした地点で滑稽にも待ち続けていた。


 しかも、強敵のようにどっしりと待ち構える為、わざわざ何もせずに足を組んで座っているだけだ。


 しかし、そんな彼の元へ向かう人など誰もいない。


 今、この公園だけは従来の日本と同じくらい平和だろう。


「あ、鳩だ」


 ついに、平和の象徴が彼に群がり始めた。


 しかし、彼は待ち続ける。


 堂々と構える為だけに!


「あれ? おにーさんひとり?」


 公園に、ひとりの少女がやってきた。


 白く、長い髪をした少女だ。


「……ちょうどいい。返り血を浴びてある方がカッコいいからな」


 男は立ち上がる。

 自惚れを動機として立ち上がる。


 そして、本を取り出し、パラパラと捲る。


「”ザビィァボm……”」


「えーなにこのほん?」


 少女はページ上に水弾の浮かんでいる本を男から奪い取った!


「は!? 馬鹿! 返せ! それはお子様の触れていいものじゃない!」


「え〜ケチー」


 少女は本を持って走り去ろうとする!


「待て! 本を返せ! それがないと僕は何もできないんだ!」


「え〜? じゃあ、よつばのクローバーとこうかんね?」


「よ、四葉のクローバー!? はぁ!?」


「ばいばーい」


 少女は再び立ち去ろうとする!


「くっ……子供ってヤツは何をしでかすかわからない! 奪い合いになってページを破られちゃ面倒だ! わかったよ! クローバー探すよ!」


 ミヅカキは公園のクローバーが生えている辺りに駆け寄り、その場にしゃがみ込む。


 他3人のエンネイティアが戦っている中、ミヅカキ(31歳)は滑稽にも血眼で四葉のクローバーを探し続けるのであった。


Q.なんですかこれは?


A.この先を書こうとしたらキリが悪くなるが故の尺稼ぎです。


もしよろしければ作品のフォローとレビューの星をお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ