第一話、八木橋|陽向《ひなた》の美意識
pixivで書いたことある作品を新たに書いて見ました。八木橋陽向と夏目玲雄に八木雪とかはそこで出てました。内容的には新しいかと。
「とある不良の心印」
「第一話、八木橋陽向の美意識」
俺の名前は、夏目玲雄、八木橋陽向の親友である。
親友の陽向は、女々しく美意識が高い。最近流行りの美系男子だ。
陽向は、最近流行りだしたスキャンスマホに夢中だ。
「スキャンスマホ」
身体のデータを読み込ませ地図やら金融やら娯楽やらを脳や目の前に透けて見えるらしい。今日もスキャンして来たらしく怪しいサイトを見てはニヤニヤしていた。
「陽向、ニヤニヤして何見てるの?エッチなビデオなら帰ってからにしなさい。あと、美容系動画も。」
陽向は「今、良いとこだから!待って!」
陽向の観てるのは美容動画が主だ。スキンケアは大事だと、スベスベの頬を擦り付けて猫の様にマウントを取って来たのでスキャンスマホを切ってやった。
「レオ!」
「陽向、俺ら来年受験生だよ?進路決めなきゃ、一緒のトコが良いって言ったの陽向だよ?偏差値駄目なんだし……」
「待て待て!いつ一緒って言った!?そもそも偏差値なら学年一頭いいし、来年だろうがぁ!!」
「ふふ、陽向、太陽様に志願?」「死んでたまるか!」「えー?陽向ならアリだよぉ?」「何その脈アリな発言!?言ってる事むっちゃ怖いけどね!?」「そろそろ冬だね。受験かぁ…」「まだ春だけどね!?」「別れの季節かぁ……陽向、離婚なら相談乗るよ?」「未婚だわ!!」
レオにヒナタはそんな掛け合いをしながら利根学園の前に来ていた。レオが率いるバスケ部は、帰宅部になりかけていた。ルールも知らず大会にも出ない部活に部室を与えるのはやはり、学年一頭の良い八木橋陽向と唯一、釣り合いの合う夏目玲雄が率いてるからと言えた。そんな中、入学式を終えた一年が前を通る。前髪ぱっつんで目と眉毛の間に切り頬を隠した髪型の子だ。キレイな色に染めていた。ミルクティー色だ。そのゴワついた染髪に、陽向は、
「ビタミンとか足りてねーよ。髪汚い。リンスしろよ。ボブヘアーちゃん。」
その子が振り返る。
名札が見えた。
「八木雪ちゃん、ごめんね。こっち八木橋陽向、中二、バスケ部。オレもバスケ部の二年夏目玲雄。コイツの親友。コイツには後で言っとくから、ほら、陽向謝って!」「ビタミン取れよ〜。」「待ってよ!バイバイ雪ちゃん。」
嵐の様に去る陽向を追いかけるレオ。ヒナタは爪を磨いて居た。
まぁ、陽向に比べればボサボサかと想いながら彼女を想いだした。
赤い頬。
「アイツオレに惚れたな。」「最低。」「言ってろ」「ライバルね?」「オレのだから」「奪うから」
ココに不良達の心印が新たに芽生えた。
雪の背中を幼馴染の木目雪斗がため息をつくのだった。
「惚れ過ぎ」「言うてろ」
「とある不良の心印」
「第一話、八木橋陽向の美意識」
良ければ良いね下さい。がんばります




