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Sevens Heroes〜選ばれし7人の戦士達〜  作者: 蒼月丸
第一章 運命を切り開く戦士達
9/32

恋のトライアングル

今回は戦いの後の話ですが、恋の展開と敵サイドもあります!

「落ち着いた?」

「うん……ありがとう……」


 零夜がエヴァを慰め始めてから十分後、彼は泣き止んでいる彼女の頭を優しく撫でつつ、落ち着いている事を確認する。


「いきなりごめんね。突然泣いちゃって」

「気にするなよ。こういう事はよく慣れているからさ」


 エヴァは零夜に謝罪するが、彼は気にせずに笑顔で応えながらも、彼女を抱き締めていた。


「それにしても、エヴァが力持ちだけでなく、あの様な格闘技を覚えるなんて……」

「うん。小さい頃から格闘技も習ったからね。数々の苦難もあったけど、見事乗り越えて今があるの」


 零夜がエヴァの行動に驚きの声を上げるが、彼女は笑顔で返しながらも彼にこれまでの事を説明した。


「そうなのか……俺も小学生の頃に虐められていてミミ姉に支えられていたからな……」

「えっ?零夜って虐められていたの?」


 零夜は自身の過去の事を振り返り、エヴァは思わずキョトンとしてしまう。


「ああ。虐められた事を切欠に俺も格闘技を始めた。そしたら苛めっ子達は俺のパンチで吹っ飛んでしまい、中にはトラウマになってしまった者もいたからな……彼奴等が転校してからはいい学校生活を送る事ができたからな」

「そうなんだ。お互い格闘技を始めていたんだね」


 零夜の話にエヴァは笑顔になり、彼も笑顔で返す。


「けど、不安な事があるんだ……」

「不安な事?」


 零夜は突然俯いてしまい、エヴァは気になって首を傾げてしまう。


「昨日の夜、俺はアークスレイヤーのメンバーを隅々まで確認していたが、その中に俺を虐めていた奴まで入っていた」

「えっ!?零夜を虐めていた人がアークスレイヤーに入っているの?」


 零夜の話にエヴァは驚きを隠せず、彼はコクリと頷く。


「そいつの名は神室史郎。俺を虐めていた主犯格のリーダーだが、俺にパンチで倒されてから転校してしまった……」

「こういうのを自業自得だよね」

「ああ……あいつは高校生の頃に車に轢かれて転生し、今ではアークスレイヤーのトップセブンの一人として君臨している。けど、今の俺で勝てるのだろうか……」


 零夜が自身の強さに不安の表情になる中、エヴァが彼の頭を優しく撫でる。


「大丈夫。相手が手強くても皆がいれば強くなれるよ」

「エヴァ……」

「私も零夜達がいたからこそ、べムールを倒す事ができたし、皆の力があったからこそここまで来る事ができたの。だからあなたは一人じゃない。自分に自身を持って」


 エヴァの優しい笑顔を見た零夜は、照れ臭そうに頬を掻いてしまう。


「そうだな……弱気になるなんて俺らしくないな」


 エヴァに励まされた零夜はすぐに立ち上がり、そのまま前を向いて頬を叩く。


「アークスレイヤーとの戦いはまだまだ始まったばかり。奴等の野望を止める為、プロレスラーになる為、最強の忍者になる為、そして神室を倒す為にも、俺はここで諦めずに立ち向かうのみだ!」

「その意気よ、零夜!」


 エヴァはそのまま零夜を抱き締め、彼の頭をよしよしと撫でながら自身の胸に埋めていく。


「なんか恥ずかしい……止めてくれないか?」

「そう?私としては問題ないけど……」


 零夜はこの状態に赤面して止めて欲しいと懇願するが、エヴァはキョトンとしながら疑問に感じていた。


「それよりも……村に行くのはどうするの?」

「そうだ!早く皆の元にすぐに行かないと!」

「うわっ!?」


 零夜に指摘されたエヴァは急いで彼を右肩に担ぎ上げ、そのままバルク達が向かっている自身の故郷へと走り始めた。

 しかもそのスピードはとても早く、振り下ろされたら怪我を負うのは確定と言えるだろう。


「いくら何でも速過ぎるだろ!勘弁してくれ〜!」


 担がされた零夜の叫びは辺り一面に響き渡るが、エヴァはそんな事をお構い無しに走り続けたのだった……



「おお、バルク!見事任務を果たし、お宝と食料まで持ち帰ってくるとは!」


 シルバーウルフの村では長老のシブヤマがバルク達の姿を見て驚きを隠せず、彼はお宝と食料を地面に置いていた。


「ええ。正確に言えば奴等が村に襲い掛かるのは無いっす。あのアジトは既に滅び、べムールという元凶も死んだっすから!」

「なんじゃと!?」


 バルクからの報告に村の人達は驚きを隠せずにいた。


「まさか倒されるとは……」

「助かったのはいいけど、一体誰が!?」

「こうなると……我々が全力でその人を迎えないと駄目なのだろうか……」


 村人達が次々とざわつく中、ドドドという足音が聞こえてくる。


「ん?あの足音は……」

「そう。元凶を倒した功労者っす!」


 その足音の正体はエヴァで、彼女は零夜を右肩に担ぎながら走っていたのだ。


「おお、エヴァ!」

「まさかあの娘が!?」

「ええ!強烈な拳で見事倒したっす!」


 バルクが説明したと同時にエヴァが足を止め、肩に担がされた零夜は彼女から離れて着地する。


「あのな……俺は普通に行けるのに……恥ずかしいから勘弁してくれよ……」

「一度やってみたかったからね」


 エヴァはため息をつく零夜に対して笑顔を見せたその時、村人達が彼女の方を見る。


「エヴァ……お前が倒したのか?」

「ええ。もう村の事は大丈夫!べムールも倒されて死んだ以上、村が襲われる事は二度とないわ!」


 エヴァが村人達にこれまでの事を説明した直後、彼等は助かった事とエヴァの活躍による喜びの歓声の声を上げた。


「よくやったぞ、エヴァ!」

「流石は我等の誇りだ!」

「これで村は襲われずに済んだぞ!」

「フリューゲルはいい娘さんを残してくれたな……」

「本当に良かった……」


 村人達の歓声を聞いた倫子は、フリューゲルという単語に疑問に感じてしまう。


「フリューゲルって、エヴァの父親なの?」

「言葉から聞いていればそうかも……」

「残してくれたというのは、もういないのでしょうか……」


 倫子達が話をしている中、エヴァは零夜に視線を移し、彼の手を取る。


「ちょっと来てくれるかな?」

「あ、ああ……」


 エヴァは零夜を連れて村人達の前に彼を紹介する。


「紹介するね。この人は東零夜。仲間でもあり、私の好きな人なの」

「「「へ!?」」」

「は!?」


 エヴァが零夜を紹介した途端、村人達と零夜から驚きの声が出てしまった。


「エヴァ……もしかして恋人ができたのか!?」

「いやいや、俺はそこまで……」


 村長が驚きの表情でエヴァを見つめる中、零夜は慌てながら訂正する。


「まだそこまでは行ってないけど……キスをしたからね……」

「「「ええっ!?キスをした!?」」」

(あーっ、バラしてしまったか……!)


 エヴァの衝撃告白に村人達全員は驚いてしまい、零夜は思わず頭を抱えながらしゃがみ込んでしまう。


「うん。このキスは私が零夜を好きという証だからね。天国の父さんや母さんにも報告しないと!」

「お、おい!これ以上勝手に進めたら困るから!」


 零夜は慌てながらエヴァのエスカレート行為を静止しようとしたその時、ヒカリが彼の肩をポンポンと叩く。


「零夜君、あれ……」

「へ?」


 ヒカリが指差す方に視線を移すと、零夜の後ろではミミが怒りの炎を出していた。

 そりゃ、別の人とキスをした事を知ってしまったら、こんな展開になる事を予想するのも無理ないだろう。


「うおっ!?ミミ姉!?」

「零夜の……大馬鹿野郎!!」


 ミミは何処からか取り出した巨大ハンマーを軽々と持ち上げ、そのまま勢いよく振り回しながら零夜を打ち飛ばしてしまった。


「ぎゃあああああ!!」


 哀れ零夜は村の反対側の外にある茂みの中へと飛ばされてしまい、そのまま地面に激突してしまった。


「まあ、ライバルもいるから前途多難だけどね。これからが本番だから」

「なるほど」


 エヴァの説明に村人達が納得する中、ミミは嫉妬心を抱えたまま頬を膨らましていた。



「いつつ……」


 村の反対側である茂みの中では零夜が頭を抑えながら起き上がっていた。


「ミミ姉、いくらなんでもやり過ぎだろ……キスをされてしまった俺も悪いけど……」


 零夜が自身の行動に反省している中、倫子が彼の救出の為に駆け付けてきた。


「大丈夫?」

「なんとか……」


 零夜は倫子に支えられながら歩き出し、そのまま彼女と共に村へと向かい出す。


「それにしても、なんでミミ姉は別の人と恋人関係になってしまうと、暴力を振ってくるのでしょうか……?」


 零夜がミミの行動に疑問に感じる中、倫子は寂しげな表情で彼の方を向く。


「ミミちゃんは零夜の事が好きなんよ」

「えっ!?ミミ姉が!?」


 倫子からの衝撃の説明に零夜は驚きを隠せずにいた。


「うん。ラリウスに向かう前の頃、ミミちゃんと話をしていたの。その時に零夜君の事で話をしたら、顔を赤くなっていた事もあったからね。ひょっとすると零夜君の事が好きなんじゃないかってね」

「じゃあ、エヴァだけでなく、ミミ姉も恋の感情を持っているという事なのですね……気が付かなかった俺が馬鹿だったのかも知れません……」


 倫子からの事実に零夜は俯くしかなく、彼女は優しく彼の頭を撫でる。


「後で謝りに行こう。そしたらミミちゃんも分かる筈だから」

「はい……」


 倫子からのアドバイスに零夜は頷き、彼等はそのまま村に戻って行った。



 同時刻、闇に覆われた世界のダークゾーンにあるアークスレイヤーの本部では、ザルバッグ達がべムールがやられた報告を受けていた。


「あのべムール様がやられた!?」

「倒したのはエヴァという女性だそうだ!」

「そんな事ってありなのか!?ベクトル様がやられてしまい、ベムール様まで……アークスレイヤーはどうなってしまうんだ!」


 基地内がざわつく中、ザルバッグが立ち上がって息を吸い込む。


「皆の者、静まれ!!」


 ザルバッグの怒声と同時に、全員が黙り込み、一斉に彼の方に視線を移す。


「確かにべムールがやられたのは痛い。しかし、彼は四天王以下であり、まだ奴等は真の恐怖を知らない」

「そうでしたね。その上には7騎士がいますし、彼等はそう簡単に倒せません!」


 ザルバッグと部下の一人の説明に多くが安堵のため息をつく。


「恐らく神々は我々を倒そうとする為に選ばれし7人を用意しているが、どんな奴等でも返り討ちにするだけだ。他の世界についてはどうなっている?」

「はい。バルールでは神室様が一人の男を倒し、仲間の女性達は奴隷として連行しています!バルールの滅亡も時間の問題かと」

「更にスリワークでもヴィクトル様が既に征服を完了しました!奴隷についてはこちらに向かわれるみたいです!」

「なるほど。お前達はいつも通りの仕事をしろ」

「「「はっ!」」」


 ザルバッグの合図で部下達はそれぞれの仕事に戻り始め、ここに残ったのは彼一人となった。


「我々を倒そうとする輩はいっぱいいるが、ベクトルやべムールを倒したという事は只者ではないみたいだな……どうやらこれは我々に対する脅威としか言えないだろう」


 ザルバッグは真剣な表情をしながら、零夜達の事を考えていたその時、一人の兵士が彼の元に駆けつけていた。


「ザルバッグ様、スリワークの奴隷達が到着しました!」

「そうか。すぐに服を着替えさせてくれ。あと、ズボンを履いている奴は強制的にスカートかショートパンツ、ハーフパンツを履かせろ」

「はっ!それにしてもザルバッグ様は生脚が好みなんですね」

「煩い!ぶっ飛ばすぞ!」


 兵士はニヤケ顔でザルバッグの方を見るが、彼は赤面しながら叫んだのだった。



 その夜、村ではべムール討伐の勝利の宴会が行われ、皆は笑顔でどんちゃん騒いでいた。


「我等の村はこれで安泰!本当に良かった!」

「それにエヴァとバルクが選ばれし戦士達のメンバーになるとは!我等としても本当に嬉しいぞ!」

「大した事ないっすよ。それにしても、エヴァさん達がいないけど……」


 バルクが指差す方を見ると、エヴァ達は宴会に不在となっていて、代わりにヒューゴ達が参加していた。


「ああ。彼等なら話したい事があるって言っていました。終わり次第戻りますよ」

「なるほど。まあ、我々は構いませんよ」

(恐らく恋の関係ね……大丈夫かな……)


 ヒューゴからの説明に村人達が納得している中、紬だけは事実を心の中で知っていて、零夜達の事を心から心配していた。



 遠く離れた場所にある丘の上では、零夜とミミが倒れている木の上で座りながら、二人きりで話をしていた。


「ミミ姉、ごめん……倫子さんから聞いたけど、俺、本当の気持ちを知らなくて……」

「私の方こそごめんね。嫉妬のあまり暴力を振るってしまうなんて……」


 二人がすまなさそうにしていた後、ミミが零夜の手を取って強く握る。


「ねえ、零夜に質問なんだけど……アークスレイヤーとの戦いが終わったらどうするの?まさかラリウスに残るんじゃないわよね」

「ミミ姉?」


 ミミからの質問に零夜は疑問に感じ、彼女は不安な表情をしながら、彼の手を更に強く握り締める。


「だって……零夜とエヴァが結ばれていたら、彼女と共にラリウスで暮らす事になるじゃない!私は零夜と離れ離れになるのは嫌なの!」


 ミミは本当の気持ちを声に出していて、身体は既に震えている。その様子だと今にも泣き出しそうで涙が出るのも時間の問題だ。


「今まで零夜とずっと一緒にいたのに……離れ離れになるなんて嫌だ……二度と会えなくなるのは悲しいわよ……ひっ……うええ……」


 ミミは涙声で震えてしまい、目から涙がポロポロと溢れている。彼女はすでに泣いてしまい、嗚咽も聞こえ始めた。

 それを見た零夜は彼女の涙を拭き取り、彼女の頭を優しく撫でる。


「そんな事はない」

「零夜……?」


 零夜の突然の行動にミミは泣くのを止め、彼の方を向く。


「俺にはプロレスラーになる夢があるし、元の世界には目指しているプロレス団体がある。俺はそれを目指して頑張っている以上、ラリウスには残らない」

「そうだったわね……零夜にはプロレスラーという目指している夢がある。離れ離れにはならないのね」

「そう言う事になる。心配するなよ」


 零夜の説明と笑顔にミミの顔は嬉しさを増し、そのまま彼に強く抱き着いた。


「良かった……私、不安になっちゃって……」

「大丈夫。心配しなくていいからさ」


 零夜が笑顔でミミの頭を撫で始めた途端、エヴァがこっそりと木陰から姿を現した。


「エヴァ!聞いていたの!?」


 エヴァの姿を見たミミは零夜から離れ、彼女の方に視線を移しながら睨みつける。


「大丈夫。敵意は無いから。隣座っていいかな?」

「別にいいけど……」


 ミミはそっぽを向きながらも承諾し、エヴァは彼女の隣に座る。


「ミミ。あなたも零夜が好きだという事は倫子から聞いているの。それに、恋にはライバルがいないと燃え上がらないし、あなたは変わらずに今のままでいて欲しいの」

「エヴァ……あなた、私の事を心配していたのね……」


 エヴァの話にミミが納得の表情をしたその時、エヴァが彼女に手を差し伸べる。


「これからはライバル関係となるけど、お互い頑張りましょう!宜しくね!」

「……ええ!」


 ミミとエヴァは笑顔で握手を交わし、倫子とヒカリも木陰から出てきて駆け付けてきた。


「倫子さんにヒカリさんまで!聞いていたのですか!?」

「うん。心配だから来てみたけど、どうやら恋はトライアングル展開となってしまったみたいね」

「でも、これだからこそ私達と言えるかもね。もう心配する必要は無くなったわ」


 倫子とヒカリの笑顔に零夜達も笑顔で返し、彼はすぐに立ち上がる。


「確かにそうですね。これから先どんな事があろうとも、俺達なら乗り越えられると思います!」

「零夜の言う通りね。私達ならこの先何があろうとも、決して挫けないわ!」


 零夜の決意にミミも立ち上がりながら自身の決意を固め、エヴァもその意見に同意する。


「このメンバーだからこそ、私達は最強と言えるからね。でも、残りの二人を探さないと、メンバーは揃わない」

「今後は二人を探す事になるけど、私達なら見つけられるわ!」

「皆で力を合わせれば、どんな困難でも乗り越えるからね」

「そうだな。俺達ならなんだってやれる!アークスレイヤーだろうが、どんな相手だろうが、最後まで立ち向かうのみ!ここまで来た以上、最後までやってやろうぜ!」

「「「おう!!」」」


 零夜の宣言にミミ達が拳を上げるが、ヒカリはすぐにある事を思いつく。


「そう言えば宴会、始まっているんじゃない?バルク達も待っているみたいだし……」


 ヒカリからの指摘に零夜達は思わずハッと気付いてしまった。


「そうだった!トラマツ達も待っているし、急いで戻りましょう!」

「すっかり忘れそうになったな……」

「食事も無くなったら困るからね……」


 零夜達は急いで宴会場へと戻る中、一人のエルフの女性がこの光景を木の上から見ていた。


「なるほど……あの人達が私が入るチームのメンバーか……アークスレイヤーのベクトルとべムールを倒した実績もあるし、このチームならアークスレイヤーを倒す事もできる。今は宴会中だから邪魔はできないし……また今度会いに行かないとね」


 エルフの女性は彼等の後ろ姿を見ながら笑顔を見せた後、その場から飛び降りて何処かに去ってしまった。



 宴会会場に着いた零夜達は村人達に出迎えられ、料理や酒などを堪能しながら楽しんでいた。


「どんどん食べてください!まだありますよ!」

「この魚、とても美味しい!」

「果物もいい味している!」


 倫子は焼いた魚を美味しそうに食べていて、ヒカリはリンゴを丸かじりで食べていた。


「鹿肉も美味いな!」

「ここの鹿肉は美味しいからね」


 零夜とヒューゴは鹿肉の丸焼きを頬張りながら、お水を一口飲んでいる。


「俺の踊りが上手いだろ!」

「いいや、こっちだ!」

「お前等な……」

「ハハハ……」


 アカヤマとトラマツは音楽に合わせながら踊りまくり、ノースマンは呆れた表情、紬は苦笑いをしていた。


「皆、楽しんでいるみたいね」


 エヴァはこの様子を見て微笑んでいる中、彼女の膝の上では酒に酔っていたミミが眠っていた。


「すぴー……」

「ミミったら、お酒を飲むとすっかり甘えん坊ね。よしよし」


 エヴァはミミの頭を撫でながら満月の夜空を見上げていて、宴会は真夜中になるまで続いたのだった。

恋の展開はトライアングルに。今後がどうなるかに注目です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] エヴァとミミで零夜と三角関係になるとは思いませんでした。 おそらくバルクルーバーさんのことなので、 三角関係では終わらないと思いますが・・・。 ハーレム展開はなろうの定番なのでいいと思…
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