シルバーウルフのプライド
今回はべムールとの戦い、エヴァの活躍にも注目です!
零夜達はヒューゴ達と共にべムールのいる最上階へと向かっていた。
敵兵達は先程の戦いで全て倒した為、無難に進む事ができている。
「敵がいないと楽だが、素材と金貨を手に入れ損ねるのは流石にキツいな……」
「もう少し早く気付けばこんな事にはならなかったですね……」
「畜生……彼奴等に先越されるとは情けないぜ……」
ヒューゴ達が自身の行動に悔んでいる中、彼等の目の前に頑丈な扉が待ち構えていた。
「最上階に着いたが、この先にべムールがいる。戦う準備はできているか?」
「ああ!最初から覚悟はできている!エヴァ達の故郷を目茶苦茶にした罪は取らせてもらうぜ!」
零夜は気合を入れて決意を固め、倫子達もコクリと頷く。
「私達も戦う覚悟はできているから!」
「これ以上奴等の思い通りにはさせないからね」
「べムールという奴は倒さないと気が済まないからね」
「やるからにはべムールの野望を終わらせましょう!」
倫子達の意気込みを聞き、ヒューゴ達もコクリとお互い頷き合う。
「俺も出遅れた分、名誉挽回の為に戦うのみだ」
「私も参ります!」
「ここまで来た以上は、やるしか無いっす!」
ヒューゴと紬、バルクも戦う意志を見せ、この姿にトラマツとアカヤマは頷く。
「では、開けるぞ!」
アカヤマはすぐに扉を開き、零夜達は中に入る。そこは円形の広い空間となっていて、あるのは多くの柱と玉座だけだ。
「べムールは何処にいるんだ?」
「確かここに……」
皆が辺りを見回す中、天井からワープゲートが姿を現し、そこから貴族の服を着た中年の男が姿を現す。頭の天辺は既に禿げて周りに髪が残っている状態だ。
「まさか反逆者がここに来るとはな」
「お前がべムールか?」
「そうだ。わしこそべムールだ。よくも部下達を殺してくれたな」
べムールの姿を見たエヴァは、彼を怒りの表情で睨み付ける。
「べムール。なんで私達の故郷を襲ったの!?どういう事なのか説明しなさいよ!」
エヴァの怒りの叫びに、べムールは冷静に彼女に視線を移す。
「わしは自らこのアジトを請け負った。全てはザルバッグ様の為に捧げる覚悟。その為には資金が不可欠だ」
「じゃあ、エヴァ達の故郷を襲ったのは……」
「シルバーウルフは奴隷としての価値は高く、売り飛ばせるからな……」
べムールからの真実に零夜達は絶句してしまい、エヴァは拳を強く握り締めて身体を震わせていた。
「そんな理由で……許せない……!」
エヴァは怒りの表情で涙を流しながら、べムールに対して怒りを見せる。それを見た零夜は忍者刀を構え、べムールに殺気を向け始めた。
「最低な男だな……それがお前の答えなのか……」
「その通りだ。誰が何と言おうとも、貫き通すのみだ」
「どうやらお前は殺さなければ意味がない……戦闘態勢に入れ!」
零夜の合図で全員が武器を構え、べムールは鞭を構えて振り回す。
「べムールの鞭はかなりのダメージだ!奴の鞭を切断すれば……」
「ここは私が行くわ!」
ミミが駆け出そうとするが、べムールは鞭の長さを伸ばして彼女に当てようとする。
「危ない!」
すかさずヒューゴが前に出て盾を構え、べムールの鞭攻撃を防ぐ事に成功する。
「ヒューゴ!」
「良かった!なんとか間に合った……」
ヒューゴはミミが無事である事に安堵の笑顔を見せ、すぐにべムールに視線を移す。
(べムールの鞭は威力が高い。しかし、鞭の形状を考えてみれば……)
ヒューゴは真剣に推測しながら考えた直後、すぐにある作戦を思い付く。
「ここは俺に任せてくれ!」
「えっ!?大丈夫なの!?」
「心配無用!」
ヒューゴはミミに笑顔を見せた後、素早く駆け出しながら前進し、べムールにそのまま突っ込んでいく。
「自ら死に行くとは愚か者が!」
べムールが鞭を振るったその時、ヒューゴはジャンプしながら上手く回避し、空中回転しながら斬りかかる。
「エアスラッシュ!」
「がはっ!」
ヒューゴの斬撃が見事べムールの身体を切り裂き、彼の手から鞭が離れて床に落ちてしまう。
「これはおまけだ!」
零夜も負けじと苦無を上空からの急降下で投げ飛ばし、べムールの脳天に苦無を投げて突き刺す。
「うっ!?」
べムールは苦無を脳天に刺されてしまい、このダメージの影響はとても大きく、そのまま仰向けに倒れてしまった。
「ナイスヒットだが……これ、倒したのか?」
「いや、消滅してない……まだ次が来るぞ!」
ヒューゴの合図に全員が警戒したその時、べムールが突然ゆっくりと起き上がって立ち上がった。
「お前はゾンビか!?」
「わしはゾンビではない。更にここでは倒れない……鞭の姿は仮のまま……」
「次は闇魔法を繰り出すつもりか!」
ヒューゴが予測した直後、べムールの服は魔道士の姿に変わり、両手には闇の波動弾が生成されていた。
「やはりか!気を付けて回避だ!」
トラマツの合図で零夜達が身構えた直後、べムールは闇の波動弾を投げ飛ばし始める。
「おっと!」
ヒカリがジャンプして回避するが、闇の波動弾は床に激突して爆発を起こした。
「爆発魔法まで使っている……」
「べムールは気に入らない者は破壊する性格だ。だが、今の攻撃は威力が弱いし、床には傷や爆発の跡がない」
アカヤマが爆発の跡を指差すと、そこには何事もなく床が綺麗になっていた。
「あっ、本当だ」
「けど、直接当たったり、爆風に巻き込まれるとダメージは確定だ!」
「となると、相手の攻撃に合わせてタイミングを仕掛けるしかないっすね」
アカヤマの説明にバルクが冷や汗を流しながらその作戦で行こうとするが、べムールは次々と闇の波動弾を放ってきた。
「上手く近づけない!」
「このままだとジリ貧になりそう……」
すると闇の波動弾が床に当たって爆風を起こし、ミミが巻き込まれてしまう。
「キャッ!」
「ミミ姉!」
爆風を受けたミミはダメージを受けて転がってしまうが、すぐに立ち上がって戦闘態勢に入る。
「今のお陰で回避方法が見つかったわ!」
「分かったのか!?」
「ここは私が行くわ!回避しつつ攻撃を当てないと!」
ミミはステップを踏みながらリズム良く踊り始め、この光景にべムールはキョトンとしてしまう。
「馬鹿な事をするなら容赦せん!」
べムールは怒りで波動弾を次々と投げ飛ばしてくるが、ミミは攻撃を次々と回避し、そのまま彼に接近する。
「そうはさせるか!ダークウェーブ!」
べムールは床に手を置き、強烈な波動の波攻撃をミミに仕掛けてきた。
「波動攻撃はお見通しよ!」
「何!?」
ミミはジャンプして柱を登りつつ、波動攻撃を回避する事に成功。
そのまま柱を蹴ったと同時に、空中から急降下しながらべムールに襲い掛かる。
「アクロバティックブレイド!」
「ぐおっ!」
ミミの空中斬撃がべムールの頭の上を切り裂き、彼の頭から血飛沫が飛び出してしまう。
それを見たヒカリはすぐに集中力を高めつつ、魔術を唱え始める。
「そのまま……シャインランス!」
光の槍がヒカリの魔術によって姿を現し、そのまま真っすぐ進みながらべムールの身体を貫通してしまった。
「ぐほっ!」
べムールは盛大に血を出して倒れてしまうが、まだ消滅はしていない。
「あれだけやったのにまだ倒れないの!?」
「普通なら消滅するのですが……もしかすると新たな姿に変わる可能性もあり得ます」
ヒカリと紬が疑問に感じたその時、エヴァがべムールの様子を見てすぐに危機感を感じる。
「気を付けて!べムールは新たな姿に変わるわ!」
「何!?」
エヴァの忠告に皆が驚いた直後、べムールの姿が闇に包まれ、新たな姿に変わろうとしている。
それと同時に基地も崩れようとしていて、壁や柱に罅が入り、天井も崩壊しようとしていた。
「基地が崩壊するぞ!」
「このままだと生き埋めになるわ!」
「ここは私に任せてください!皆さん、集まって!」
紬はすぐに魔法陣を展開し、彼女の周りに皆が集まって一塊になる。
「テレポート!」
紬の魔術と同時に彼女達はその場から転移し、基地内は柱が完全に罅が入ってずれてしまい、壁も既に崩壊してしまった。
※
基地の外に零夜達が転移した直後、基地はそのままガラガラと音を立てながら完全に崩れてしまった。
残ったのは瓦礫とボロボロの旗だけとなり、基地の跡形もなくなってしまった。
「べムールがまだ残ったままだが……」
ヒューゴが疑問に感じる中、全員も同様に考え始める。
「もしかすると怪物に変わっていたりして」
「それもあり得るかも……あ!」
倫子の推測にバルクが同意したその時、彼は瓦礫が塵となっていくのを目撃する。
「瓦礫が塵となっていく……」
「べムールは新たな姿に生まれ変わろうとしているの……?」
ヒカリが危機感を察しながら推測した途端、瓦礫の中から紫色のクマをした怪物が姿を現し、身体には闇のオーラを放っていた。
「グオオオオオオ!!」
「うぐ……」
怪物の咆哮が辺り一面に響き渡り、あまりの煩さにミミ達は思わず耳を抑えてしまう。
「これがべムールの真の姿!?」
「いや、少なくとも禁忌化した姿と言える。この姿はダークグリズリーだ!」
驚くヒカリにトラマツが説明した直後、ダークグリズリーは零夜達を睨みつける。
「ダークグリズリーは闇のクマと言われていて、奴によって多くの犠牲者が出てしまった」
「戦士達も奴を討伐する為に立ち向かったが……多くが亡くなってしまい、討伐できたのはほんの僅かだ!」
「ほんの僅か!?」
トラマツとアカヤマの説明に紬が驚く中、ダークグリズリーは彼等に視線を移し、駆け出しながら襲い掛かる。
「躱せ!」
トラマツの合図で全員がバックステップやジャンプで回避し、紬はジャンプしたと同時に空中回転しながら着地する。
「手強いわね……ん?」
すると紬が横の方を見ると、基地の跡地に大量のお宝と食料が置かれていた。
どうやら他の場所から強奪し、貯蓄していたに違いないだろう。
「あっ!こんなにもお宝と食料が!」
「何!?アークスレイヤーはこんなにもお宝や食料を強奪していたのか!なんて奴等だ!」
アカヤマがアークスレイヤーのやり方に憤慨する中、ダークグリズリーは鉤爪を振るいながら攻撃を仕掛けてくる。
「おっと!」
零夜はジャンプしながらの空中回転で上手く回避したと同時に、強烈な蹴りをダークグリズリーの背中に叩き込む。
「奴等は略奪行為も平気でしてくるからな!禁忌の姿になるのも、襲撃する行為も、アークスレイヤーの栄光の為なら全てを賭ける覚悟だ!」
「どおりでそういう事だと思ったわ!」
「知った以上は容赦しないっす!」
零夜の説明にエヴァとバルクが納得した直後、彼が跳躍したと同時に鉤爪を光らせ、回転しながらダークグリズリーに襲い掛かる。
「フルスロットルスラッシュ!」
バルクは回転しながらダークグリズリーの顔面を切り裂き、踵落としを脳天に炸裂した。
「グオオオオオオ!!」
「今だ!」
ダークグリズリーが2連続の攻撃によって怯む中、零夜が素早い斬撃で彼の右爪を切り裂いて結合崩壊に成功する。
「右爪が破壊された!けど、これって私達の世界にあるゲームと同じみたい」
「確か名前はハンティングヒーローだったけど、人気が凄くて有名だからね」
「私もやってみたけど、難しかったかな……」
この光景を見たミミ、ヒカリ、倫子がゲームの事について話してしまい、トラマツがハリセンで次々と彼女達の頭を叩く。
「何するのよ!」
「無駄話はそこまで!戦いに集中!」
「「「はい……」」」
トラマツの注意に倫子達は俯きながら頷き、すぐにダークグリズリーに立ち向かう。
「ダークグリズリーはタックルも得意とする!気を付けろ!」
トラマツが注意したと同時にダークグリズリーは倫子達にタックルを仕掛けてくる。
「躱せ!」
トラマツの合図で全員が跳躍して回避し、倫子が赤いオーラを纏って急降下しながら襲い掛かる。
「紅蓮落下弾!」
「グオッ!?」
倫子の蹴りがダークグリズリーの背中に直撃してしまい、彼はダウンして倒れてしまう。
「今の内に攻撃を!」
倫子の合図でミミ達は駆け出して総攻撃を実行する。左爪、顔、尻尾も結合崩壊に成功するが、ダークグリズリーはさらなる怒りで活性化した。
「多くの部位を結合崩壊させたが、敵の残り体力はあと僅かだ!」
「活性化なら、これで終わらせるわ!」
するとエヴァが駆け出したと同時にダークグリズリーを軽々と持ち上げてしまう。
「軽々と持ち上げた!」
「体重180kgもあるわよ!」
「エヴァさん、いきなり何をする気っすか!?」
この光景に皆が驚く中、エヴァはダークグリズリーを上空に投げ飛ばし、跳躍したと同時にガントレットからクローを出した。
「一気に攻める!」
エヴァは稲妻の様な速さでダークグリズリーを次々と切り裂きまくり、連続でダメージを与えまくる。
「凄い!あんな素早い技を出すなんて……」
「これがエヴァの真の力なのか……」
エヴァの戦う勇姿に皆が心を打たれる中、彼女はクロー攻撃を終わらせて最後の締めに入る。
「最後はこれで終わらせる!故郷の皆の分……私を売り飛ばした分を込めて……!」
エヴァはべムールに対する怒りを拳に込め始め、そのまま白いオーラを纏いながらダークグリズリーに襲い掛かる。
「銀狼破壊拳!!」
「グゴオオオオオオオ!!」
強烈な拳がダークグリズリーの顔面を破壊し、彼は地面に激突して消滅。その跡には金貨と素材、熊肉が置かれていた。
「やった……べムールを……倒した……」
エヴァは地面に着地し、息を荒げながらべムールが死んだのを確認する。
そして深呼吸を一度するが、そのまま息を大きく吸い込み始めた。
「ウオオオオオオオオオオオオン!!」
そのままエヴァは狼の咆哮を上げ、彼女の目からは既に涙が頬を伝って流れていた。
その様子を見たアカヤマは、彼女の様子を既に悟る。
「エヴァは故郷を滅ぼされた恨みを晴らしただけでなく、死んだ仲間を弔う為に咆哮をしていた……あの涙が何よりの証拠だ」
アカヤマはエヴァの姿を見て解釈し、それにトラマツも頷きながら同意する。
「ああ……零夜、お前が彼女を慰めてくれ。この事ができるのはお前だけだからな」
「分かったよ、トラマツ」
零夜は咆哮を終えたエヴァに近づき、彼女の手を強く握り締める。
「エヴァ……仲間達の仇を討つ事ができて良かったな……」
「零夜……」
「死んだ仲間達もきっと思っている。見事だと言う事と、仇を取ってくれてありがとう、そして、我らシルバーウルフの誇りだという事を……」
「う……う……うわああああああ!!」
零夜からの話を聞いたエヴァは、泣くのを我慢できずに彼を強く抱き締める。
その姿はまるで子供の様で、今まで我慢した思いが全て吐き出されていた瞬間だった。
「エヴァちゃん、ここまでずっと辛かったんやね……その気持ちは分かるわ……」
この光景を見ていた倫子も既に貰い泣きしていて、ミミ達もお互い頷きながら笑顔を見せた。
「でも、これでシルバーウルフの村が襲われる事はないし、取り敢えずは一件落着ですね」
「ええ。後はこのお宝と食料をどうするか……」
紬の笑顔にヒカリも同意するが、崩壊した基地のお宝と食料をどうするか考え始める。
するとバルクが袋を用意し、お宝と食料を入れ始める。
「それなら俺達の村に持って行くっす!これなら村の皆も喜ぶと思うだけでなく、村の発展にも繋がると思うっすよ!」
「確かにいい考えだけど、お宝は奪われた持ち主に返すの?」
「ええ。村の皆がなんとかしてくれるっす!」
「なるほど!じゃあ、それで行きましょう!」
バルクの提案にヒカリ達も了承し、彼はお宝と食料の入った袋を軽々と持ち上げてしまう。
「へ!?あなたも力持ちなの!?」
この光景にミミは驚いてしまい、ヒカリ達も唖然としてしまう。
「エヴァさん程ではないっすが、シルバーウルフ族は素早さと怪力が持ち味っす!モンスターや家などを軽々と持ち上げられるのはエヴァさんしかいないので」
「なるほど……エヴァはともかく、シルバーウルフ族って一体……」
「私にも分からないよ……」
バルクの説明にミミ達はポカンとしてしまい、紬は苦笑いをする。
「取り敢えず村の皆への報告は俺達でどうにかするよ。零夜、エヴァについては?」
「まだ完全に泣き止んでいないみたいだ。俺に強くしがみ付いているし……」
「そうか。じゃあ、彼女が落ち着いたら来てくれ。俺達は先に行くから」
「お、おい!ちょっと待て!」
零夜の静止も聞かず、ヒューゴ達はシルバーウルフの村へと向かってしまった。
「じゃあ、私達も……」
「後は宜しくね」
「アンタ等もか!」
ミミ達もヒューゴ達の後に続いて去ってしまい、残るは零夜とエヴァの二人きりとなった。
「ヒッ……ヒッ……ふええ……」
(参ったな……まさか二人きりとなってしまうとは……これは泣き止むまで待つとするか……)
エヴァはまだ零夜を抱きながらすすり泣いていて、彼は彼女が泣き止むまで頭を撫で続けたその時、エヴァが突然零夜を押し倒す。
「うおっ!?エヴァ!?」
零夜が突然の事態に驚く中、エヴァの唇と彼の唇が重なり合ってしまった。
「ん……んう……」
(く、唇が……重なり合って……まずい!これは非常にまずい……!)
零夜の顔はキスの時間が続く度にますます赤面してしまい、彼女が唇を離した時には失神しそうなレベルに到達していた。
「ハァ……ハァ……」
零夜が落ち着かせようと息を整える中、エヴァが零夜の上半身を起こさせ、そのまま自身の身体をムギュッと強く抱きしめた。
「もう少し……このままでいたい……」
「……うん」
エヴァからの懇願に零夜は視線をそらしながらも承諾。すると急に風が吹き始めるが、まるで二人を祝福するように優しく吹いていたのだった。
べムールとの戦いに見事勝利。次は戦いの後の話だけでなく、敵サイドの話もあります!




