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Sevens Heroes〜選ばれし7人の戦士達〜  作者: 蒼月丸
第二章 受け継がれる勇者の意思
24/32

激突!ブレイブペガサスVSパラースチーム

決戦が始まりました!戦いの行方だけでなく、衝撃の結末も待ち構えています!

 零夜達は自らの陣地に乗り込んできたアサシンの三つ子と相対していて、零夜の宣言にトン、チン、カンの三つ子達はピクピク身体を震わせていた。


「上等だ。俺達をコケにするなら容赦しないぜ」

「俺達三つ子は殺しの天才なのでね」

「やるのなら容赦しないぜ!」


 三つ子はナイフを懐から取り出して構え、零夜に狙いを定める。


「「「トリプルナイフ乱れ投げ!」」」


 三つ子が一斉にナイフを次々と零夜に向けて投げ飛ばすが、彼は素早く変わり身の術を仕掛けて回避する事に成功。


「何!?」

「一体何処に……」

「ま、まさかいなくなったんじゃ……」


 三つ子が辺りを見回したその時、彼等の足元から電流が流れて痺れ始める。


「「「あばばばば!」」」

「私がいる事を忘れたわね!」


 なんとミミが三つ子が零夜に気を取られている内に電流トラップを発動させ、見事彼等を動けなくする事に成功していたのだ。


「今よ、零夜!」


 ミミの合図と同時に、零夜が三つ子の背後から村雨を構え、刀身に水のオーラを纏いながら彼等の首を切断する。


「そんな程度で倒せると思ったら大間違いだ!」


 零夜が剣を収めた直後、三つ子はそのまま金貨とナイフに変わってしまい、地面に落ちてしまう。


『トン、チン、カン、脱落!なお、この試合は殺されると死亡するシステムとなっています!』


 ラビリンからのアナウンスに零夜達だけでなく、誰もがこの展開に驚きを隠せずにいた。


「どうやらパラースが仕掛けたに違いない!奴は目的の為なら手段を選ばないからな……」

「となると、ここはリーダーであるパラースを倒さないと!」


 零夜の推測にエヴァが意見を述べ、その内容にミミ達も頷く。


「そうね。けど、カンナ、アンリ、ヘルガーもいるから油断はならないわ。アミリス、三人については分かる?」

「私の千里眼で調べてみるわ!」


 アミリスは千里眼で敵陣地にいるカンナ、アンリ、ヘルガーを確認し、彼女達のデータを一瞬で読み取る事に成功する。


「分かったわ!まずは……」


 アミリスはカンナ達のデータを零夜達に話し始め、彼等は納得の表情をする。


「そういう事か!よし!ここは俺、ソニア、ヒカリさん、倫子さんで行くぞ!」

「じゃあ、私達はピンチになったら駆け付けるから!」

「おう!」


 零夜達四人はパラースのいる敵陣へと突入し、エヴァ、ミミ、アミリスは待機する事になった。


「ついに戦いが始まったか……どうなるかだな」


 蓮太郎は魂の状態でステージ上空に浮かんでいて、戦いの様子を見守り始めた。



「あの三つ子はやられたか。流石は神室様を倒した実力を持っているな」


 パラースの陣地では三つ子がやられた事に真剣な表情をしていて、カンナは普通に欠伸をしていた。


「何故欠伸を?」

「退屈やさかい。それよりもパラースはん、敵は手強おして苦戦するのんは確定やけど、ここにおる四人でいけるん?」


 パラースの質問にカンナは即答して質問し返すと、彼は後ろを向いて腕を鳴らす。


「さあな。だが、ここで負けたら神室様に顔向けできねえし、やるからには容赦しねえ!アンリ、ヘルガー、行くぞ!」

「「はっ!」」


 パラースはアンリ、ヘルガーと共に零夜達を倒しに向かい、ぽつんと残されたカンナはニヤリとあくどい笑みを浮かべる。


「さーて、少しは楽しまして貰いますえ」


 カンナはすぐに手を地面に置き、ステージのプログラムを書き換え始めた。



 零夜達はパラースのいる陣地へと向かい出す中、トラマツから通信が入る。


「トラマツ!」

『パラース達が動き出した!どうやら君達を倒しに向かっている!』

「分かった!やるとしたら……迎え撃つのみだ!」


 零夜が決意を固めたその時、いきなり警報が鳴り響いて彼等は思わず足を止めてしまう。


「なんだ!?」

「どういう事なの!?」

「ステージに不具合が!?」


 零夜達が予想外の展開に焦り出したその時、桜吹雪が舞い始めた。


「これは……桜吹雪?」

「あっ!いつの間にか桜が!」


 倫子が指差す方を見ると、なんと桜が満開となっていて、この光景に彼女達は驚きを隠せずにいた。


「どうやらステージを何者かが書き換えたに違いない。しかし、一体何の為に……」


 零夜がこの展開を推測する中、パラース達が姿を現した。


「パラース!」

「ついにこの時が来たな……あの桜吹雪はカンナの仕業だと分かっている」

「カンナが!?」


 パラースからの説明にヒカリは驚きを隠せず、彼にそのまま近付き始める。


「一体彼女は何の為に!?」

「分からない……だが、今は戦いだ!ヘルガーはソニアを!アンリは倫子を狙え!」

「「了解!」」


 パラースの合図でヘルガーとソニアはそれぞれの相手に立ち向かい、彼は零夜と相対する。


「この時が来た……神室様には指一本触れさせない」

「何故お前は神室に対して執着心を持っているんだ?」


 零夜からの質問にパラースは空を見上げ始める。


「あれは2年前……当時不良集団で行動していた。しかし……謎の男にやられてしまい、仲間は失ってしまった。その時に俺に対して手を差し伸べてくれたのは、神室様だ」

「それがお前と神室の出会いなのか」

「ああ。それから俺は神室様に恩を返す為、身を粉にして任務に取り掛かった。だが……お前が神室様を傷付けた以上……容赦はしない!」


 パラースは両手にナイフを構え、零夜は村雨と天叢雲剣にオーラを纏いながら戦闘態勢に入る。


「戦いは望むところだ!」

「やれる物ならやってみろ!」


 二人は同時に飛び出し、ナイフと忍者刀が火花を鳴らしながらぶつかり合う。お互い斬撃を回避したり防御したりしつつ、一進一退の攻防を繰り広げていた。


「くっ!そう簡単にはいかないか!」

「当たり前だ!このまま一気に決めさせる!」


 パラースはナイフの数を増やし、そのまま零夜に向けて照準を合わせ始める。


「エッジキャノン!」


 ナイフが次々と零夜に襲い掛かるが、彼は跳躍して回避し、苦無をパラースに投げ飛ばす。


「チッ!」


 パラースがバックステップで回避し、零夜は地面に着地して彼を睨みつける。


(やはりそう簡単にはいかないか……対人となると少し戦い方が違うな……)


 零夜が冷や汗を流しながら前を向き、パラースとの戦いに集中し始める。


「ガラ空きだ!」

「がっ!」


 するとパラースは強烈なハイキックを零夜の顔面に見舞い、彼は後退してしまう。


「こいつ……」


 パラースのニヤリとした表情に、零夜の心に怒りの炎が宿り始めた。



 ヘルガーとソニアの戦いも互角の展開が続いていたが、彼が彼女に対して強烈な一振りを見舞わせる。


「が……」


 槍の一振りによる一撃を喰らったソニアは、あまりの威力に背中に地面を打ち付けてしまう。


「くそ……今のは効いたぜ……」


 ソニアがすぐに起き上がるが、ヘルガーは槍を構えながら彼女の心臓部分に狙いを定めていく。


「終わらせてやる!ランスブレイク!」


 ヘルガーがスピードを上げてソニアに襲い掛かるが、彼女は横回転して回避し、素早くジャンプして槍の上に乗る事に成功する。


「な!?」

「確かに槍はリーチが良くて見事だ。けどな……そのリーチが仇となるんだよ!」


 ソニアは素早く駆け出し、カタールを構えながら攻撃を仕掛けてくる。


「ネックスラッシュ!」


 ソニアはヘルガーの首部分を切り裂き、傷口から鮮血が飛び出てしまった。


「む、無念……」


 ヘルガーはそのまま消滅してしまい、残ったのは彼の槍と金貨だけとなった。


『ヘルガー、ソニアのネックスラッシュで消滅!残るはあと3人!パラースチームが苦しくなったぞ!』

「そんな!ヘルガーが!」


 ヘルガーの消滅にアンリが戸惑う中、倫子が彼女に対して接近してきた。


「私がいる事を忘れないで!」

「おっと!ファイアーボルト!」


 炎を纏った電撃が倫子に襲い掛かるが、彼女は跳躍して回避し、アンリに接近してくる。


「な!?」

「そのまま……ウイングキック!」


 倫子は空中からの蹴りでアンリの顔面を捉え、そのまま彼女をダウンさせる。


(昨日は零夜君がいたお陰で怖い物は無くなった。それを今……この技で証明させる!)


 倫子はアンリを前かがみにさせて左腕を取り、肩からまたぐように右脚を絡ませ固定、さらに右腕もコブラツイストの要領で固めて右手で天を指差す。


「いきます!」


 倫子が高らかに宣言した直後、そこから右腕を相手の股下にまわして自分ごと前方に大きく空中回転、ユンリンを地面に叩きつけた。


「ケツァルコアトル炸裂!流石はプロレスラー!」

「こんな技があるなんて……」


 アンリも倒れて消滅し、ロッドと金貨が地面に置かれる。


(私はもう大丈夫。何も恐れはしない!)


 倫子は天井を見上げたと同時に、清々しい顔で新たな決意を固めた。


『アンリ、倫子のケツァルコアトルによって消滅!現在、7対2。最早全滅も時間の問題か!?』


 ラビリンの実況に観客席から歓声が響き渡り、ヒューゴはガッツポーズを取る。


「残るはパラースとカンナ!パラースを倒すか二人まとめて倒すか、フラッグを手に入れるかのどれかだ!」


 ヒューゴが勝利を確信する中、アカヤマが真剣な表情をする。


「どうした?」

「確かに勝ちは確定だ。しかし、カンナという女性の行動が怪しい」

「カンナ?」


 ヒューゴはステージの方に視線を移すと、カンナはゆっくりと歩きながらパラースの方へと向かっていた。


「彼女は自由気ままに見えるが、恐らくその裏では何かを隠しているかも知れない。彼女が一体何を仕出かすのか見逃さない方がいいぞ」

「なるほど。これはどうやら……一筋縄ではいかないかもな」


 ヒューゴがカンナの行動を見て冷や汗を流す中、零夜とパラースの戦いも終盤に入ろうとしていた。


「そこだ!」

「チッ!」


 パラースのナイフが襲い掛かるが、零夜はバックステップで回避し、手裏剣を投げ飛ばす。


「くっ!」


 パラースも負けじと回避し、冷や汗を流しながら彼を睨みつける。


「どうやら手強いみたいだな……だが、ここで負ける理由にはいかない!」


 パラースは両手を前に突き出し、魔術を唱え始める。すると彼の手から白い光のオーラが纏わってきて、今にも発射しようとしていた。


「オールキャンセル!」

「そうはさせない!」


 パラースの両手から光線が出るが、ヒカリが前に出てミラーシールドでガードしてしまう。すると光線が鏡によって跳ね返り、彼に直撃してしまう。


「し、しまった……!」


 オールキャンセルを喰らってしまったパラースは能力を封じられ、更には魔力も0になってしまった。


「パラースの能力が封じられたわ!」

「今がチャンスよ!終わらせて!」


 クロエとユンリンの声援に零夜は頷き、すぐに村雨を構える。


「この技で終わりだ!蓮太郎を殺した罪を……思い知れ!」


 村雨から水のオーラが纏わりつき、そのまま刀の威力を強化していく。零夜はそのままパラースを睨みつつ、獲物を狙う目をしながら攻撃を仕掛ける態勢に入った。


「今がチャンスだ!零夜さん、お願いします!」


 この様子を見た蓮太郎は、零夜に対してエールを送った。


「くそっ!俺もここまでか……申し訳ありません、神室様……」


 パラースが横を向いて敗北を認めたその時だった。



 ドスッ!


「ぐはっ!」

「「「!?」」」



 なんとパラースの背後から刀が突き刺され、彼の心臓部分を貫いてしまった。

 そしてその行為をしたのは……パラースの仲間であったカンナだった。


「嘘だろ……」

「こんな事って……」

「カンナ……?」

「か、カンナ……お前という奴は……」


 零夜達が驚く中、パラースは恨み言を言いながらそのまま消滅してしまい、残ったのは金貨と彼のナイフだけとなった。


「パラースはん、ここがアンタの墓場や。恨むんやったら、自らの行為を恨むんやな。パラースの勇者を殺した事を……」


 カンナは刀を腰の鞘に収めた直後、終了のブザーが鳴り響く。


『勝負あり!パラース死亡の為、ブレイブペガサスが勝利!よって、ラリウスへの侵略危機は終わりを告げられました!』


 ラビリンが終了を宣言するが、突然の行為に観客席からざわつきが起こりつつ、そのまま全員がその場から転移したのだった。



 零夜達が元の場所に転移した直後、ヒカリがカンナに近付き始める。


「カンナ……あなた、パラースの部下になっていたのに、どうしてこの様な事を……?」


 ヒカリからの質問にカンナは普通の対応で答え始める。


「実はうちはカーン様からの依頼で、ヒカリ達がラリウスと地球の勇者として相応しいか試してみる事になったけど、パラースちゅう奴因縁をけしかけて来たさかい、奴の一人の部下を殺して潜入したちゅう訳や」

「そうだったの……疑ってごめんね」


 カンナの説明にヒカリは謝罪し、彼女は苦笑いしながら返した。


「問題あらへんわ。そやけど……もう一つあんねん」

「もう一つ?」

「アンタ等ブレイブペガサスがラリウスと地球の真の勇者に相応しいのか、うちからテストする事になってんねん。レンタロー死んだ今やさかいこそ、誰がこの2つの世界を守るかをね……」


 カンナが説明したと同時に彼女の部下が姿を現す。女性ばかりで様々な格好している人がいるが、どれも手強い相手ばかりだ。


「ルールに関してはバトルオブスレイヤー。そして舞台は……うち等の世界で行うさかい……」

「地球か……分かったわ!その試合を受けるから!」


 ヒカリは強き思いを胸に秘めたまま、カンナ達と戦う事を決断する。


「それなら俺も戦うのみです。仲間達が戦うのを見ると、黙っていられませんからね!」


 零夜も戦う決意を固め、ミミ達も覚悟を決める。


「私達も同じです!」

「同じ京都出身として黙ってられへんからな」

「私も覚悟はできているから!」

「アタイも負けられないぜ!」

「皆は既に覚悟はできている。私も同じよ!」


 ミミ達も戦う意志を見せ、その様子にカンナは感心の笑みを浮かべる。


「決定やさかい。場所は2日後の朝の浅草。その場所に集合する事を忘れんといてな!」


 カンナ達はその場から転移し、残された零夜達にヒューゴが近付いて来る。


「どうやらこの戦い、一筋縄ではいかないみたいだ。しかも、カーン様の使いとなると苦戦は確定だ」

「確かにそうだ。でも、ここで引く俺達では無いからな。ラリウスと地球の勇者だろうが、そんな事は関係ない。誰が相手でも立ち向かわなければ……夢は遠のいてしまうからな!」


 零夜の決意にヒカリ達も頷き、蓮太郎も魂の状態で近付く。


「まさかこの様な展開になるとは驚きました。パラースを倒してくれたのは有り難いですが、再び戦いになってしまうのは予想外でしたね」

「でも、私は戦う覚悟はできているし、カンナとはお互いぶつかり合いながら良い試合をしたい。それが私の答えだから!」


 ヒカリの覚悟にミミ達も頷き、蓮太郎は苦笑いをする。


「でしたら、僕もこの戦いの最後まで付き合います!やるからには勝ちに向かいましょう!」

「「「おう!」」」


 蓮太郎の宣言に零夜達は拳を上げながら応え、この様子にクロエとユンリンはお互い微笑み合う。


「蓮太郎もノッちゃって……」

「まあ、こういうのもありかもね。それなら私達も付き合わないと!」


 クロエとユンリンも付き合う事を決断し、零夜達の元へ向かう。


「俺達はラリウスを守る仕事があるから来れないけど、やるからには勝ってくれ!」

「当然だ!俺達は絶対に負けないから!」


 ヒューゴからのエールに零夜はガッツポーズで応え、今回はその場で解散になった。



 それから2日後の朝、修練場では零夜達が現代世界へ転移しようとしていて、クロエが魔法陣を展開する。


「じゃあ、行くわよ!ワールドワープ!」


 クロエの魔術で魔法陣が地面に姿を現し、そのまま彼女達を光に包ませる。


「行き先は浅草!さあ、行くわよ!」


 そして光が消えた途端、その場に零夜達の姿は無かったのだった。

パラースはカンナが倒して一件落着と思ったら、カンナから最大の試練が待ち構える事に!


そして舞台は現代世界の浅草へ!果たしてどうなるのかに注目です!


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