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詩集  作者: soupan
2/2

拝啓「目の前の君へ」

すぐ読み終わります。

ここで多くは語りません。





 「朝だよ、おはよう」


 耳元で聴こえる彼女の声


 水を飲みたがるガラスの花瓶

 

 部屋の隅で集会中の塵埃


 朝日に負ける常夜灯


 素直に起きれない僕の身体


 君は僕を背に歩き出す


 まだ行かないで


 僕を置いていかないで


 もっともっとそばに居て


 いつもと同じように


 隣に座って駄々こねて




 「ねぇ、起きて」


 あなたはまだ夢の中?


 いつになったら起きてくれるの?


 時計の針が寂しがる


 花瓶の花さえ首を傾げる


 向かい合った椅子は迷子のよう


 あなたを探し求めてる


 あなたは夢から覚める事がない


 そこはどんな景色?


 今そこに居たりする?


 空より深い旅に出たいよ




 

 もしも目覚める事ができるなら


 今すぐ君に触れていたい


 もしも不老不死になったなら


 今すぐ死に方を探すだろう


 もしもその瞳に映っていたのなら


 ただただ笑っていて欲しい


 


 

 もし叶うのなら


 人間でなくてもいい


 動物でもいい


 プランクトンでもいい


 空気中のほこりでもいい


 なんでもいいから


 次に目を開いたら

 

 また逢おう






 さようなら





最後までお読みいただきありがとうございます!

切ない系は書くのためらってましたが、やはり難しい。

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