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R15版 塩対応の隠れイケメン魔導士が残念聖女(笑)を溺愛するまで  作者: にあ


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3/13

フード野郎、魔導士のシオンは超絶塩対応

連続投稿3話目です!続きは明日また投稿します。

ザシュッ

勇者様の最後の一撃で魔物が絶命してドサッと倒れ、間を置かずに塵になっていく。


この世界に存在している魔物と呼ばれる瘴気の塊のような存在は、魔王が自身の力で作りあげた人工物だ。この世界に元々いた存在じゃない。

だから大きなダメージを与えて、魔王との繋がりが途切れると消滅するのだ。


「皆さま、どこかケガなどしてらっしゃいませんか?」

旅が始まって1か月、毎日聖女ムーブしているので、所作も大分馴染んできたところだ。


「ああ、大丈夫だよ」

ニコッと輝く笑顔で勇者様……イグニス様が応える。はわぁ~今日も素敵だわぁ。


「このあたりの魔物は討伐できたかしら」

額の汗を拭いながら言うのは魔法剣士のリアナだ。綺麗な赤毛と緑の瞳の、豊満ナイスバディ美女。王国の兵団の剣士なんだって。

リアナは明るい気さくなお姉さんだけど、イグニス様にボディタッチが多くて、私はついやきもきしてしまう。

だって、私、胸は完全にリアナに負けてる。

イグニス様が巨乳好きだったらどうしよう。


「もうこの付近に魔の気配はない。早く街行こうぜ」

魔導士のシオンが言った。


シオンが喋るのを最初に聞いた時は、衝撃だったわ。


え、口あったんだ。

ていうか、それが意外に若い男の声で、なんならちょっとイケボだったことが衝撃だった。

でもシオンが喋ったことで、ちょっとほっとしたんだよね。話が出来るなら通じ合えるかもって。


この1か月で、毎日寝食を共にして、リアナとは大分仲良くなれたと思う。

イグニス様も最初より気さくに話してくれるようになったし。


けど、このシオンだけはまだなかなか打ち解けられてない……というか、なんか私、シオンに嫌われてる?

仲良くなろうと思って色々話しかけたんだけど、


「シオン様はどちらのご出身ですの?」

「さーな」

「シオン様の魔法って本当に素晴らしいです。私感嘆いたしました」

「あっそ」

「シオン様はいつ頃イグニス様たちと出会われましたの?」

「……どうでも良くね?」


……しょっぺーーー!

塩!塩だよ!もう!すべてこんな感じで超絶塩対応なのだ。しかも他のメンバーには、私ほど塩対応ではないのがまた腹が立つ。


こっちが下手に出てりゃ調子に乗りやがって!いつか目にもの見せてくれるわ!


内心黒々とした想いを抱きつつも、儚げ美少女フェイスで『私傷ついてます』的に、寂し気に微笑んでやったけど、微塵も罪悪感なんて感じてない風に流されたわ。

今回ほんと書いてて楽しいです(*´꒳`*)

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