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夏生詩集3

午前0時を過ぎて

作者: 夏生

眠ろうとすれば

押し込んだ記憶が

なだれおちてくる


かきみだされたままの

心からあふれでてくる

言葉にならないものが


何が間違っていたのか

答えは夜の風に散りばめられて

掴みようもなく消えていく


静けさは心を騒がせて

あがいても逃れようのないことを

突きつける


あの頃信じていたものが

まだ生きていて

笑っていた側にいた

もどかしくなって

記憶をかきむしった


日差しに包まれた朝方

何もかもが動き出したころ

安堵のため息とともに眠りにつく


生きていることを

抱きしめながら




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― 新着の感想 ―
[一言] 私も同じような経験があります。私は、心が痛くて眠れずに、毎晩泣いて朝を迎えるのも苦痛な日々が続いた時期が長くあります。 信じたいという淡い期待と、絶望が入り乱れて、苦しかったです。 …
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