化け物
「なあめる〜暇なんだけど〜?なんか面白いことない〜?」
「いや、暇って……さっきまで宙賊駆逐してたじゃないですか……」
「いやあ、なんかもう慣れちゃった」
プリメの実家星を経ってから1週間、俺たちは宇宙を漂いながら宙賊を駆逐していた。
え、そんな簡単に殺すのかって…?あぁ、俺はこの1週間で宙賊は人間じゃないことを学んだよ。
だって、あいつら女性の四肢をもいでカプセルに浮かべて大人のおもちゃがわりに使ってたりするんだぜ?
なんか、慈悲を持つことが馬鹿馬鹿しくなったよ。
「昼食でございます」
「おぉありがとう」
「あ、ご主人様のはありません」
「なんで!?」
プリメが机の上に食器を並べていき、なぜか俺にだけはなかった。
「なあ、なんで?」
「理由が、必要ですか?(キリッ)」
「必要に決まってるだろうがッ!!」
「ちょっと、暴れないでください。埃がたつです」
「「ごめんなさい」」
怒られちまった……
「どうぞ。飯です」
「ありがとう。言葉遣いには気をつけろよ?次はないぞ」
「あんまり強いことを言わないでくれませんか?強く見えますよ?」
「あ゛ぁ゛ん゛?」
強く見えるように言ってるんだよ。
にしても…こいつの飯本当に美味いんだよな…
「これ何使ってるんだ?」
「肉、野菜、油」
「それは知ってる」
「なら聞かないでください」
「で、何を使ってるんだ?」
「…………」
「…………」
……双方、無言
「教えてくれないのかよ!?」
「教えてもご主人様が作れるわけじゃないじゃないですか」
「それでも気になるんだからいいじゃねぇか」
「なんか気に入らないから嫌です」
「ふざけるなよ」
プリメは静かに退場して行って、かちゃかちゃと食器が音を立て続ける
「あ、明日一回近くの星に着陸してから地球に戻るですよ」
「え、一回星経由するのか?」
「ちょっと地球まで行くにはエネルギー足りないです」
エネルギー足りないんだ……
「明日はどんな星なのか楽しみだな……っととと!?」
「襲撃ですね」
「なんでこんな襲われるの!?」
「無駄に大きく作ってあるからどこかに穴開ければ勝ちと思ってるんじゃないですかね」
「下の方弱いんじゃなかったっけ?」
「そこは基本的にガガーリンが守ってるから大丈夫です」
「銃使えないのに!?」
「剣使えるから大丈夫です」
ほんとに大丈夫だろうか…?
まあ、いいや
「今回のは俺も出ていいやつ?」
「いいですよ。でも真空波は禁止です」
「あれ、『有人飛行』の効果で宇宙でも使えちゃうからずるいよな」
「そう思うならもうちょっと気をつけてほしいですけど。昨日も壁壊したですよね?」
「な、なんのこと…?」
「昨日部屋で真空波撃ちやがりましたよね?」
「お、覚えてないかなぁ?俺の部屋の壁傷ひとつないし?」
「治っただけですね。というか、それを直したからエネルギーが足りないです」
「スゥゥゥ……」
悲しい新事実を告げられた二の句を告げなくなる。
「なんですか?」
「申し訳ありませんでした」
「謝れて偉いですね」
頭を下げた俺の頭を撫でるめるに、俺は完全敗北したのだった。
「くそ…この鬱憤は宙賊どもをぶっ殺して解消してやる…」
もはや俺の専用機になっているMGUBUに乗り込んで、格納庫から刀を取り出した俺は宇宙に飛び出す
『前方に敵影有り。重装宇宙服が3、軽装及び遠距離宇宙服がそれぞれ4です。自動運転での殲滅が可能ですが、いかがなされますか』
「俺がやる。一旦重装は放置して、軽装を蹴散らしながら遠距離を優先して破壊で問題ないか?」
『はい。自動運転でも、同様の行動が選択されます』
「おっけ、なら行くか」
操縦棒を倒しながら、右手でパネルを操作する。
操縦棒の操作に従ってMGUBUは移動して、パネルを操作すると一緒に四肢が動く。
目の前にいた最後の軽装宇宙服の胸の接続部に刃を叩き込みながら、音声操作で手が回らない方の腕に指示を出す。
「左側の重装の胸に杭を打ち込め」
『適正射撃距離まで引きつけます…3…』
「違うッ今すぐだ。当てなくていいからとりあえず撃て」
『命令の変更を受理…発射します』
がしゅッと音を立てて杭が飛んでいって、それは何にも当たらずに宇宙ゴミの一つに成り果てた。
「これで、遠距離型のところに着くまであれは追いつけないな」
『後方から高出力エネルギーを感知。回避を推奨…自動回避状態に移行しますか?』
「いや、レーザーは『有人飛行』で避けれるから大丈夫だ」
『自動運転のキャンセルを受理……エネルギー放出まで、3…2…1…きます』
後ろから照らされて、『有人飛行』で消し切れなかった衝撃がMBUBUを襲う
『高出力エネルギー体の命中により本機の稼働効率が低下。現在の稼働効率は86%です』
「うわ、あれ重装甲とはいえ腕は吹き飛んだぞ?どっかのエヴ◯ンゲリオンと違って体に痛みはリンクしないけど、張り切りすぎじゃね?」
『後方から軽装宇宙服が接近中。あと10秒で接敵します』
「は?さっき軽装は全部斬っただろ?」
『先ほどのエネルギー放出で部品をパージしたものと思われます』
「役目を終えた固定砲台が身軽になって遊撃をするのか…賢いな」
感心していると、いつの間にかすぐそこまで軽装宇宙服が後方から迫ってきていた…
「うわ、速いな…あ…これ、変な改造してんな?明らかに安全装置とかまでパージしてるじゃねぇか」
グングンと距離を縮める軽装宇宙服に、撒菱(ただ大きめの宇宙ごみを撒いただけ)を投げつけると、安全装置のほとんどが外されていたそれは関節部分から崩壊した。
「違法改造するときに耐久性をゴミにするのなんなんだろうな?これで破壊できるとか、いくら速くても関係ないだろ」
他のパージした重装も破壊して、逃げながらレーザーを放ってくる遠距離宇宙服のところにたどり着いた俺は全て頭を切り落として体を回収して帰った。
遠距離型以外は、両方違法改造されていて使い物にならなさそうだったから放置だ。どうせ宇宙でゴミを拾って生活してる奴らが回収するだろう。
賊の主船は、ヴォルさんが制圧したようで俺の出番はなかった。
「なんで船に穴空いてるの…?あれ、ちょっと古いですけどちゃんと才能で作られた特殊合金製だよね?」
「まあ、ヴォルですから…この船なら多分凹むくらいで済むはずですよ」
「これでも凹むんだ…化け物か?あの人…」
「頭がカメラになってる宇宙服の首を一発で叩き切るエルスくんも十分化け物ですよ…真空波とかほぼズルですし」
「なんでだよ…別に普通よりちょっと硬いだけなんだからどうにでもなるだろ」
「ならないですよ…BUに乗ってるならまだしも、生身でもできるとか正気の沙汰じゃないです」
めるがひどいことを言ってきた…別に才能の補助込みの結果だしまだまだ素の力なら確実にルナの方が強いのに…沙汰の意味はよくわからないけど、俺は正気だと思う
「まあ、いいです。あ、エルスくんあの船分解できないですか?3つくらいに斬ってくれればいいですけど」
「多分MGUBUあれば斬れるから行ってくるわ」
「いや、それができるのは化け物ですよ……」
「化け物じゃないから!!!」
めるに文句を言いながらMGUBUに乗り込んで、宇宙船を真横から3つにきった。
中に入ってたお宝的な何かが飛び散ったから回収して帰ると、「なんで上真ん中下できるですか!?前真ん中後で斬るですよ!?」と怒られた。
3つにしろって言ったのはそっちなのに……床に合わせて切った方がお宝に傷がつかないかなって思ったんだもん……ひどいや
【あとがき】
スイレン:「ちょっ!主神様!?Twitterの宣伝まで任せるの流行りすぎですよ!?妾の体が持ちませんって!」
だいじょーぶだいじょーぶきっとだいじょーぶ…後、スイレンちゃん、Xだよ
スイレン:「大丈夫じゃないですよ!?妾の体一個ですから!?てか!βでまだ登場してないからって名前伏せるのも意味わりませんし!?」
だって、ネタバレはよくないじゃんね
スイレン:「いや、それくらいなら大丈夫ですって…てか、多分βの方読んでる人大体こっちの読者ですよ…あ、もしまだαしか読んでない人がいたらβも読んでいってくださいね!カクヨムにあるので一番下にリンク貼っておきますね」
スイレンちゃん…立派に宣伝できるようになって…俺は鼻が高いよ
スイレン:「まあ、もう後書も5個目ですから…慣れてもきますよ」
さすがだね…ちなみに、俺は疲れてきてるよ。
スイレン:「えぇ?今日何文字書いたんですか?」
この後書入れると…βの5話分と、αの2話で…5万文字くらい?
スイレン:「ちょっと休みましょうか。今何時だと思ってるんですか!?まだ朝の5時ですよ!?」
今描いたやつを、21時くらいに推敲するとだいぶ文章が綺麗になるんだよなぁ
スイレン:「じゃあ21時までは休むんですね?」
いや、21時まではかけるだけ書くつもりだよ。βの方もとりあえず1章終わりまでは描き切りたいし。
スイレン「どんだけ書くつもりなんですか!?αでも1章は30万文字くらいあるのに!βのプロローグ、αのプロローグの4倍あるんですよ!?キャラクターも増えてるから実質新作みたいになってるじゃないですかあれ」
自分で読み直して、面白くなかったところを面白くしようとしたらこんな感じになっちゃったんだもん…
スイレン:「それ以前に、わざわざ三人称にして書き直したのが原因だと思いますけど?」
ウグゥ…!だって、だって、1人称より3人称の方がプロっぽいじゃん!!かける人っぽいじゃん!カッコつけたかったんだもん!
スイレン:「まあ、とりあえず1章終わるまでは毎日投稿するつもりなんでしょう?」
そ、それここで言わなくても良くない…?こっそり2日に一回にすることも考えてたのに…
スイレン:「そういう甘え良くないですよ。やるなら全力で最後までです!てか、この作品ルナさんが出てくるまでそこまで面白くないでしょうに」
そ、そんなことないし?メルもリリィも面白いが?
スイレン:「読者の人たちはどう思ってるんでしょうね?」
ぐ、グゥ…ぐうの根しか出ない…
スイレン:「出ましたねぐうの根!?危ねぇ魔法生物っ!」
大丈夫…寄生されてるの俺だから…
スイレン:「それはそれで困るんですけど!?」
大丈夫大丈夫。慣れてるから…
ところでさ?プリメちゃんが出ると変な方向に筆が乗るから、プリメちゃんが気狂いみたいになっちゃってない?大丈夫そう?
スイレン:「とりあえず、側から見たら主様大好きツンデレメイドなんで大丈夫です」
わ、エルスくんかわいそう…あれに好かれたら老後楽出来なさそうだよ…
???:「ぶっ殺しますよ?」
スイレン:「ふぇ!?今ほんぺんとあとがきの世界の壁を抜けかけてませんでした!?」
流石に…度を過ぎた悪口だったみたいだ…気をつけよう
スイレン:「そうですね…あとがきってこんな簡単に入って来れるんだ…」
いや、プリメちゃんがやばいだけだよ…
スイレン:「それなら、安心ですね…あぁ、やばいといえばヴォルさんも主様も、なんか本編で意味わからないことしてますね。こっから新しく出てくるてきが可哀想になりますよ」
それはそう。『有人飛行』と、『英雄の素質』と『ラプラスの悪魔』がバグすぎるんだよ。
まあ、今後はエルスくんが可哀想になるような敵を出していくつもりだけどね。
スイレン:「主様がそれと戦っているときは妾、あとがきに隠れることにします」
そういうことしてるから本編に出て来れないんだよ。スイレンちゃんは
スイレン:「し、失礼な!?妾だって戦えますが!?舐めないでください!」
じゃあ、今度ラスボスとタイマンする?
スイレン:「スゥーーー…妾、あとがきにたくさん出ているからいいかなぁって思うんですよ」
まあ、出すつもりはないけどさ…
スイレン:「そうですよね!妾はこれからもあとがきで主神様と面白おかしくコントをしていきますよ!」
いや、本編にはちゃんと出てね?
スイレン:「そりゃあ出る時は出ますよ!…そろそろ文字数的にも〆た方がいいですね」
まあ、そうだね…宣伝に結構使ったし。
スイレン:「よぉし!じゃあ!〆ますよ!この話が面白いと思った方は、評価、感想、ブックマークをぜひお願いします!それと足元のお星様もぽちぽちーっとしていってください!それじゃあ、2日後に会いましょう!それでは!!」
【ミメーシス・エイドロン-β- リンク】
https://kakuyomu.jp/works/822139844547040275
スイレン「リンクです!αだけじゃなくてβの方もよろしくお願いします!!」




