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ミメーシス・エイドロン-α-  作者: 名無し
2章

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36/53

きゃきゃとパンケーキ

おお〜…すごい…普通に近代の都市だ……地球となにが違うんだ…?これ

あ、へぇ、地面が勝手に治ったりしないんだ。めっちゃ不便だなこりゃ


「エルスくん!買い出し行くですよ〜」

「あぁ、今行くわ」


先週俺が捕まえた宙賊はヴォルさんたちがこの星の警察的なもののところに連れていくらしいので、俺はめると買い出しに行くことになった。

普段はクルーの人たちが行うらしいが、正直に言うと外に出る理由が欲しかったのでやらせてもらうことにしたのだ。


「えっと、めるたちが買うのは、お米と調味料全般ですね。野菜とお肉は残りが多いからいらないらしいです」

「了解。それって、どこに行けば買えるんだ?」

「基本的にどこでも売ってるですけど……せっかくですから、観光しながら行くです」

「まじか!俺名物とか見てみたい!」


カスミとスイレンを出そうとしたら、めるに止められてしまった。

二人だけならまだしも、カサブランカは絶対に問題を起こすからやめてほしいって言われた。めっちゃ切実な目で、「地面、治らないですよ?」って言われてしまっては俺も反論できない。こんな宇宙の果てで問題を起こすわけにもいかないので二人を出すのは諦めた。お土産をたくさん買ってやろう。

名物の、焼いてもグネグネと蠢くタコ(ヴァルエンって名前らしい)の串焼きや背中から火を噴き出すトカゲ(ヴァリスって名前らしい)の姿焼きを買った。

流石に火を噴き出すちっこいトカゲの種族名を聞いた時には腹を抱えて笑った。きゅ、キュルキュるした目しやがって…ブフっ…かわ余…グフぅッ無理、面白すぎる…

るる先輩とヴァリスへのお土産はこれにした。二人とも喜んでくれるだろう


「める!見ろよ!なんか馬鹿でかいカニがある!」

「それ、地球でも時々見るやつですよ。外星進出してるだけです」

「まじかっ!確かにみたことあるかも…!?」

「えゅしゅしゃ!みて!ゃたがし!」


クイッとカスミに袖を引かれて、そちらに視線を向けーー


「え、どれ…ってカスミっ!?」

「みて!にじぃろ!!きやきや!」

「そうだな…うん、キラキラだな」


なんでカスミが出てこれてるんだ……?不幸も発動していないし…

うーん、考えてもわからないことはどうでもいいか!どう考えてもカスミは可愛いしなっ!


「める〜!綿菓子買ってもいい〜?」

「別に許可取らなくてもいいですけど…って何カスミちゃん出してるですか!?カ、カサブランカさんは…出てないですね?」


事情を説明して、プレートを見せて『大人のための絵本』がスロットにないことを見せてやっと信用された。


「なんでなんですかね…?」

「さぁ…?でも、カスミが可愛いからなんでもいいかなって」

「全くよくはないですけど…まあ、今考えてもわからないから仕方ないですね」

「ゃたがし!きやきや!すごぃ!!」

「そうだな、キラキラすごいな」


綿菓子を買って、カスミに手渡すと目を輝かして食べ始めた。


「え、可愛い…これ、テイクアウトってどこでできる?」

「エルスくんが抱っこすればいつでもできるですよ」

「確かにっ…!」

「カスミちゃんが関わるとエルスくんがポンコツになるのなんとかならないですかね…1ヶ月間くらい監禁すれば…もしくは?」

「やめろよ!?そんなしょうもない理由で監禁されたくねぇ!?」

「えゅしゅしゃましゅきよ!」


うぎゃあ!?かわいすぎる!?キュート!ソーキュート!

はいっ!可愛い!!

みなさまどうぞご斉唱ください!

はいっ!可愛い!!!


「エルスくん、顔がうるさいです…」

「顔がうるさいって何!?」

「万歳三唱みたいな顔してたです」

「万歳三唱みたいな顔って何!?」

「ばじゃい!!」


はいっ!可愛い!!

みなさまどうzーー


「これ一生終わらなくなりそうだからさっさと行くです」

「きやきや!さゃす!」


カスミとめるが並んで歩き始める……あれ?カスミの方がちょっと大きい…?


「なんですか?」

「なんでもないです」


いや、背の話だよ?背の…まあ、それに伴って胸部の装甲も…やめよう、これ以上は(俺の)命に関わる

はぐれないようにカスミの手を取って、ついでにめるの手も握って歩き出す。


「なぁ、める、お前この星きたことあるんだろ?おすすめの店とかないのか?」

「ぇ?なんです!?喧嘩ですか!?」

「喧嘩なんかするわけないだろ!?」


顔を真っ赤にしためるがふくらはぎを蹴ってきた。

思わず手を離すと、めるが早足で歩き出した


「めるさん…?なんでそんなご機嫌斜めさんなの…?」

「うっさいです!わかんないなら黙るですよ!!」


手をブンブンと振りながらめるが怒っている


「え、手繋ぎたいの…?」

「別に繋ぎたくないですっ!エルスくんがどうしてもっていうなら繋いであげてもいいですけど!」

「うん、あー、どうしてもだから繋いでもらっていい?」


めるの手を掴むと、めるの顔が真っ赤になる…恥ずかしいならやめればいいのに…

多分そういうお年頃なのだろう…年相おーーやめてっ!爪立てないで!!俺の柔肌なんていとも容易く傷つくんだからね;;


「ぇるすくんはずるいんですよ…さらっとこういうことをするから…こんなんだからこれからも女の子ばっかと仲良くなるです…刺される未来見えても守ってあげないです…」


なんか物騒な呟きが聞こえた気がするが、聞かなかったことにしよう…


「あ、ここのパンケーキ美味しいですよ」


めるが立ち止まって看板を指差した


「お、じゃあ入るか」

「アァンケーキ!!」

「パンケーキな?メンチは切るなよ?」

「ぅん!!」


微妙にわかってなさそうだが…まあいいか…

手を繋いだまま、店内に入ると可愛らしいエプロンを纏った女性が案内してくれた。


「いらっしゃいませ。こちらの席にどうぞ」


席に案内されて、座ると目の前に水が用意される。


「ロリコンの方には勿体無いかもしれませんが…お水です」

「最初の文は絶対に余計かもしれない」

「ロリコンの方に飲ませるのは大変勿体無いですが…お水です」

「喧嘩ですか…?」

「ロリコンな上に暴力的だなんて…お水です」

「この店どんだけお水出てくるんですか…?」


俺の前にはすでに4つの水が置かれている


「ロリコンは粟と稗でも食ってろを座右の銘にしているので…お水です」

「これは粟でも稗でもなく水なんだけど…?ストップって書かれた手の看板みたいなのないんですか…?」

「うちはそんなグルグル99みたいなシステムは採用していないので…お水です」

「とうとう暴言とは別売りでお水を出し始めたな…」

「ロリコンのくせにうるさいなぁと思っています…ロリコンのくせに文句を言うなよ」

「お水の代わりに暴言を出し始めた…」

「ロリコン如きにコップを使うのが勿体無く感じ始めてしまいました…ばーかばーか」

「暴言のレパートリーすら尽き始めている…」


俺の前に置かれた水をカスミが飲んでいる。

飲み過ぎじゃない…?2個増えたはずなのに残り1杯なんだけど


「漫才やってないではやく注文とってほしいですけど…」

「「漫才じゃないが?」です!」

「息ぴったりですね……本当に初対面です…?」


こんなのと先に面識があったら最初わざわざ敬語使わねぇよ

あ、ロリコンなの否定してねぇや。


「あと、俺はロリコンじゃない」

「エルスくん、それは最初に言わなきゃいけないやつです」

「何言ってるんですかおky…クソロリコン様」

「なんで言い直した?」

「クソロリコン様は両手でロリと手を繋いで……両手にロリで来店なさいましたよね?」

「めるはロリじゃないですけど?」

「…くっ、反論できない」

「めるはロリじゃないですけど?」


何言ってるんだ…めるはロ……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…華です!両手に華だから許してっ!!

あ、カスミはお水いっぱい飲めてえらいね。


「では、クソロリコン以外はご注文をどうぞ。クソろりこんは金だけ置いてさっさと出ていけ」

「お前、店員としての義務教育受けてきたら?お客様に暴言吐くなって教えてくれると思うから」

「そう言うのは全部寝てました。私が習ったのはクレーマーの追い返し方だけです」

「俺はクレーマーじゃないんだけど?」

「たいして変わりませんよ」

「喧嘩か?」

「はやく注文とってくれないですか…?」


奇しくもメルの発言が真実になりかけている…

店員が一度厨房に戻って伝票を手に戻ってくる


「では、ご注文をどうぞ」

「めるはハニーパンケーキでお願いするです」

「あたしは、こぇ!!」

「じゃあ、フルーツパンケーキとコーヒーで」

「ご注文を繰り返しますね…ハニーパンケーキが1つとフルーツパンケーキが一つで合計二点ですね。少々お待ちください」


俺は走っていって、店員が伝票を持って厨房に戻って行くのを捕まえる

厨房に戻られたら部外者の俺は入れないからな…


「おい、俺の注文は?」

「お出ししませんのでお金だけ置いていってください」

「ふざけてるのか?」

「ふざけてます」

「そうか…じゃあ、ちゃんと注文を取れよ」

「ちゃんと聞き取れてないので忘れてきます」

「お前はどこぞの難聴系主人公か?」

「はっ!また私、何かやっちゃいましたか?」

「お前はずっとやらかし続けてるよ」


俺の手を振り払って、厨房に戻っていく店員を見送る…


「なぁ、める…この店って前からこんな感じなのか?」

「さぁ?前きた時は多分あの店員さんいなかったですから…」

「えゅしゅしゃま!おみず!なくなった!」

「全部飲めてえらいな〜。あとでおかわりもらおうな」

「もらぅ!」


コップが全部空っぽになっていた……カスミって食べたり飲んだりしたものどこに消えてるんだろうな…?



しばらく経って、店員が厨房から出てくる


「お待たせしました…ハニーパンケーキとフルーツパンケーキでございます。仕方ないから持って来てやりましたよ変態」


定員は丁寧にパンケーキを二つ浮いてから、投げやりにコーヒーを俺の前に置いた。


「ロリコンから随分とアバウトな暴言になったけど、改宗でもしたのか?」

「いえ、先ほどの去り際私の太ももを見てやがりましたので」

「見てないが?」

「……エルスくん?」

「見てないが?」

「いいえ、見てました。私の太ももにえっろい視線をビンビンに感じました。このケダモノッ!そうやって私に酷いことをするつもりなんでしょう!?エロ同人みたいに…エロ同人みたいに!!!」

「黙れ。一人で盛り上がって勝手に悲劇のヒロインになるなよ」


めるからの視線がいたい……

俺はあの店員の太ももなんてちょっとしか見てないのに…絶対領域がちょっとエロいとか思ってないのにッ!!


「エルスくん、顔がエロいです」

「ど変態様、とりあえず妄想で私を孕ませるのはやめていただけますか?この際、今晩のおかずに使われることは許容しますので」

「店員の被害妄想が酷いな!?てか使わねぇよ!?」

「えゅしゅしゃま!これ!おいしぃ!」


そうだな、カスミ…パンケーキ美味しいな…もう俺の癒しはカスミしかいないよ…

結局、めるが食べ終わるまで店員は俺の悪口を吐き続け、彼女のボキャブラリーのなさが露呈した。


「クソろりこんのばーかあーほにどとこの店の敷居を跨ぐなばーか」

「黙れカス店員がァ!またご来店くださいくらいいえんのかお前は!?」

「はぁ…またのご来店をお待ちしております」

「言えたよこの子!?」

「二度と私に挑みかかってくるなよ。雑魚が」


鼻で笑って、店内に戻っていった店員に俺もめるも呆然とするしかなかった。

あとがき

どうも、カスミを出したい気持ちが無理矢理すぎるなと反省しています。すばるです

そろそろカスミを出したかったんです…許してください…


ここからメタいお話をするので、そういうの嫌いな人は『ワンダ\\(>v<)//ホーイ!!』まで飛んでください。



で、メタい話なんですけど。

なんか、これまでもカスミに関して時々こんな感じの伏線を張ったような気がしないでもないのですが…これ、どうやって回収するか全く思いついてないです。

まじでどうしよう…カスミにえげつない不幸と破壊の化身カサブランカをハッピーセットしてしまったせいでカスミを出そうとするとどうしても無理矢理になるんですよね…そういう伏線を全く張っていないせいで無理矢理にすら出せないのがスイレン。こっちは、まあ…どっかで個別回作って挽回しようと思います。

……いつになるかはわからないですけど


で、全然出てこない…というか私自身が完全に忘れ去っていたキャラクターが一人だけいまして。

多分皆様ある程度予想がついていると思うのですが、オルト・ウェルチェさんです。(今もオルトの方が全然出てこなくて1話を覗きに行きました。)

『世界変形』の人です。才能の方も影が薄すぎて使いにくいですね……

本当は、才能についての理解が深くないと使いこなせないっていう設定込みでまあまあ使う予定だったんですけど、よく考えたらこれが発動してるかどうかの表現ってむずいんですよね。


『ラプラスの悪魔』みたいに視力が一時的に無くなるわけでも、『大人のための絵本』みたいになんか出てくるわけでもないですし。

あと、エルスくんのスペックが上がったせいで、これがなくても『ラプラスの悪魔』が使えるようになっちゃったのも原因の一つですね。

ちょっと楽しくなってエルスくんを強くしすぎました。


どこかで才能とかが一切使えなくなる話とかも書きたいですね。



ワンダ\\(>v<)//ホーイ!!


ちょっと、メタ話の線引きがわからなくなってきたので一旦ここで終わらせておきましょうか。

で、メタい話をしているときに1話をみに行ったんですね。

かんっぜんに忘れていたのですがメルが眼帯してたし、平民でした。しかもオッドアイ。

多分それ以降ゴスロリ以外でメルの見た目に言及していないから変なことにはなっていないですけど、びっくりですよね。

皆様は覚えてましたか?ちなみに、メルの見た目はちょっと前に描いてみてみんに投稿されていますのでぜひみてみてください。リンクが活動報告にあるはずです。


ちなみに、メルは宇宙船内でもゴスロリです。1話の検査会場でパーカーだったのは裾が引っかかったりすると大問題になるから流石に自重したからですね。

宇宙船内では一番偉いのはメルなので、最悪問題が起こっても揉み消せますから。


そして今回は、そんなメルと一緒に地球以外の星を観光する回でした。

なんか色々書いて、どこからともなくヴァリスを馬鹿にしたり、メルのツンデレを暴発させたりしたんですけど…

多分皆様の印象に一番のこったのは店員でしょうね。

うん、わかってます。これも、ちょっと、楽しくなっちゃっただけなんです。

最初は、『うわ、ろりこんだよ…』って呟くだけのキャラだったんですけど、会話させてみたら無限に話し始めちゃいました…

正直にいうとめっちゃ楽しかったです…

ネタの天丼は重ねれば重ねるだけ面白いと同時に鬱陶しくなるから、少しずつ内容を変えていく必要があるみたいなことをどっかの芸人が言ってたんですけど、今回の会話って本当にそんな感じですよね。

ちょっとずつ内容は変えて行きましたけど、多分途中で何回やんねんって思った方も多いと思います。

私も思いました。でも、まあ、個人で勝手に書いて連載してるだけなので、多めにみてくれると嬉しいです。

ちなみに、ここが2章ほぼ最後のカスミ登場回です。覚悟しておいてください。

ありがとうございました。

ーすばるー


今回の話が面白いと思ったら、ページの下っ側のお星様をぽちぽちーっと押していってください!

私がとっても喜びますよ!

では、また二日後に会いましょう。

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