ドラゴンさんたら読んでもキレた
鐘がなって、寮生たちは各々得意とする武器を持って立ち位置についた。
数分後、再び鐘がなって主城の扉が解放される
4人一組となった寮生が森の中を進んでいき、俺のヘッドギアに映るマス目の色が下から白に染まっていく。
当然上と左右は他の寮の色に染まっていてあと2マスほどで左右の赤と青の寮とは接敵することになるはずだ。
赤の寮側を進んでいるルナから、無線を通じて接敵の報告がきて、直後勝利を告げる無線が再び届いた。
ルナと一緒に進んでいた寮生は赤の寮の主城側にルートを逸らして、代わりに、それを後ろから追いかけていた寮生たちがそこを引き継いだ。
赤の主城は攻略しないんじゃないのかって?白の寮の寮生でルナ以外はヴァリスに勝ちの目がないけど、ルナなら神龍化されなければ勝てるからな。
最悪、相打ちでもやつの体の1部を取ってきてくれれば俺たちの勝ちだしな。
よし、戦況も動いたしトカゲちゃんを煽ってやるか。
『トカゲちゃんやっぴ〜⭐︎オタクの吐息で気温が上がって憂鬱な今日この頃ですがぁ……ウチの寮生がおたくに侵攻してるみたいなんですがお気持ちいかがでしょうかぁ?よろしければお返事お願いしまぁす⭐︎
ps.赤の寮生全然勝ててなくて草』
ヘッドギアを通じて送信っと…あ、復活した赤の寮の生徒がルナに吹っ飛ばされた…あいつ木刀一本で筋肉達磨みたいな大男吹っ飛ばすんだよな…
青の寮、黄の寮とも接敵報告が上がり、そちらの戦績はぼちぼちだが今のところ、マスの量は白の寮がトップだ。赤の寮側に固めた蓮司先輩率いる戦闘部隊が負けなしなおかげだろう。
白の寮の寮生は357人で、そのうちの七割ほどの244人が兵士としてマス目を進んでいる。4人一組になっているため、その組数は61組で一辺100マスの全てを網羅できるわけではないが、全マスを網羅するように進んでいる他の寮生に数の利で勝利できている。
今、寮の隅には今朝建てられた簡易神社が建設されており、その中ではリーファ先輩がウロウロしている。なんか、ガチ呪い武装だからあんまり近づきたくない。
なんでって?彼女の才能を使うためだよ。
リーファ・ビュラスリナ先輩の『丑の刻参り』は他人の体の一部と、写真と神社があれば自分の体力を代償に致命傷を与えられるらしいからな……
学園長によれば、このシールドはこの才能の効果でも割れるらしく、正直、完全に忘れていたが、彼女のおかげで他の寮の寮長一人の残機が実質一つにできるみたいだ……直前に聞いてびびったぜ
誤算だったのは、以外と青の寮の侵攻力がヤベェってところだろうか?
最前線に開いた穴から延々と復活した兵士が送り込まれやがる…何人集まろうがカサブランカを突破されないだろうし、最悪の場合カスミの不幸もスイレンからのバフもあるからシールドを破られることはないと思うが、前線はめちゃくちゃに押されまくっている。
にしても、ルル先輩このヘッドギアで酔ってないのさすがだな。『ラプラスの悪魔』で慣れてなかったらこの二日間まともに動けていなかったかもしれないのに。
さすが寮長だな。
黄の寮?気にしなくていいだろう。あいつら、基本的に煽ってるだけで体力もなにもかもないからな。ーーさんーーフェリスがバカにされてるのは、彼女が才能を上手く扱えないことだけではなく黄の寮の生徒の普段の行動のせいもあるし。あと、断言してもいいがフェリスは絶対によって動けなくなってるからほとんどまともなやつ残ってないと思う。
ヘッドギアに通知が来て、一瞬視界が塞がれる。
へぇ、こんなふうになるんだ?ルナからヴァリスと交戦した報告が来たら大量にメッセージを送りつけてやろう。ーーにいーーえ、せこい?なに言ってるんだ。戦略だぞ
とりあえず、届いたメッセージを開封する
『拝啓クソバカ殿末端兵がオレのところで無駄死にしようとしているようだが止めなくてもいいのか?あの女がオレに勝てると思っているのなら止めた方がいいぞ。現実を見ることになるからな。
ps.なんだこのヘッドギア、びっくりするくらい酔うんだが?』
なんか、文面だとイタい中学生みたいだなこいつ。というか、こいつなにする気だ…?主城が破壊されたら敗北なのに、神龍して自爆しかねないぞ…?
あと、酔ったんだ?龍人のくせに…だっさw
あとでルル先輩に教えてあげよう。え?今送ると絶対に交戦中に大量のメッセージが送られてくることになるから送らない。ヴァリスと違ってルル先輩は知能があるからなーーいちーーわざわざ塩を贈る意味もない
前線に空いていた穴が塞がって
ーーぜろーー
俺の真後ろに『ワームホール』が開く
「先輩、見えてますよ?」
「わお、もしかして、未来人?」
「残念ながら、現代人です」
未来は見えますけどね」という言葉は飲み込んで、閉じかけた穴に木刀を差し込む。
「そっか、じゃあnーーパリンッーーええ…間に合うんだ…それ」
半分以上見えなくなっていたルル先輩のシールドが割れて、珍しく表情の変わった顔を堪能してお別れする。
穴が閉じて、抜くのが間に合わなかった木刀はスッパリと綺麗な断面を見せて切れていた。腕つっこんでなくてよかったぁ……こうなるんだ…知らなかったぁ……
木刀はもう一本あるから取りに行かなくていいし、これでもうルル先輩は俺に奇襲は仕掛けない……とか思ってると思ってるんだろうなぁ
ま、次はないんだけど……そう思いながら、穴があった場所からはらりと落ちた糸屑を拾い上げる…その艶やかな青い糸はーー
ん?ルナから緊急通信…?
「どうしたー?」
「あ、エルスくん…どうしよ?1対1なら勝てるとおもうけど、さすがに取り巻きがいたら無理そう…」
「おーけー、ルナ以外の寮生はまだ生きてるか?」
「うん、生きてるよ」
「じゃあ、蓮司先輩たちにそっちに向かってもらうからなんとか主城の外で耐えとけ」
「りょうかい」
「あ、3マス分くらい放棄して離れていいぞ。あのトカゲ火をはくからな」
「はいはーい」という、ルナの気のない返事を聴きながら蓮司先輩のグループに前線から赤の主城に向かうように連絡する。
この数時間で先輩たちはだいぶ進んでいたので戻るには少し時間がかかるだろうがまあ、それでヴァリスをやれるなら問題ないだろう。
話は戻るが、今拾ったのは、『ワームホール』に挟まれてきれたルル先輩の髪の毛だ。正直、こんなところで手に入ると思っていなかったが、これで青の寮は敗退だな。
とりあえず、ヴァリスには俺が使えばいいからリーファ先輩にはこれを使ってルル先輩を呪ってもらおう。
ちなみに、寮対抗戦争が始まる前に先輩の才能は一度体験させてもらってるから、もう使える。
先輩が倒れないくらいの才能の発動だったがほんとに死ぬかと思った。心臓を鷲掴みにされるような不快な痛みと、歯がイイーッってなる感じの不快感。なんというか、あれだ、耳元で発泡スチロールに爪を立てられた感じ。才能があと1時間続いてたらノイローゼまっしぐらだった。
リーファ先輩に、たまたま回収できた青い髪の毛を渡して能力を使ってもらう。
『丑の刻参り』は見られると発動に失敗していわゆる『呪い返し』という現象が起きてしまうらしいので、そそくさと俺は退散する。
簡易神社から、どろっとした黒い光が上がりはじめて、主城の中の空気が重くなる。
『丑の刻参り』が始まったらしい。
なんだか、才能を喰らった時を思い出して嫌な感じだな……
ーー30分後青の寮の生徒がこの森から消滅したーー
【ルナ視点】
青の寮が敗退する数分前、蓮司先輩がルナと合流しヴァリスとの戦闘を開始していた。
この戦いの勝利条件は、ヴァリスのシールドを一枚割ることと髪の毛…はないから鱗か爪を少し奪ってくること。
爪を奪うのはだいぶ難しい気がしないでもないが、寮長戦を見る限り爪部分にシールドはあるけど、個別で割れるみたいだから少し砕いて持って帰るとしよう。
だいぶ難しくない…?エルスくんもなかなかな要求をしてくるものだ…
難易度はルナティックだ…ルナだけに…ふふっ
「どうしたァ?勝ち目のなさに絶望してしまったかァ?」
「ううん…大丈夫、負ける気がしないから」
人間形態ならエルスくんでも受け切れてたからね…反応さえできればわたしでも受けれそうだ。才能なしの地力だけならエルスくんよりわたしの方が強いし。
踏み込んだトカゲの人の足元の地面が爆ぜる。これ、主城の破壊にならないのかな?
特にブザーとかもならないし、大丈夫みたい。なら、もうちょっと力入れてもいいのかな?
「エルスくんに押されてたのに、わたしに勝てるわけない」
「クカカッ!いうじゃねぇか!さっきからオレの爪を弾く以外できてねぇ分際でよォ」
「めんどくさいなぁ……」
爪を弾き続けてるのは持って帰らなきゃいけないからだし…正直、でっかくならないんだったら3回は殺せてる。種族的な驕りなのか、急所を守る意識があまりにも低い。
確かに、振り抜かれる爪が風を切る音は凄まじいし、風圧もすごいんだけど…当たらないんだよねぇ…
なんで当たらないのがわからないのかな?
ルナティックとか言ってたのが恥ずかしい…いや、スベッたからじゃないよ。てか、スベってないし。
重点的に爪の先を弾いていたら、ガリッと木刀が削れる音と共に爪の先が欠けて白いものが飛んでいくのが見えた。
「あっ、とれた」
「あ゛ぁ゛?なに言ってんだ?ってうぉお!?」
「もう、終わりにするね」
飛んで行った爪の一部を見失わないうちに捕まえてポケットに詰め込む。
トカゲの人は、攻撃ばっかりで守りを意識してないからわたしもそうすることにする。けど、わたしは隙なんて作らない。
守りを捨てるなら、相手に隙が気づかれないようにしないとね。
トカゲの人に教えてあげるつもりで、打ち合う。
「チィッ!龍化できればこんな小娘一瞬なのにッ」
「ないものねだりは、だめ」
爪と木刀が互いを弾きあって、カンッカンッと主城に音が響く。
立ったのは一瞬か、もっと時間が経ったか、わからないけどいつの間にか周りが静かになっていた。
周りで戦っていた寮生たちはなんとか勝ったのか、こちらを伺っているが横槍を入れるタイミングが見つけられないようだ。
まあ、普通の人じゃ無理か。もしかしたら、今どっちが攻めてるのかもわかってないかも
「そろそろ終わりにするかァ?」
大袈裟に振りかぶって、トカゲの人は言う。人間はその大ぶりに付け込まれたら死んじゃうのに。
龍人種ならそうは行かないから、そういうところが甘いんだろうね。
「とった」
首のシールドを割ってさっさと帰ろうーー
「残念だが、取ってないんだなァ…これがァ…まあ、オレも割れたが、お前も道連れだァ…クカカッ、良い戦いだったぞォ」
「うわぁ、粘着質な男は嫌われるんだよ?」
「カカッいいんだよ…龍人は強さが全てだからなァ」
そう言って、わたしたちは光に包まれた…うーん、もう戦いたくないなあ…あんまり楽しくなかった…
消化不良だし、これが終わったらまたエルスくんと模擬戦しよっと。
こういう話の書き方がわからないのに書き始めてしまったせいで長く続きそうなのに鬼のように短いです。
もう少し準備とか描写すればよかった…
処女作だから許してください…もしまた書く機会があったらきをつけます…
寮対抗戦争はいっさい期待しないで読んでください。びっくりもどきどきもないです。
でも、自分で書いたので愛はありますし、フランキーの親父さんも言ってたので私だけでも面白いと思ってこのあたりを読もうと思います。
では、2日後に会いましょう!
それでは!さよーならー!!
コメント・評価ぜひおねがいします!!
作者のモチベーションがアップします!
更新頻度は上がりませんが作品のクオリティーがあがりますよ……!!
あ、コメント評価できない方も大好きですよ。
作者はアクセス解析みながらにやにやするタイプなので。




