世界一簡単な暗殺術
「でっかすぎだろ!?」
ひっくり返った俺をよそに、周りのお貴族様たちは特に反応もなく入っていった。
「くっそ…金持ちどもが…」
「クカカッ!まさかオレのことを散々馬鹿にしたくせにこんなのに驚くとはなァ?」
ニヤニヤと、肩に手を置きながらヴァリスが煽ってきた……ウザぁ^^
「いや、お前が自分で場外に出た時よりは驚いてないから」
「あ゛ァ゛?」
「ボクも、これから、あれより、笑うこと、一生ない、かも♪」
通りすがりで煽っていったルルを追いかけて、ヴァリスが消えていき俺もゆっくりと中に入る
中には、鬱蒼とした森が広がっている…
「えッ!?森!?建物の中に!?」
「そりゃありますよ寮長。ただ広いだけのグラウンドじゃ面白くないですし」
「これ、マスの境目わかんなくね?」
「ちゃんと壁が出ますよ。透明ですから近くまでいかないとわかんないですけど」
へー、すごいな。最新技術
「白の寮の主城は…あっちか」
寮生を引き連れて、森を抜けた先にはこれまたでっかい城が立っていた…途中にも無駄に豪華な物見櫓みたいなのがあったし、もう驚かない
「あれ、寮長また驚くと思って笑う準備してたのに」
「もう、慣れたわ」
「そっすか…残念ですね」
寮生たちが中に入っていき、今日はここで一泊して明日の朝から試合が始まるらしい。
なんか、マップに一個だけ無駄に広い部屋があったけど俺は普通の部屋で寝たい。
このままだと、俺が広い部屋にされるのはわかりきっているので寮生に先に選ばせることでその部屋を先に撮らせてしまうことにする。
「俺は余った部屋で寝るから、好きな部屋を奪い合ってくれ」
「わかりましたー!!」
寮生たちがかけていき、なぜかルナは俺の元に残った。
「あれ、ルナは行かないのか?」
「ねぇ、エルスくん。わたし、勝ったんだけど」
「え、あぁ、おめでとう」
なんだか、すっごく不満げなルナが俺の肩を掴んでくる。
「痛い痛い痛い痛い!!」
びっくりするくらい強く掴みやがった…
絶対骨格歪んだ…
「な、何するんだお前!?」
「わたし、勝ったんだけど?」
「だからおめでとうって!なにがお気に召さないの!?」
ほっぺをぷくーっと膨らませて、るなが睨んでくる
「ごほうび、あって然るべきだと思うんだけど?」
「なにが欲しいんだよ…」
「今日、添い寝しよ?」
「嫌だけど?」
そう言うと、さらにほっぺを膨らませたルナが肩をぶんぶんとゆすってくる
「なんで」
「お前、人を、こんなに、揺らしながら、よく、淡々と、話せる、な!?」
「なんで」
「お前の距離が近すぎて寮の中で俺とお前がデキてるとかいう噂が流れてんだよ!これ以上噂に燃料を投下できるか!?」
ルナが急に機嫌が良くなって肩を揺さぶるのをやめた。
「な、なんだよ」
ニコニコと見てくるルナに、俺は身の危険を感じて一歩体を引いた。
「エルスくん、ごほうび」
「添い寝は嫌だ」
「じゃあ、キスする?」
「しないが!?」
なぜか、俺に体を預けながらご褒美をねだってくるルナ……の後ろで顔を真っ赤にして引き返していく寮生の姿を見つけた。
こいつ、気づいててわざとやったな…?
「お前、気付いてただろ」
「なにに?」
とぼけやがって……
「……自分の後ろに寮生がいること」
「うん」
「な、なんてことを…燃料が投下された…また誤解が広まる…」
「本当に付き合っちゃえばいいじゃん」
「は?嫌に決まってるが?」
「え…わたし、そんなに好みじゃない?」
ひどく落ち込んだ様子で、ルナが顔を伏せる。
「いや、お前みたいな美人と付き合ってたら貴族からのやっかみとかが面倒くさそう。俺は平穏になんの問題も起こさずに高校生活を終えたいんだよ」
「え、今美人って言った?」
「言ったけど……なんだよ?」
「もう一回いって」
ニマニマしながら、ルナが要求してくる。
まぁ、別に減るもんじゃないしいうか。
変に粘ってもめんどそうだし。
「美人」
「ルナはをつけて」
「ルナは美人」
「むふー」
なぜか満足げなルナがスキップ?らしきものをしながら階段を登って行った。
あいつ、運動神経は抜群なのにリズム感は終わってるんだよな……さっきもタタターンターンのリズムで足が動いてたし……
「寮長…なんかルナちゃんが暴れながら階段を登ってきたんですけど?なんか怒らせませた?」
「いや……あれ、スキップだ…多分」
「えぇ!?嘘でしょ!?右足と左足が一緒に出てる時ありましたよ!?絶対新種の飛び蹴りですって!」
確かに、それは新種の飛び蹴りかもしれない……
「ま、まあ一旦それはいいや…部屋は決まったのか?」
「あ、はいッ決まりましたよ!寮長の部屋は一番おっきい部屋です!他の部屋は全部埋まっちゃいました!」
「え、ルナもまだ選んでないと思うけど?」
「え、添い寝するんですよね?」
「しないが?」
「ルーちゃんとまーちゃんが言ってましたよ?」
「誰だよそいつら…」
さっき顔を真っ赤にして消えてったのがルーちゃんらしい。
噂広めるの早すぎない?うちの寮生には無線機能とか搭載してるのかな?
「で、なんで全部埋まってるんだよ」
「大部屋以外の人がいない部屋を荷物置き場にしました!」
「片付けろよ…」
「今からだと3時間くらいかかりますよ?」
「もしかして明日寮対抗戦争なの忘れてる??」
「覚えてますよ」
じゃあ、なんで俺の睡眠時間を削るトラップを用意してるんだよ…
お前は敵なのか…?
「真の敵はお前だったか…」
「どういう思考をしたのかはだいたいわかりますけど、違いますよ?」
「なら、どうして俺の部屋をなくした…?」
「大部屋空いてますって」
「俺、広い部屋だと、寝れない、体質」
「青の寮の寮長様みたいな喋り方やめてください」
結局、寮生は一部屋も譲ってくれず、俺は大部屋でルナと寝ることになってしまった…
夜になって寮生から返還されたカスミと、なんか枝と葉っぱに塗れた状態で主城に入ってきたスイレンを抱えてベッドに入ると、ルナが無理やり潜り込んできた…
「狭いんだけど?」
「なんだかんだ言いながら結局添い寝してくれるところ、わたし好きだよ?」
「お前が入り込んできただけだろ…」
「主様、睦むのはいいですけどあんまりうるさくしないでください…妾今日カサブランカ姉様に連れ回されて疲れまくってるんです……」
「わるい…」
普段スイレンが寝ているところを、ルナが占領しているため俺の上に寝ているスイレン……
幼女サイズとはいえ、ちゃんと重い……カスミと場所逆にすればよかった……
なんだかんだ言いながらも、疲れていた俺は結局すぐ寝入ってしまった。
問一
朝起きて、最初にクラスメイトの女子の顔が見えた時に起こった現象を答えよ
答
心肺停止の危機を迎える
「はぁ、はぁ、はぁ……!」
く、苦しい…なんで俺はこんな?
か、かすみの方に…カスミの方を見てなんとか…
抱きつかれて、ルナの柔らかい肢体が体に押し付けられる。
ち、違う…俺はこんなことがしたいんじゃない…こんな一般ラブコメみたいなことはしたくない…こんなの黄の寮の生徒とかに見られたら殺される…まさかそれを狙って…ルナは一流のヒットマンだった…?
「はッ、はぁ、ふっ……うぁ…」
「ど、どうしたんですか!?主様!?すごい顔してますよ!?」
絶叫したスイレンの声で、ルナが目を覚まし俺は地獄から解放される…
「す、スイレン、ありがとう…本当に…今度好きなだけクッキー買ってやるな…」
「えっ!ほんとですか!?やったー!」
ぴょんぴょんと飛び跳ねながら、スイレンが喜ぶ。
歪んだスプリントの反発力に従って重みのないカスミが吹き飛ぶ。
「……ぇ?」
「うわぁ!ごめんなさい!カスミちゃん!」
目が覚めた時になぜか空中にいたカスミは、不思議そうな顔をしながら落下して俺の腕の中に収まった
「スイレン……?」
「ごめんなさい…今度クッキーあげます」
「クッキーはいらないけど…カスミもいいよな?」
「ぃいよ!たのしゅかった!」
たのしゅかったらしい。
それならなんの問題もないか。
時計を確認すると、短針は7の直前を指していた。
戦争が始まるまであと、3時間ほどか……
「ルナ、俺は先に飯食ってくるからその間に着替えといてくれ」
「わかった」
部屋をでて、朝ごはんを食べた俺たちが戻ると下着姿のルナがベッドに寝ていた。
すぐに部屋から出て、ドアを閉める
黒かった……
「スイレン、あれを起こして服を着せてきてくれ。俺はその間に記憶を抹消する」
「わかりました…記憶を抹消ってなにする気ですか!?」
「カサブランカを呼んで記憶が飛ぶまで殴られる」
「死にますよ!?やめてくださいッ!」
部屋にスイレンを送り込んで、カサブランカがゴンは止められたから壁に頭を打ちつけて記憶を消すことにする。
カスミは、まだ食堂でデザートを食べている。寮生がお世話してたから多分大丈夫だ。
「エルスくん、ごめんね。みた?」
「なにをだ?」
「わたしの下着」
「見てない(AD済み)」
*ADはALL DELETEの略
「そうなんだ。ちなみに、今日は赤だよ」
「言わんくていい!!」
「あれ、本当に見てないんだ?」
「あ?どういうことだよ」
「ごめんね、今日は赤いのじゃなくて黒の際どいやつ穿いてるんだ。」
「言わなくていいって!」
せっかくADしたのに、脳裏にまた浮かんできてしまった……
壁に頭を打ちつけて再度ADしていると、ルナが覗き込んでくる
「想像しちゃった?」
「してない(壁に頭を打ちつける)」
「そうなんだ…かわいいね」
「うるさい(壁に頭を打ちつける)」
部屋に入って着替えようとすると、ルナもついてきた。
「なんでついてくるの?忘れ物でもあった?」
「エルスくんの下着を見ようと思って」
「でていけ!るなパンマン!」
「パトロールを強制するのやめて?」
「エルスくんだけ下着を知っててずるい」とか文句を言うルナを無理やり押し出して、呼び出したカサブランカに食堂まで連行させる。
静かになった部屋でさっさと着替えを済ませて、部屋を出る。
食堂で、他愛もない会話をしていると準備の鐘がなった。
そして、『寮対抗戦争』が始まった。
なんというか、書いてから2週間くらいほうちしたものを読むとまるごと内容変えたくなる衝動に駆られますね。
ここにつっこんだ伏線とかありそうなんでやらないですけど。
ちなみに、私は自分ではった伏線を覚えてないです。いつも、ノートにメモしてあるのを見ながら執筆してます。
正直自分で書いた小説を読んでワクワクできるのはものすごくコスパがいいし、読者支店になれるのでありがたいですね。
まぁ、読み直す頃には後ろに4話くらい増えてるので書き直しはできないんですけどね。
あと、今さっきものすごくうざかったんですけど私のスマホ…こすぱって打つとコ・ス・パって変換してきます…なんですか?コ・ス・パって……?
まぁ、そんなことはどうでもいいですね
では、2日後に会いましょう!
それでは!さよーならー!!
コメント・評価ぜひおねがいします!!
作者のモチベーションがアップします!
更新頻度は上がりませんが作品のクオリティーがあがりますよ……!!
あ、コメント評価できない方も大好きですよ。
作者はアクセス解析みながらにやにやするタイプなので。




