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ミメーシス・エイドロン  作者: すばる
1章

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16/36

開会式

地面に押し付けられた俺は、怨念を込めてヴァリスを睨みつける


「な、にすんだ、このクソトカゲが……」

「カカッひき肉なりたいか?えぇ?」

「なりたくないから手、離してくんねぇかな?」

「別にいいぞ。いくらお前が逃げ出そうがすぐに捕まえられるからな」


軽い調子で俺を解放したヴァリスは、言った。


「そろそろ開幕式だ。オレを待たせるなんて言語道断だからな。直々に探しにきてやったってわけだ。喜んだらどうだ?特別待遇だぞ」

「こんな嬉しくない特別待遇は初めてだ…」

「カカッ待機場の前での怯え方はファッションだったか?随分と似合ってたからもう一度着込んでくるといい、それくらいなら待ってやるぞ?」

「トカゲにビビるのが馬鹿馬鹿しいと思っただけだから気にすんな。ほら、案内してくれるんだろ?さっさとしろよ、最高級のホテルマンのように恭しくな」

「人間如きにか?面白い冗談だ、ここで殺して白の寮生のランチに混ぜてやってもいいが、どうする?」

「それは、勘弁願いたいから自分で行くよ。こっちであってる?」

「逆だ」

「ありがとう」


そういって、曲がり角を曲がるとヴァリスは反対方向に向かっていった。

悠々と歩いていく背中に飛び蹴りをかました俺は、ヴァリスの髪を掴んで言う


「お前…騙したな?」

「クカカッ!別にそっちからでも着くぞ?式典に間に合うかは知らんがな」

「じゃあ、俺は子供心を思い出してトカゲを追いかけて遊ぶことにするよ。ちょうど目の前にトカゲの王様もいるからな」


無言で、ヴァリスは走り出し、空気の割れる音と共に背中が見えなくなった。


「あ、あのトカゲ早すぎる…子供に突っつかれたゴキブリでももっとゆっくり走るぞ…」

「やほ、もう、赤とかげには、あった?」

「え、まあ。突っついたらバカみたいな速度で逃げていきましたけど」

「え、なにそれ、おもしろ、後で、めっちゃわらお」

「えっと、それで、なんのようですか?」

「あぁ、忘れる、ところだった」


宙に空いた穴から身を乗り出して地面に降りたルルは、俺の腕を掴んでいった。


「ワームホール、体験、させて、あげる」

「ちなみに、どこいきで?」

「式典の、待合室」

「さすが!神!どこぞのトカゲとは大違い!」

「その、代わり、ちゃんと、使える、ように、なってね」

「え?」


空間を割いて、目の前に開いた穴に、俺は放り投げられた。


「え、すっごい酔う…なにこれ、吐きそう…」

「クカカッ吐いたら殺すぞ?」

「あ、ゴキトカゲ」

「なんだ、その呼び方は、次呼んだら殺すからな?」

「へーい」

「なんでこいつオレのこと舐めてるんだ…?」


だって、でっかいトカゲってなんかきもいじゃん…なんか、ウロコテカテカしてるし…黒く塗ったらゴキブリじゃね?

数秒後、再び、空間に穴が空いてそこからフェリスが投げ入れられた…

不遜な態度を崩さない彼女は、立ち上がって胸を張り、俺と目があって真っ赤になってしゃがみ込んだ。

今になってさっきのことが恥ずかしくなったらしい。

どれだろう、待機場での会話全体的に恥ずかしかったと思うけど。


「なんだ、なんだァ?オレたちがいない間にラブコメが始まったのかァ?えぇ?」

「黙れ、デリカシー欠落トカゲ」

「あ゛ァ゛?」

「先輩、大丈夫ですよ。ほら、深呼吸です。深呼吸。吸って、吸って、吸って。落ち着きましたか?」

「ぷはぁ!?はかせ忘れてるぞ!?落ち着くどころか死にかけたんだが!?」

「で、なにが恥ずかしかったんですか?」

「し、下着見ただろう……?」

「見てませんが?(デリート済み)」


だいぶ初めの方の出来事だな…その後の胸のくだりとかも恥ずかしいと思うんだけど


「ほんとだな!?見てないんだな!?良かったぁ…」

「はい。先輩の水色にフリルのついた下着なんて見てませんよ」

「見てるじゃないかぁ!!」

「え……?」

「『え……?』じゃないぞ!?エルス、貴様、なんだその惚けた顔は!?見てないとそんな細かい表現できないだろ!」

「あ、ほんとにフリルついてたんですね…」

「んなッ!?か、鎌かけたのか…!?つまり本当は見てないんだな…?」

「はい(大嘘)」

「いや、水色なのがわかってるんなら、見てはいるだろう」

「黙れやクソトカゲェ!」

「……へんたい」


せっかくうまいこと誤魔化せそうだったのに、赤色トカゲのせいで先輩がうずくまってしまった…


「あなたはこれを見ても心が痛まないんですか!?ヴァリス寮長!」

「……へんたい……へんたい」

「あなたのせいでフェリス先輩は『……へんたい』以外言いえなくなってしまったんですよ!?」

「いや、どう見てもお前のせいだろう、それは…」


可哀想な先輩がなんとか言葉を思い出して、どこかにいっていたルル先輩が戻ってくるとグラウンドの方から大きなラッパの音が響いてきた。


「そろそろ、入場、だね。エルス、ちゃん」

「ですね。」


俺の肩に顎を置いたルルがじっと俺を見つめてくる。


「ど、どうしました?」

「使える?」

「な、なにがですか?」

「『ワームホール』、見せた、でしょ?」

「……それが、なんですか」


ルルは眠たそうな目でこちらを見つめて、首を傾げた


「あれ、そういう、才能、じゃない、の?」

「それ、俺がいいましたかね……?」

「ううん、母様が、『エルスって子は、才能を盗むから気をつけてねー』って」

「それって、貴族ではみんな知ってる感じですかね…?」

「ん?たぶん?」


貴族の中では、もう俺の才能が広まってるのか…


暗殺……されないよな?


うん、大丈夫…まだ貴族からは学習してない……はずだ


「ねぇ、使えるの?」

「いや、見ただけじゃ使えないんですよね」

「そう、どうすれば、いい?」

「……才能の使い方と、効果を教えてもらえれば」


すん、と顔から表情を落としてルルは言う


「…めんどくさい」


さいですか…


「もう、時間ない、ね…体育大会の、後で、青の寮に、きて。」

「え、?」

「なに、忙しい、の?」

「い、いや、行けますけど。いいんですか?」

「なにが」


ルルは、こてんと可愛らしく首を傾げた。


「いや、『ワームホール』教えていいんですか?注意されてるんでしょう?」

「私、わかんないこと、知りたいの」

「それ、怒られないんですか…?」

「私を、怒れる人なんて、いないから」


強気だ……

先輩が、あくびをしてヴァリスの後ろに並んだ。

これ以上、会話をするつもりはないらしい。


『寮長入場!!』


号令がかかって、フェリスを先頭にしてグラウンドに入り、寮生の前に並ぶ。


『君たちは、スポーツマンシップに従って全力で戦うことを誓うかしら?』


「誓います」


堂々と、フェリスが言う。


「誓えたら誓います」

「誓えそうなら誓いまーす」

「誓える時に誓いまーす」


真面目なフェリスに続いて、ヴァリスがふざけてルルと俺もそれに続く。


「き、貴様らちゃんと誓えよ!?」

『それじゃあ、第一競技行くわよ〜』

「アレでいいんですか!?学園長っ!?」


嘆くフェリスを無視して、第一競技を始める準備が開始された。

ところで、第一競技はなにをやるんだろうか…?


『第一競技、寮長戦!!』

「へ?」


グラウンドの中央に連れてこられて、俺は他の寮長たちと向き合う。

……え、?

作者マイページみてるかたは知ってると思うんですけど、この作品って一気に書いて一気に予約してるんですよね。

で、投稿前に誤字確認してておどろいたんですけど……この辺会話ターン長すぎますね

会話劇どころかもはや脚本じゃないですか?これ…

シェイクスピア読みすぎましたかね……

まぁ、今さら嘆いても無駄なのでここから数話はこんな感じだと覚悟してください。

ほんとうにすみませんでした。

では、2日後に会いましょう!

それでは!さよーならー!!


コメント・評価ぜひおねがいします!!

作者のモチベーションがアップします!

更新頻度は上がりませんが作品のクオリティーがあがりますよ……!!

あ、コメント評価できない方も大好きですよ。

作者はアクセス解析みながらにやにやするタイプなので。

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