地雷原(目には見えません)
月日は流れ、体育大会当日。
俺は、寮生たちと一緒に体育大会の会場へ向かう送迎バスに乗っている。
カスミが消滅しないように、バス内は全カーテンが締め切られており当のカスミは俺の膝の上でお休み中だ。
窓から顔を出して、『風に髪が靡いてます〜』とか言ってたスイレンは落下してどこかに消えていった。後ろを走って追いかけてきているカサブランカに捕まっているといいなと思う。
「えー、ごほん。昨日の夜、貴様らに無茶振りされたせいでろくに眠れていない寮長のエルスです。このイラつきは準備してきたゲームに載せて発散しようと思うのでどうぞよろしくお願いします」
「きゃーいじめられるー!」
「職権の濫用はやめろー!」
「犯されるー!えっちー!」
「全員同じ文字数に揃えて茶化すな!そして最後のやつは窓から落ちろ」
全員が黙ったのを確認して、俺はゲームのルールを説明する
「今から貴様らにやってもらうゲームの名は、しりとりという。多分名前も聞いたことがないだろうが説明は必要か?」
「知ってるわー!」
「いらねーよー!」
「こんなのに一晩使ったのかー!」
「犯されるー!」
「ルールがわかってるなら大丈夫だ。後ろの方で勝手にやっといてくれ。俺は寝る」
「えっ!?無視!?」
無駄に天丼を重ねてきたやつがいたので無視しておいた。
過度な天丼は嫌われるのだ……え、お前がいうな?知らん
その後、バスの揺れが止まったのを確認して目を開けた俺は……再び目を閉じた
バスは、なぜか森の中にいた。
え、さっきまで公道を走ってたよね?こんな山道にターンオンする機会なかったよね???
「おい、寮生ども、これはどういう状況だ……?」
「兵長!なんか、気づいたら森の中でした!」
「バスすっごい揺れました!」
「しりとり楽しかったです!」
「どんだけ夢中だったんだよ、お前ら!?」
どこですか?ここ……
「大丈夫だ、目的地はここで合ってる」
目ぶかに帽子を被った運転手がいう
「は?」
「君たちの学園長からは手紙を受け取ってある……ほら、これだ後はこれに従ってこいってさ…じゃ、おじさんは帰るから」
崖の斜面を滑るように走っていったバスを見送って俺たちはバスの運転手から渡された手紙の中身を確認する
『マークに沿って進め!後は気合いだよ!緋鶴華憐より』
「えっと、寮長、学園長って卒業までに何回殴っていいんでしたっけ?」
「残念だが0回だ…」
「じゃあ、この苛立ちを力に変えて体育大会で発散するとします」
「そうしてくれ」
うんざりとした表情の寮生たちを引き連れて、木に括り付けられたマークに沿って1時間ほど走ると、とにかく巨大なグラウンドが姿を現した。
観客席には日除けも用意されており、カスミも日傘は刺さなくて大丈夫そうだ。
「意外と近かったね」
「だな、途中の罠も大したことなかったし」
「りょ、寮長…なんで、あんた余裕そうなんですか…ルナさんも…」
「「え、模擬戦は倍くらいやってるし…」」
「「「「化け物め…」」」」
寮生から化け物の評価をいただいたところで、俺は学園長を見つけたので拳を作りながら近づいた
「あら、エルスくんじゃない。早かったわね、赤の寮もまだついてないわよ?」
「え?じゃああそこにあるカバンは……?」
「それは先輩たちのよ。走ってるのは1年生だけだし」
「殴ってもいい?」
「ダメよ。実弾入りのマグナムライフルが火を吹いてしまうわ」
なんで素手の喧嘩に銃を持ち出すんだよ……
カスミを連れてグラウンドに入ると、俺だけ寮生と別れた待機場所に連れて行かれた。
カスミは寮生に奪われた。理不尽だと思う。俺、寮長なのに
「俺、別に特別待遇とか望んでないんだけどなあ……」
案内された扉にかけられた札には『寮長用待機場』との文字があった
ノックをして、返事を待たずに部屋に入った俺は顔面に炎を浴びて即座に引き返して扉を閉じた。
熱された扉が開いて、丸太のような腕が俺の首に回される。
「おいおい、寂しいじゃねぇの?最近の若いのはまともに楽屋挨拶も出来ねぇのか?」
「最近の老害は新人に炎を浴びせるのか……?」
「クカカッ威勢がいいじゃねぇか若いの。体育大会の前に炭火でぼんしてやろうか?」
赤の寮の寮長で他星から地球に渡ってきた3つの亜人の一種『龍人種』の一人、ヴァリス・ネア・フェイルタイルは凶悪な顔面を近づけてくる。
その顔面は、ほとんどが鱗に覆われており半端な鉱物では傷すらつけることは叶わず、人化してもなお見上げざるを得ない巨体は存在しているだけで周りを威圧していた。
とはいえ、強さしか取り柄のないでっかいだけのトカゲだから怯える必要はない。
なんなら多分カサブランカの方が強いし
「おぉー、その子が、期待の、新人寮長、ちゃん?」
「おぉ、そうみたいだぞ、青いの。意外と威勢が良くて遊びがいがありそうだ」
「わあ、目、つけられちゃったね。御愁傷様」
「そう思うなら助けてくれてもいいんじゃないですかね?」
空間をこじ開けて、姿を現したのは現代の偉人と呼ばれるほどの大天才、ルル・ヴェ・リリエンタル。
本来、膨大な演算補助が必要な才能『ワームホール』をコンピュータの補助なしで発動させた天才。その驚異的なまでの計算速度は、かのジョン・フォン・ノイマンに迫ると言われている。
腰ほどまでさらりと流した青髪をたなびかせる彼女は、常に眠たげだった。
「んー、ボクは、いいかなぁ、疲れそうだし」
「俺は良くないんですけど……?」
「なんだぁ、若いの?その青いのがいればオレを倒せると思ったのか?クカッちょっと夢をみすぎなんじゃあねぇか?」
「なに?体だけ、大きく進化、しただけの、トカゲのくせに。調子に、乗りすぎ。脳みそは、成長、しなかったの?」
「なんだぁ?人力空間掘削機如きが、逃げ足に自信があるからって調子に乗りすぎなんじゃないか?えぇ?オレはお前が穴を開ける前に殴れるぞ?」
「あは、面白いね、ひき肉に、して、世界の珍味展に、並べて、あげるよ」
「クカカッ、せいぜい短い夢をみるんだな。その御自慢の脳みそ、ホルマリン漬けにして研究室の素敵なオブジェに転職させてやるよ」
睨み合う二人の間に挟まれた俺、絶体絶命。
次回、エルスくん死す!デュエルスタンバイ!
「って諦められるかぁ!!俺を挟まずにやれよ化け物ども!俺はまだ!人間なんだ!!!」
「「あ゛?」」
「ごめんなさい(謝罪)お好きなところで存分に殺し合ってください(前言の撤回)俺は自分で逃げ出します(改善案)申し訳ありませんでした(再謝罪)」
ヴァリスの横をそそくさと潜り抜けて、待機場に入った俺は最後の寮長と顔を合わせる。
「なんだ?お前、ここは寮長だけが入ることを認められた威厳ある場所だぞ?悪いことは言わないからさっさと出て行け」
言葉の端々に傲慢さを滲ませた彼女は、フェリス・ミア・メメタル。『深淵を覗く者』という、世界でも五指にはいる強力な才能を持っていながらそれを扱いきれないミミタル家の落ちこぼれ。
才能開花直後はその美しい見た目も相まってどのチャンネルでも彼女を見ない日はないほどであったが、一度番組内で才能を暴走させてからは名前を聞くこともなくなった。
それでも、彼女が『緋凰学園』で寮長の座につけているのは一重にミミタル侯爵家の威厳によるもので、そこに彼女の実力も人望もない。
「いや、俺も寮長なんですよ。押しつけられただけですけどね」
「はッ!貴様みたいな冴えない奴が寮長とは、所詮は白の寮か。あまりものの受け皿にはお似合いだな」
え、他所の寮長って何回まで殴っていいんだっけ?
「ん?貴様平民か?落ちたものだな、緋凰も。栄えある寮長の座に、他星のトカゲもどきじゃ飽き足らず、とうとう平民が据えられるとは、ははっこれは傑作だ。」
こいつすごいな……俺だけならまだしも、こんなに堂々とヴァリスにまで悪口言うの?
実は才能の制御できてるんじゃないだろうな……?もしできていたら、黄の寮を警戒する必要が出てくるな…鎌かけてみるか?
「そういえば、フェリスさんの才能は相当強力と聞き及んだのですが、ここで見せていただいたりって可能ですか?」
「うん?そうだな…ここでは無理だな。」
「そう、ですか」
ここでは、か…完全ではないがある程度制御できていると考えるのが妥当か
「というか、知らないのか?私の噂というか、そういう話」
「そういうというと……?」
「才能が制御できてないとか…なんか、そういうのだ」
自分で持ってきたのか、一脚だけ明らかに高そうな椅子に腰掛けた彼女は自信満々だった顔に影を落とした。
おっと……?もしかして地雷踏んでたか……?
「えっと、あー、聞いたことあるような…ないような…?」
「はは、なんだ、知ってるのか。」
「えと、まぁ、巷で耳に挟んだというか…?」
「それなのに聞いたのは、私を馬鹿にするためか?」
彼女はオレンジ色の液体が入ったグラスを傾けて自嘲気味に笑って言う。
おっとぉ……?もしかして地雷原でタップダンスしてたかな…俺?
「馬鹿にしていた平民にまで、笑われるなんて、私も落ちぶれたものだな」
「いや、あの…ごめんなさい…?」
「どうした?笑えばいいじゃないか?それともなんだ、哀れがって慰めてみるか?」
「え、いや…あの…?」
彼女は、液体がなくなったグラスを投げ捨てて近づいてくる。
おおう……思いっきり地雷踏んでたわぁ……どうしよぉ……
というか、すごい卑屈ぅ…自信満々なのは自己暗示的な何かだったの……?
「どうせ私は、あと一年でお払い箱なんだ。あぁ、そうだ平民なら貴族に鬱憤も溜まってるんだろう?ここで私をめちゃくちゃにでもしてみるか?」
「いや、しませんけど!?なに言ってるんですかあんた!?」
詰め寄ってきた彼女は、自分の制服のボタンに手をかけた。
慌てて彼女の手を掴んで、俺は一瞬見えた水色の下着を記憶からデリートする。
というか、腕ほっそ!?肌真っ白!白雪姫もびっくりな白さだよ!
あれ、白雪姫は豪雪地に捨てられたのに力強く生き残ったその生命力から名付けられたんだっけ?どっちでもいいや…
160cm程の身長の彼女は手を掴まれたまま彼女は詰め寄ってくる。
「どうした、侯爵家の娘を好き勝手できる機会なんてそうそうないぞ?」
「だからなんですか!?俺純愛派なんでそういうの望んでないです!!」
「そうか……見た目が気に入らないのか?肌と髪くらいなら染めることもできるが」
「そうじゃないですって!話聞いて!?あと、その綺麗な髪と肌を傷つけて帰ったらご家族が悲しみますよ!?」
「悲しんでくれる家族がいたらいいのだがな」
あぁぁぁ!また地雷踏んだ!すっごい顔赤くして震えてる…!なんか目の前に置かれたボタンを押したら爆発した気分!辛いっ!
さらに影を落とした彼女は、自分の体を見下ろしていった…
「胸はそこそこあると思うのだが……少なくとも青いのと比べたら圧倒的に…」
「それも関係ないんですっ!あとわざわざルル先輩を引き合いに出さないでくださいっ反応しずらいです!」
「男は皆大きな胸が好きだとヤフー知恵袋で聞いたのだが…」
「ネットリテラシー!ネットリテラシー!そんな世界一信憑性の低いツールで人の趣味嗜好を決めつけるな!」
「それとも、なんだ、貴様はつるぺたが好みなのか?」
「ちがぁう!!!」
もう無理っ!そろそろ俺のMPがゼロになっちゃう!赤青寮長のどっちでもいいから戻ってきて!この地雷原引き取って!?
「あ、そうだ。私がお前を婿にもらったら良いのか」
「なんでですか!?いやですよ!?」
「ミミタル家に嫌がらせだ」
「絶対嫌がらせにならないっ!二人の男女が愛のない結婚をするだけの物語で終わるっ!短編小説にもならないようなうっすいエピソードしか生まれなさそう!!」
「ん?愛があればいいのか?じゃあ、私はお前を好きになるからお前は私を好きになれ。いいな?」
「突然意味のわからないデレ方と権力の使い方をするなぁ!」
「貴様はなにがしたいんだ…先ほどから人の提案を却下するばかりで、貴様も代替案くらい出したらどうだ?」
「結婚もなにもせずにただの寮長同士になったらいいんじゃないでしょうか!」
「却下だ」
「代替案を出せぇ!!」
なぜか、俺と結婚をする方向に進めようとするフェリス。
というか、この人数分前まで俺のこと平民とか言って笑ってなかった?
脳みそフロッピーディスクかなんかなの?
「というか、なんで突然俺と先輩が結婚する話になってるんですか。俺は平民ですよ?」
「貴様がプロポーズしたのだろう?髪と肌が綺麗だって」
「それはただの事実確認ですね。プロポーズ要素皆無です」
「そんな、事実だなんて……照れる」
あんたあの時実はちょっと喜んでたのかよ……顔真っ赤にしてたのって、家族のこと言ったから怒ってたんじゃなくて照れてたんですか?
ちょっと可愛いと思っちゃったじゃんやめてくれる!?(動転)
「あんたそんなキャラじゃなかったでしょう!?1会話中にキャラ崩壊起こすのやめてもらえます!?」
「でもな、よくよく考えるといい案なのだ。ミミタル家って歴史だとか権威だとかいうのが大好きだから、私が平民を婚約者として連れて行ったらいい感じで困ると思うんだよな。しかも、相手は1年生で寮長に抜擢された期待のルーキー君となれば適当に却下することもできない。完璧だろう?」
「俺と先輩の気持ちが考慮されてないことを除けばそうですね」
「大丈夫だ。この会話で私は貴様のことを好意的に受け止めている」
「じゃあ、まず貴様っていうのやめてもらえます?」
この人も、自分で言った通り権威とか好きそうだし平民のことを名前で呼ぶなんて無理だろう。この隙に、逃げ出してーー
「いいだろう。エルス、これでいいか?」
「言えたよこの人!?」
「ほら、お前の願いはかなえたのだ。お前も私のいうことを聞いてくれるよな?」
「まあ、聞くだけなら」
「じゃあ、私の家に婿に来てくれ」
「いやです。じゃあ、聞いたので」
「なんのつもりだっ!!」
ガシッと制服の裾が掴まれた。力よわ!?
細すぎて力を入れただけで折れそうな指を一本一本丁寧に外して、解放された俺は踵を返してこの部屋から逃げ出す。
すでに部屋の前には赤も青もいなくて廊下は閑散としていた
案の定、足も遅かった先輩とはすぐに距離が空いてーー後方で先輩が思いっきりこけた。
あぁもうっ!泣きそうになってるんじゃねぇよ…
転んで涙目になっている先輩に雨に俺は打たれる捨てられた子犬を見つけたような気持ちになった。
つまり、見捨てられなかったってこと。
「あぁ、もう擦りむいてるじゃないですか。なんで走ったんですか」
「だって、エルスが逃げるから…」
「だってじゃないです…こんな平民如き追いかけることないでしょう」
「でも、私のこと普通に褒めてくれたの久しぶりだったから…」
「ちょろすぎません??」
「ちょろくないっ!」
「そうですか、消毒するからちょっと痛いですよ」
「わかーー痛い!全然ちょっとじゃない!エルスの嘘つき!」
「嘘じゃないです。先輩がありえないくらい痛みに弱いだけです」
治療をしていると、先輩はポツポツと昔のことを話し出した。
「私、昔から何にもうまくできなかったんだ。いつも、母様にも父様にも怒られてて、使用人たちもわざと聞こえるように陰口を言ったりするんだ。正直もう死んでしまおうかって何度も思ってた。でも、そんな時、才能が開花したんだ。母様も父様もすごく喜んだ。あの二人に私が褒められたのはあれが最初で最後だったな。」
大袈裟な包帯を巻いて、治療が終わっても先輩は話をつづけていた。
「そのあとは、貴様も知っている通りだと思うが、私はテレビの生放送中に初めて才能を使って、暴走した。幸い死者は出なかったが、出演者全員の精神に異常を起こした。」
ーー才能が、暴走した
「並の才能であれば…こんなことにはならなかったのだろうがな。私のそれは、ほかと格がちがうから」
『深淵を除く者』の効果はたった一つ、深淵を呼び出すこと。
そして、その深淵は直視した者に根源的な恐怖を想起させる。
ハリーポッターに出てくる、ボマードのように『リディキュラス』なんて呪文で祓えるものであればよかったのだが、そんなことはなかった。
それが暴走した現場にいた人間は皆無事では済まなかった。たった一人、才能を発動した本人、フェリス・ミア・メメタル以外を除いては。
彼女を世間は彼女を批判し、それ以来彼女が才能を発動することはなくなった。
メメタル家の権力でその事件はもみ消されたが、人々の記憶から消えることはなく高かった彼女の評価は地の底にまで落ち着いた。
メメタル家は彼女にに、緋凰の寮長という棺桶を用意した。彼女はその肩書きゆえに妥協することは許されず、世間にしれわたったその美貌のせいで逃げ出すことも叶わない。今の彼女は、寮長という名の十字架に磔にされているようなものだ。
「卒業後、私は辺境の星の貴族に二束三文で売り払われるだろう。もう売り先も決まっているのではないか?こんな大層な場所で見せ物にしているのもそのためだろうしな」
「先輩は、それでいいんですか?」
「納得はしていないが、覚悟はしているよ。これは私《落ちこぼれ》の宿命だからな」
「それはーー」
言いかけた俺の口を、彼女は人差し指でついて止めた。
「もう行った方がいい。もうすぐ開幕式が始まる頃だろう」
「先輩は?」
「私は遅れてもいい。無能で傲慢な黄の寮の寮長だからな。時間通りに来る方が不自然だ」
この数分間で、俺は彼女が優しい人なのを嫌というほど理解した。
彼女は、自分を犠牲にして人を守ることを躊躇わないのだろう。
なのに、俺が、この学園に入ってから耳にした彼女の噂は、悪口ばかりだった。
深くまで話せばそんなことはなかったが、最初の印象は噂通りだった。
彼女は、誰かに守られているのだろうか。彼女が守った事実を、守られた本人は知っているのだろうか。
「エルスはよく私の話を聞いてくれたからな。これからもたまになら話してやろう」
なにを思ったのか、最初の傲慢で不遜な口調に戻した彼女は、片手で俺を追い払うジェスチャーをした。
それでも動かない俺に、彼女は不思議そうな顔をする
「どうした?行かないのか?」
「いく前に一つだけいいですか?
「あぁ、それくらいの時間はあるだろう」
「ありがとうございます…先輩は、メメタル家に生まれたことを後悔していますか?」
「しなかったことはないよ…今も昔もおそらく、これからもね」
今度こそ、追い払われた俺は廊下を伝って、グラウンドに向かった。
途中でヴァリスと遭遇し、踵を返した俺は今度は速攻で捕まって……地面に伏せっていた。
シリアスを描こうとしたらなんか、いつのまにかキャラが暴走してました。
自分でも意味がわかりません。
とりあえずシリアスっぽい締め方はできた…かな?とおもっております。
やっぱり私の素の脳内では喜劇しか創造できなさそうなので、これからはシェイクスピア読みながら悲劇を描こうとおもいます。
では、また2日後に会いましょう!
それでは!さよーならー!!
コメント・評価ぜひおねがいします!!
作者のモチベーションがアップします!
更新頻度は上がりませんが作品のクオリティーがあがりますよ……!!
あ、コメント評価できない方も大好きですよ。
作者はアクセス解析みながらにやにやするタイプなので。




