: ※
>>>>影虎&零
零「空無先輩………寝室か?」
影虎「どうだろう……あの人の事だから、リハビリで体動かしてそうだけどね」
零「……あ」
2人は身を潜めた。
食堂付近に空無と蛍が話してるのが見えた。
影虎「………一人になったところを狙うぞ」
:
:
空無「蛍……肉ばかり食うな。魚も食え」
蛍「僕、肉のほーが好き!!」
空無「バランスを考えろ。強くなれないぞ」
蛍「……はーい」
蛍は空無が渡した煮干しを齧りながら寝室に戻っていた。
空無が一人になった瞬間、影虎と零は顔を合わせ合図する。
零は自身の腕を刀で斬りつけると、空無の方へ走り出す。
________ドンッ
空無「うぉ!?…………零?」
零「す、すみません………っ」
空無が零の腕の傷を見ると、驚いた様に顔を近づけた。
空無「どうしたんだ……!?」
零「……さっき、誰かに刺されて……っ向こうの階段に……」
空無「…………!」
零「待ってください!!一人だと危険です!……俺も行きます」
空無「しかし…………。分かった、着いて来てくれ」
2人は最初に降りてきた階段へ向かった。
空無「…………誰も居ないな」
零「もしかしたら…逃げたのかも…。折角着いて来てくれたのにごめんなさい」
すると、零はよろけ床に座り込む。
空無「手当をする。腕…出してくれ」
零「ありがとうございます…」
零は袖を捲ると、彼の右手首には手枷の様な跡があった。
空無「これ…………」
零「……………」
零は妖艶に笑った。
その姿は同性ながらも魅力を感じる程だった。
空無「れ、零…………」
零は空無の肩にそっと触れると、ゆっくりと近づいた。
彼の綺麗な瞳が空無を捉える。
まるで、蛇に睨まれた蛙の様だった。
零「………ねえ、先輩。ちょっと俺達に協力してくれませんか?」
零は空無の耳元で囁く。
そして_____________
___________ザンッ
いつの間にか背後に立っていた影虎が空無の腹部を貫いた。
空無は血を吐きだした。
空無「お、まえ…………」
零「空無先輩、俺等の為に…………ここで終わってください」
零は冷めたような瞳で空無を見下ろす。
段々と空無は虚ろな目になり、仕舞いには動かなくなった。
死んだことを確認すると、2人はその場を去ろうとする。
__________ガンッ
零「…………っ」
しかし、空無は最後の力を振り絞って零の背後から襲い掛かった。
零を押し倒し、目掛けて刀を振り下ろす。
影虎「………しつこい奴だ!!」
影虎は空無より先に刀で首元を貫く。
そのまま空無は床に倒れた。
影虎は空無の首元から刀を抜くと、動脈を確認し息を引き取った事を確認した。
影虎「今度こそ死んだな。…零、直ぐに離れるぞ。…………零?」
零は何かに怯えるかのように肩を震わす。
零「………さ…………」
影虎「零!!」
影虎は零の肩を掴むと何度も呼びかける。
零は影虎にもたれかかり意識を手放した。
影虎「…………零」
影虎は零を横抱きし、寝室に帰って行った。




