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>>>>>美術準備室
廿楽「(あと5時間を切った…もう少しでこの地獄は終わる。……地獄は終わる?このゲームはまだ続くのか……?夏目の言った通り、次第に狂気さが増してる。次は何を命じられる……。犠牲者はどうなる……。平和な日常が壊れていく。このゲームの先に待ち構えてるのは果たして天国なのか……?)」
夏目「……んぅ、……つづ、ら…せぇんぱい……?」
夏目が目を擦りながら起き上がる。
廿楽「夏目、起きたのか」
夏目「はい………。あれ、八柳も居たんだね」
八柳「お邪魔してます。……怪我、大丈夫ですか?」
夏目「うん。びっくりしたけど、もう大丈夫。ありがと」
夏目は優しく微笑んだ。
でも、その表情は引きつっていた。
夏目「長重先輩はどうされたんですか?」
廿楽「探索に行ったよ。4時間ほど前にね」
夏目「……え、私、そんなに寝てたんですか!?」
廿楽「そりゃあ、ぐっすりの寝坊助さんだ」
夏目「うぅ……こんな時に申し訳ないです……」
廿楽「24時間も逃げ回ってたら、疲れるのは当然だ。だから、八柳も遠慮せず眠れ」
八柳「俺は結構です。まだ動けます」
廿楽「お、お前なぁ………」
______ドン、ドン
廿楽「この重い足音……鬼が階段を上がってきている。流石にここも危なくなってきたな。お前等逃げる準備は出来てるか?」
夏目「体力満タンです!!」
八柳「いつでも行けますよ」
_______ギシ……ギシ……ギシ……
足音が近づいてきている。
鬼が美術室に入った瞬間、3人は動き出した。
鬼は3人の姿を捉えると、襲い掛かる。
廿楽は窓の外を見ると、覚悟を決めたかのように鬼の前へ向かう。
廿楽は鬼の攻撃を受けとめ、八柳と夏目を先に逃がす。
夏目「廿楽先輩!!」
廿楽「俺は平気だ……策があるからな……。先に行ってくれ!!」
夏目は八柳と一緒に階段を降りていく。
廿楽は鬼に壁に追いやられた。
廿楽「(……っ、一撃、一撃が重いな……。気を抜くと殺される)」
2人の足音は遠ざかり、廿楽は勝負にでる。
廿楽「(ちゃんと受け止めてくれよ……!)」
廿楽は自ら窓に体当たりをし、3階からグラウンドに落ちていく。
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廿楽「神酒!!由木!!」
廿楽が落ちてく先には神酒と由木が構えていた。
そして2人は廿楽を受けとめる。
鬼は諦めたかのように、美術室を去って行った。
廿楽「お前等、いいタイミングと位置だ!!」
神酒「貴方を受けとめるのは慣れてますから。何回、茶番に付き合わせられたと思ってるんですか……」
由木「しかし、窓ガラスが刺さってます。早く手当てしましょう」
神酒「珍しいですね。顔に傷が出来るといつも発狂するのに……今日は大人しい」
廿楽「後輩を守って出来た傷は……カッコいいだろ?」




