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蘇芳「……………………」
樹「あれっ!!蘇芳!!」
蘇芳「ひぃ!?い、樹先輩…何か?」
樹「驚かせたか、すまない!!見かけたから声を掛けただけだ!それじゃあな!」
蘇芳「(やっぱり、僕………あの人苦手だなぁ)」
村雲「………蘇芳!」
蘇芳「村雲先輩。ん?何だか嬉しそうですね」
村雲「うん、笑顔の大切さを樹先輩に教えて貰って珍しく気分が良いんだ」
蘇芳「…樹先輩に?」
村雲「俺、あの人とは合わないって思ってたけど……凄く暖かい人だ」
蘇芳「……そうですか。僕はまだあの人の事分からないです。何でも僕とは違う…憧れでもあり恐怖でもある…。何考えてるか分からないんです」
村雲「この場で少しずつ慣れていくさ。まだ怖い人ばかりだけど…きっと皆優しい…。そう思いたい。じゃあ俺は部屋に戻るよ。また明日」
蘇芳「はい。おやすみなさい…」
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蘇芳「(また明日か…明日は来るのかな。間瀬の兄貴は…まだ見つからない…。佐助先輩と何があったの…教えてよ、兄貴…)」
楪「何、辛気臭い顔してんだよ」
蘇芳「兄貴…。何でもないよ…」
楪「お前の事だからマイナスな事考えてたんだろ?その癖やめろよな。俺まで気分が下がる」
蘇芳「ごめん」
楪「だぁから!直ぐ謝るなって!!そんな態度じゃ、兄貴にも笑われるぞ!」
蘇芳「…兄貴は、まだ間瀬の兄貴が生きてると思ってるの?」
楪「何だと……?」
蘇芳「マメな兄貴が1年間も音信不通で行方も分からない……それに佐助先輩の事もあったのに……もう、間瀬の兄貴は…死んで……」
______パァンッ
楪は思い切り蘇芳の頬を叩いた。
そして蘇芳に殴りかかる。
たまたま近くを通りかかった廿楽が楪を止めに入った。
廿楽「こんな時に何、兄弟喧嘩してるんだ!落ち着け!!」
楪「放して下さい!!あんな事言われて……黙ってられない!!!」
蘇芳「………僕は、僕はもう信じる事はできない…っ。もう間瀬の兄貴はっ」
廿楽「…………っ」
廿楽は今日の命令を思い出した。
間瀬の死体を……。
楪「ふざけんな!!死んでない!!兄貴は死んでない!!!」
廿楽は顔を曇らせた。
間瀬の生死を知っているのは廿楽と静月のみ。
廿楽「(静月、間瀬先輩の事言ってなかったんだ。そうだよな。あんな事言える筈が無い。俺らは先輩ってだけだけど、こいつらは家族なんだ。こんな事実を知ったら……)」
楪「兄貴は帰ってくる…絶対に帰ってくる…!!」
廿楽「大丈夫。間瀬先輩は生きてるよ。……だから泣くな」
楪「…………っ」
蘇芳「………………」
廿楽「(ごめん、……ごめん。俺にこの真実を伝える程心は廃れていない。……今の俺にはこれしか言えない……)」
柊「…………………これから皆、殺し合う。もう、後には戻れない」
________________チャリンッ
死亡者: ×
負傷者: 神酒(右小指切断)
蛍(右親指骨折)
空無(顔右半分火傷) 計3名
残り30名




