表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
IT’S AII MY FAULT  作者: ななこっち
Chapter2  Command
43/172

: command14 マラソン

Command14 朱鶴 黒羽



朱鶴「寒いな…ここは外か…」


黒羽「結界は張られてますね。ここから逃げることは不可能みたいです」


朱鶴「早急にクリアしここから出よう。何だか嫌な感じがする」






【command14 マラソン】

100kmを走り切れ

なお、均等に距離を分けなくともよい

2人でゴールすること

遂行できなかった場合、罰を与える






朱鶴「…100km……」


黒羽「100kmの平均タイムは13~14時間ですね。制限時間は言及されませんでしたが、恐らく10時間でしょう。俺が全部走りましょうか?」



朱鶴「………全部任せるわけにはいかない」


黒羽「医療部隊や戦術部隊は座学ばかりで運動は疎かでしょう」


朱鶴「う″……お前は冷めた顔で毒を吐くな…」


黒羽「事実ですから。それに俺らの隊は毎日訓練三昧です。朱鶴先輩の様な体力無しよりかは確実に走り切れます」


朱鶴「駄目だ!私も走る…2…20km……」


黒羽「分かりました。では、ギブアップしたら交代できるよう並行して走ります」


朱鶴「………すまない」


黒羽「いいえ。10km1時間のペースで行きましょう」









黒羽は涼しい顔で走るが朱鶴は段々と顔を曇らす。


黒羽「朱鶴先輩…まだ10kmもいってませんが…ギブですか?」


朱鶴「まだ、平気だ…っ、お前に負担掛ける訳には…」


黒羽「別に思いませんが。……それに時間オーバーの方がお互い負担でしょう」


朱鶴「………………もし、お前がきつくなったら絶対代わるから」



黒羽「心配は不要です。……はい。背中に乗ってください。ゴールは二人で」


朱鶴「……失礼するよ」


朱鶴は黒羽の背中に乗り、黒羽が走り出す。


朱鶴「(黒羽……華奢な身体なのに結構筋肉あるんだ…)」


黒羽は汗一つ流さずすいすいと進んで行く。









80kmを超えた時、時間が2時間を切っていた。


黒羽「(このペースじゃ間に合わないな…)朱鶴先輩、スピード出しますからしっかり掴まっててください」


朱鶴「う、うん…うわぁ!?」


速いスピードに朱鶴は黒羽に強く掴まる。







やっとゴールテープが見えてきた。


しかし、黒羽はゴールテープの目の前で立ち止まった。


朱鶴「黒羽……?」


黒羽は朱鶴を降ろす。


黒羽「ちょっと失礼しますね」


黒羽は朱鶴を持ち上げると宙に投げやった。


朱鶴「……えっ!?」


朱鶴は態勢を整え着地すると、つかさず黒羽もゴールテープを切らずに乗り越えゴールする。




【タイム:9時間29分51秒】




朱鶴「な、何で……」


黒羽「あの、ゴールテープ……鋭利な刃物で出来てますよ」


黒羽はゴールテープを指で触れると、スゥっと赤い血が指先を流れる。


黒羽「あのままゴールしてれば俺ら胴体切断していたでしょう」





監視者は二人に鍵を渡した。



【朱鶴 黒羽…生存。こちらの扉からホールに戻れます】




朱鶴「……よくあの一瞬で」


黒羽「俺らの隊はいつも死と隣り合わせでしたから。あのぐらいは日常茶飯事です。さて、命令も遂行出来ましたし、戻りましょう」







朱鶴「(日常茶飯事……!?暗殺部隊…どのような事をしてきたんだ…?)」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ