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磯波「どうした…!?…………っ、さ、佐助、先輩…………!」
騒ぎを聞きつけた磯波と八柳が地獄絵図に絶句する。
八柳「何が…あったんですか…?」
千景「分からない…分からないんだ。先輩…何で…」
柊「わぁ、凄い血の池だねぇ…どの位の血が出たんだろう。人間って不思議ぃ」
澪都「柊先輩…」
柊「隣の部屋を掃除してて声聞こえたから来たものの、状況が全く分からない絵面だね。何が先輩をああさせたの?」
蘇芳「…先輩…間瀬の兄貴の名前、出してた…ねえ、兄貴。もしかして、もしかしてだよ…間瀬の兄貴は死んで…」
楪「そんな訳ねえだろ!!間違ってでも言うな。兄さんは強いんだ……兄さんが死ぬわけない…」
柊「あの言い方だと殺したような口ぶりだったね」
磯波「柊!!」
柊「事実を言ったまでですけど。佐助先輩って間瀬先輩と仲良かったですし、自分から言ったんであれですけど、白じゃないですか?」
真狩「何騒いでいる!!……っ、佐助か!?」
千景「教官…、佐助先輩が部屋に入るなり、自分の首を刀で斬りつけて…それで…」
真狩「もう喋るな、思い出すな。お前ら後はやっておくから自室に戻っていろ。今日の授業は中止とする」