: command10 振り向くな
Command10 村雲 樹
樹「わぁ!すっごい不気味な部屋!!」
村雲「ひぃ………!?」
樹「村雲、怖いの駄目なのか?」
村雲「だだっだだだだだっだだだだだだっだだだだだだっだだだっだっだだだd」
樹「駄目そうだな!!」
【command10 振り向くな】
何があっても振り向くな
制限時間は1時間
一度でも振り向いた場合、罰を与える
樹「何だ、簡単な命令じゃないか!!村雲、頑張ろう!!」
ゲームが始まると、まるで【なにか】が居るかのように不気味な雰囲気が漂っていた。
村雲は恐怖で肩を震わせている。
樹「怖いのか?」
村雲「へ、へへへへ平、気です」
樹「なら、目を瞑るといい。瞑っちゃ駄目とはどこにも書いてなかったぞ!」
村雲「あ、そうか………それならまだ………ひっ、誰か俺の肩を…」
樹「大丈夫」
樹は落ち着かせるかのように手を握った。
樹「村雲の好きな食べ物は何?」
村雲「俺は…オムライスが好きです」
樹「そうか、オムライスは色々トッピングが出来て楽しいし美味しいな。村雲、プリンも好きだろ?」
村雲「何で知ってるんですか…?」
樹「んー?村雲が嬉しそうな顔をしてるから。食堂で、プリンが出たら嬉しそうに鼻歌歌ってたじゃないか」
村雲「…っ!そ、そこまで…!」
樹「美味しい物は皆を幸せにする。凄く素晴らしいことだ。僕は悲しんだり辛い顔より、笑顔で幸せいっぱいな皆が好きだ。笑顔で居れば幸せはやってくる。ほら村雲…笑ってごらん」
村雲「え、えへへ…っ!あ…何だか暖かい…!」
樹「ほら、自然と嬉しくなるだろ。笑顔が一番の良薬だ。どんな辛い時でも…笑顔を忘れない事。僕はそれをモットーに生きてる。僕が死ぬ時も…笑顔で幸せにこの世を去りたい。きっと死後も来世も幸せな明日がやってくるから」
村雲「(ああ、何て暖かい人なんだろう。俺とは対照的と思ってた人が俺をプラスに導いてくれる。こんな幸せな気持ち初めてだ…やば、涙出てきた…!)」
樹「大丈夫、大丈夫」
背中をポンポン叩き、安心させる。
村雲はゆっくりと眠りに落ちた。
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【村雲 樹…生存。こちらの扉からホールに戻れます】
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村雲「………ん?…あれ、ゲームは………」
樹「起きたか!!」
村雲「樹先輩!?す、すみません!俺いつの間にか寝てしまって!あれ、嫌な空気が消えてる…?」
樹「もう1時間経ったからな!鍵も貰って後は出るだけだぞ!!」
村雲「……っ!?良かったぁ…!あっ、すみません!肩借りてしまって」
樹「気にするな!!それじゃあ、ホールに戻ろう!!あ、ほら村雲…笑って!」
村雲「……はい!!」




