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澪都は外の景色を見る摂津の姿が見えると、声を掛けた。
澪都「よう、摂津………何か、暗くないか?」
摂津「………澪都か」
すると、突然泣き始めたので、澪都は戸惑い、取り敢えず後衛部隊の寝室へ連れて来た。
磯波「………摂津、どうしたんだ!?」
中にいた磯波、八柳、蘇芳が駆けつけると、摂津は余計に泣き出す。
八柳「澪都、とうとう泣かせたのか…?」
蘇芳「………澪都」
澪都「お、俺じゃねえよ!!そうだよなっ、摂津!!」
摂津「うぅ、1割………お前のせいぃ…………」
澪都「何で!?」
摂津は落ち着いたのか、話し始めた。
摂津「昨日……医療部隊宛に手紙が届いたんです。内容は至急、体育館に集まる事。俺たちは体育館に行くと、案内人は俺等に残酷な命令を下した。一人犠牲者を選べって。選ばなければ全員が死ぬ」
澪都「な、何だよ…それ…」
摂津「………犠牲者に巴先輩が立候補したんです。俺らが生き残れるように…。そして、巴先輩は………串刺しの罰を受けて………死んで………」
蘇芳「何て……酷い事………」
摂津「そしたら………夜………村雲先輩の首吊った姿を発見した………」
「「「っ!?」」」
八柳「………………」
蘇芳「う……う、そ……むらく、も……せんぱ……」
摂津「今までの残酷なゲームに巴先輩の事で……精神が病んだんだ………。それで、きっと自殺を…」
磯波「昨日は俺等には命令が下らないと思っていたが、まさか裏でそんなことが…」
摂津「俺、2人を見殺しにした。………何で、俺は生き残ってるんだろう………何のために生きてるんだろう…」
澪都「………………」
摂津「もう、俺も死んだ方が………」
___________パァンッ
澪都は摂津の頬を叩いた。
摂津は頬を押さえ、澪都を見上げる。
すると、澪都は摂津の肩を掴み言い放った。
澪都「二度とそんな事言うんじゃねぇ!!お前はこれからも、ずっと生きていくんだ!!それが、巴先輩と村雲先輩の望みだろ!!なら、遂行しろ………生きて、精一杯生きるんだ!!」
摂津「………澪都」
澪都「俺はお前を失いたくない…」
摂津「………ごめん。俺、どうかしてた。………2人に生かしてもらった命、無駄には出来ない。精一杯戦う!!そして、精一杯生き残ってやる!!2人の為にも………!」
磯波はそんな2人の姿を見て、微笑んだ。
磯波「(澪都、立派に成長したな…)」




