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IT’S AII MY FAULT  作者: ななこっち
Chapter6  Sacrifice
109/172

:     ※

>>>>体育館



四季雨は巴の側を離れなかった。


そして、返事のない巴に話しかける。







四季雨「巴…覚えてる?僕と君が出会った日………」








~~~10年前~~~









「ここが、これからお前が生活する場所だ。荷物まとめたらここに来い」


四季雨は地図を渡され、自室に荷物を置いた。


身なりを整え、指定された場所に行く。


そこには教師が教室の前に待っていて、四季雨に気付くと手招きした。
















「初めまして。私が君の担当教師だ。ここが君のクラス…一緒に学んでいく場だ。今はまだ部隊は決められていないけど、これから先、君らの得意な面を伸ばす為隊に分かれてもらう。その詳細は追々教えて行こう。まずは皆に挨拶しよう」










教室に入ると、生徒は一斉に四季雨を見た。


ザワザワする中、教師は話し出す。





























「今日から君らの仲間になる生徒だ。ほら、四季雨……挨拶」







四季雨「………………四季雨」








「………………、あ、し、四季雨君です!皆、仲良くしてあげてね!…席は神楽橋君の隣だね」








神楽橋「はいはーい!」






四季雨は手を挙げる神楽橋の方へ歩き出す。


神楽橋「よろしくなっ、四季雨!」


四季雨は軽くお辞儀した。


















授業が終わると、目の前に柄の悪い生徒が話しかける。


下っ端らしき生徒が四季雨の胸ぐらを掴む。











「おい、転校生!この教室の帝王、鈴屋様にご挨拶は無しかよ」


「新入りは黙って、鈴屋さんに奉仕するんだ」


鈴屋「おい、転校生。パン買って来いよ」













四季雨「………………」


神楽橋「もう、鈴屋ったら…いくら零に振られたからって八つ当たりしないでよ」


鈴屋「振られてねぇよ!!別に零の事なんて好きじゃねえし!!」


神楽橋「どうだか。アイツ可愛いとか言ってたじゃん」


鈴屋「言ってねぇ!!」








四季雨は面倒臭くなったのか、無視して部屋に戻る。



鈴屋「おい、待てよ!!」


四季雨「僕、面倒臭い人嫌いなんだよね」


鈴屋「何だと!!」


鈴屋は四季雨に殴りかかった。


それは、教師陣が止めに入るほど大きくなった。













神楽橋は心配になり、四季雨に声を掛ける。


神楽橋「保健室行こう。目の近く痣になってる」


神楽橋に連れられ、保健室へ入る。


そこには【教師不在】と書かれていた紙がぶら下がっていた。


神楽橋「うわぁ、今日居ないんだ…。俺不器用だし治療出来ないよ…」














「どうしたの?」




声を掛けてきたのはおかっぱの優しそうな男の子だった。









神楽橋「あっ!巴、良い所に!四季雨がさぁ、怪我しちゃって」



巴「わっ、凄い痣…。後は私がやっておくから神楽橋は戻ってて大丈夫だよ。ありがとう」



神楽橋「そう?今日、来たばかりだから…部屋まで案内してもらえる?」


巴「うん、分かった」


神楽橋は自室に帰って行った。









巴「もしかして、鈴屋にやられたの?」


巴は消毒しながら話し始める。


四季雨「まぁね。あの人、うざい」


巴「まあまあ、鈴屋はあんな感じだけど、根は優しいから。そういう時は零の名前出すと良いよ。鈴屋、零の事好きみたいだから」


四季雨「………零?」


巴「トップのお気に入りの子。凄く綺麗な子なの」


四季雨「ふぅん」


巴は最後に傷口に絆創膏を貼り、治療を終えた。








巴「はい、お終い。もう喧嘩しちゃ駄目だよ」


四季雨「あの人次第だよ」


巴「もー」







四季雨「随分と上手だね、治療」


巴「そうかな?私、立派なお医者さんになりたいんだ」


四季雨「何で?」


巴「私、昔…弟を助けられなかったんだ。結核になっちゃって…親に捨てられた私に病院に行くお金も無かった。だから、ここで医学を勉強して皆を助けたい」


四季雨「そうなんだ…。じゃあ、僕は君の助手になろうかな」


巴「えっ、手伝ってくれるの!?」


四季雨「うん。僕には別に夢はないし…。将来も安定してそうだしね」



巴「嬉しいっ!!じゃあ、この施設を卒業したら、病院を立ち上げよう!2人で協力していこう!はいっ、指切り」



四季雨「………ふ、子供みたい」



巴「いいのっ!それじゃあ、指切りげんまん、噓ついたら針千本飲ますっ!約束だよ!」













~~~~~~











四季雨は巴の小指に自身の小指を絡ませた。



四季雨「巴の嘘つき……約束したのに…。何の為に僕が医療部隊になったと思ってるの…」







四季雨は覚悟を決めたかのように立ち上がり、ステージを降りていく。














四季雨「じゃあ、僕が君の夢を実現させるよ。………立派な医者になってみせる。………君がもし生き返ったら………その時は助手してもらうから………」






             【巴:死亡】



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