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巴の頭上から10本の槍が落ちてくると、体を串刺しにした。
四季雨「と、とも、え………?」
巴は床に座り込んだ。
血飛沫がステージを染め上げる。
摂津「………あ、あ………嘘………」
村雲「巴先輩ぃ………!」
四季雨はステージに上がると、巴の目の前に座り込んだ。
四季雨「………巴」
四季雨は巴の手を握った。
巴「………っ、しき………さ、め………」
四季雨「………っ巴!!」
巴は掠れた声で四季雨の名前を呼んだ。
巴「貴方が………そんな顔…………する、なんて」
四季雨「誰のせいだと………」
巴「………泣か、ないで…」
四季雨「泣いてない!!」
巴はポロポロ流れる涙を震える手で拭った。
四季雨「僕を置いてくの…?」
巴「…わた、し…は…ずっ、と………側に、いる…よ…………」
巴の意識が途切れてくる。
四季雨「巴!!!!!」
巴「だ、から…泣か、ない…で…………わ、たし…は………あな、た…………と」
巴は涙を拭う手を力が抜けたかのように降ろした。
そして、そのまま巴は息を引き取った。
四季雨は巴の手を強く握って何度も名前を呼んだ。
しかし、反応が無い。
四季雨「………とも、え………」
案内人「いやぁ、これはいい物を見れたよ!!話し合いの時間はつまらなかったけど、死ぬ瞬間は素晴らしいよ」
四季雨「………………お前」
案内人「睨んだところで巴君は帰ってこないよ。それに巴君のお陰で君ら3人は助かったんだ。巴君の犠牲に感謝しなよ?」
四季雨「………何が目的なんだ」
案内人「………強いて言えば、【暇つぶし】かな?」
四季雨「………暇つぶし?巴はお前の暇つぶしで殺されたのか!!お前………!!」
四季雨はモニターに斬りかかろうとすると摂津が止めに入った。
摂津「四季雨先輩!落ち着いて!!」
案内人「それじゃあ、寝室に帰っていいよ。おやすみ」
モニターはプツンと切れた。
四季雨「君たちは、先に寝室に戻ってて欲しい。僕は……気持ちが落ち着いたら戻るから」
摂津「………分かりました」
2人は寝室に戻る。
摂津は黙り込んだ村雲に声を掛けた。
摂津「………村雲先輩?」
村雲は黙り込んだままだ。
余りの残酷な瞬間にパニックになっている。
摂津「………………巴先輩」




