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追放。そして旅路の始まり

ノリと勢いでつくった割に世界観凝ってる。

見たら評価問わずコメントして。誹謗されても構わない

この世界『オノマ』は唯一神たる創造主ストリミオンが支配している。神は大地や海を作り、さらに植物、高度な知能を持つ動物などを作り出した。これに満足できなかった神は、生物に人それぞれ固有のスキルと人気者ほど能力が上る能力。そして配信できる能力と試練を与える。これはそんな世界に転生したとある青年の話である。俺はギオン・クレ。人気ナンバー3クラン ストロングストロークに属する剣士だ。『今日はゾンビドラゴンの祝勝会だ!飲み明かすぞ!』そう声を上げた瞬間「ドンッ」と机を叩く音が鳴り響く『悪いが、お前にはこのチームを抜けてもらう。』団長のタダ・ストロングにクビを宣告された。『なんで…なんでだよ!俺はこのチームでしっかりと活躍していたじゃないか!!』俺はそう反論した。『それはね。お前が不人気だからだよ』こう言ったのはタダの妹で僧侶のシッカリ・ストロング。『ど…何処がだよ!俺は強いし。それって人気者あることの証明だろ』『そうだお前は強い。ただそれはお前のスキルが強いからだ。強烈なデメリットの代わりにな』団長は言う。『そうだぜ。お前の能力:オノマトラプトは基礎ステータスを上げつつ擬音を口にすることで、その擬音の対象の能力を一定時間指数関数的に強化する。お前自体も中々にできる。だけどな、強ければ良いとも思っていたがお前の考え方が俺等と合わなすぎる。さらにお前がダサいから俺たちのチームを停滞させているんだよ。能力もそうだが何だそのフレ◯ザードを白黒にしたみたいな衣装は』とシーフのゴエ・ゲートは言う。『でもだって、そんな突然…』そう言うと普段感情を露わにしないクールな侍 マサムネ・オダを含めた全員が殺意丸出しで俺を睨みつけた。『いつも言ってたのにお前が勝手についてきてただけだ!!』そう一斉に叫ぶ。これに付け足すように魔法使いのジャンヌ・ドレイクが言う。『最初は傷つけたくないから暗喩で言ってた。でもお前はそれを理解できなかった。だから次は私たちがそれぞれ「貴方辞めてくれない」と言ってたのにいつも別の何かと勘違いするし、こっそりおいてこうとしても何故かついてくる。だから今一斉となって言っただけだ。』そう言われると思い当たる節がある。急に家に誰もいなくなったり、あの時はツンデレなだけかと思ってたけどいきなり辞めてって言ってきたり…俺は泣きそうなのをこらえながら言葉を絞り出す。『わかったよ…』『今までありがとう。金の一部と装備、前の家はお前にやる。』団長は最後の恩寵か、それとも評判を上げるためか俺に最低限のものだけ渡して追い出していった。

数時間後…『兄さん大変!何故かプチ炎上してる!』『くそっ。一体どうして…』 


場面はギオンへと移る…


はぁ一体どうしてこうなったんだろ。転生するまではめっちゃ良かったんだけどなぁ。祇園呉道(17)それが俺の前世だ。あの頃、俺にはハマっていた事があった。それは『ニート無双。現実世界でニートになって失望され。タイムトラベルしてもニートのままで絶望。だが現実世界の知識を持つ俺は知識無双で虎榜に名を連ねる』という作品を書くことだ。この作品はアニメ化した神作品!ただしそんな神作品にもアンチというのは付き物。例えばレビュアーが問題を解くときにスラスラスラスラしか表示されない、勉強の描写がないと言われたが、実態とは異なる嘘だ。俺はこのレビューの反論を書いた。だが若くして成功した私に嫉妬してか、これに批判が溢れ出す。俺はそうしたコメントに苦しめられ、ストレスで歩きスマホをしていたら車に轢かれて死んでしまった。目が覚めるとそこには神がいた。『貴方は若くしてなくなってしまいました。そうした方には新しい世界に生まれ変わる権利を与えているのですが、権利を使いますか?』と神は言う。もちろん返事はYESだ。すると神は『貴方は若くして成功しましたが、反省すべき点は多くあります。貴方に必要なスキルも用意したのでぜひ此度の人生はこれまでを反省して失敗しないよう生きてくださいね。』何が失敗だ。俺はそう思いながら光のゲートをくぐる。目が覚めると『うぇおめひてぬめゆ』『ゆぬぬむけね』あ?何いってんだ?『オギャーオギー 』あれ?言葉が出ない。クソ神め、俺を赤ちゃんに転生させやがったな。しかも言葉が分からないじゃないか。親が機会を与えてくれないからとはいえ英語ができなかった俺に言語学習やらせんな。蕁麻疹がでる。

言いたい文句はたくさんあったが、何だかんだ努力したら時は流れ…

 そして今に至ると。『なんであの神はこうも使えないんだ。こんなクソ能力を渡しやがって。おかげで俺はボッチじゃないか』俺は思わず文句が漏れ出てしまった。そんなとき

『キャ~誰か助けて―』甲高い声が鳴り響く。このとき俺はあることを思いついた。『これを助けるところを動画を撮って拡散すればパーティに戻してもらえるかも…人気度も上がるしめっちゃよくね!』そうとなったらアカウント名を元ストロングストローク クレに変えて『REC ON!!配信開始だ!』。

そうして、『タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ』俺は声の方へ急いで向かう。そこには麗しき女性に山賊が襲いかかっている。『オラッ』と山賊が剣を降りかかろうとするとき『キンッ!!!』俺が剣を弾く。『何物だッ!!』山賊は俺に問いかける。ここが決め所。そう心で思い俺は言う。『今さっき追い出されてしまったが、俺は元ストロングストローク最強の剣士ギオン・クレ。悪を成敗しに悲鳴のする方へ来てみればこんなことになってるとは。もう大丈夫!俺が君を守るよ』そう言うと山賊は『あーハッハッハお前は不人気のギオンじゃァねぇーか。この地一帯の山賊の王たるこの俺様。カマセ・ドッグスに敵うわけがなかろう。逃げるなら今のうちだぞw』そう奴は俺を挑発する。『俺はそんな安い挑発には屈しない。行くぞドッグス』『キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン』『くっ…中々やるな。でもッッ』力を込めたドッグスの一撃は大地をも砕く。『カチンカチンカチンカチンッ』咄嗟に擬音を変更したお陰で大事には至らなかったようだ。中々強い。ならば…息を整えて言う。『グウィングウィン』身体能力二段階上昇。『それにこれは…』どうやらこの動画が拡散されているらしい。力がみなぎるのを感じる。『これが応援の力か…一撃でかたをつけるぞ』『そんなことができるものカアァァァ』ドッグスはそう言うとスキルを発動させる『山砕き』。俺も対抗する『カキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキン』一発がさっきまでとは比にならないくらい思い。だが、『シャキーンシャキーンシャキーンシャキーンスパッッッ』『なっ…俺の金棒が切られた。』ドッグスがそう口を漏らしたとき間髪入れずに右手を握りしめる。『バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンこれが俺のバンバン連打ダァァァァ』俺の最後の一撃でドッグスは倒れ込む。『大丈夫かい?お嬢さん。そして…見てるかストロングストローク!俺はこんなにも強いし、今相当のファンが増えて身体能力も上がった!クビを取り消さないか?今からでも連絡待ってるぜ!』よしこれでアピールできただろう。『見てくれたお前らありがとな。よければ俺の配信フォローしてってくれよ!グッナイ!!』そうして配信を切る。『お嬢さん大丈夫かい?お名前は?』そう言うと『私はアルカナ・ルナリア。助けてくれてありがとう。一応B級冒険者やってるんだけど知らないですよね…。もしよければ私を貴方と共に連れて行ってくれませんか?』そう恍惚とした表情で俺に頼み込む。『しゃっ、しゃあねーなぁ///ストストに戻りたいけど暫く一緒に冒険してやるよ。』こうしてアルカナと一時的な仲間になった。『今日はうちに泊まるかい?』俺がそう聞く『結構です。』アルカナは断言する。『ル、ルナリア。これからよろしく!』今は見守ろう。きっと彼女なりのペースがあるから。

………

『ひどいものですね、彼は。脱退させられるのも仕方ないりあの他責思考も早合点も妄想も性格も何一つ反省してない。どんな能力か把握するとき、自分を分析して反省をして貰うためのこの能力だったのに。久しぶりに我が性格矯正用分体を使わなくてはならないとは…。でもストストの皆さんにはかなり悪いことをしてしまいました。今は支持者数サポートかけるくらいしかできないけれど、かなり先、彼の性格が治ったら大きな補填をするとしましょう。彼らにも少しは悪いところありますしそのくらいはいいでしょう。』そうストリミオンは呟いた。『ストリミオン様大変です!クレが…』大慌てで天使ネガ・ティーブが言う。『ふむふむ…それはまずいことになったわね。確かに彼に干渉できない。この能力と手口…』

……………

ストスト一行は炎上の理由を探るためクレの配信のアーカイブを確認し怒りで燃え盛っていた。『何であいつはいつもこうなんだ。もうまとめスレできてるしあることないこと書かれてる。何が『あんなゴミを雇ってあげてて偉いと思ってたら逆だった。』だ。ストストメンバー各自の人気度もかなり落ちた。自分の行動言動に責任取れよ。あのクソッタレェェエ』そんな嘆きの叫びがこの日の夜のスレッドを花火のようにいろどった。

キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンって発狂したら俺は何になるのだろうか。トラなんて高尚なものに俺はなれない気がする。

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