邪神と鐘
本編最終話です。
あとは各使徒の番外編を数話で完結となります。
代わり映えしない日常、変化といえばチカチカしてる邪神カードを置きっぱなしの台。
今日も自称グリードことぐりどんは元気にお買い物しているらしい。
ネット通販覚えたての年寄りか!とおもったが生まれたてあかちゃんなので仕方がないな…と、ぐっと堪える日々である。
あのカード借金出来なくて良かった。
こわいよクレジット請求、こわいよ終わらないリボ払い。
俺そんな中で俺はふと気づいた。
超絶お役立ちなフローラルマウスわんこなラストが居るなら出来んじゃん、あの日嘆いたアレ…
邪神ハンドベルが!!
俺はいそいそとジャシって思い他でっかいハンドベルセットを手に入れた。鈴が俺の頭くらいある。
これで殴られたら死ぬ。
ベルの持ち手にはコードが書いてある。
ちょっと和音にしてラストのぷにハンドを大量に出してもらう。
ぷにハンドにハンドベルを持たせて…
せーの、ゴーン…
低っ!!
音低っ!!
ハンドベルっていうかほぼ寺の鐘じゃねえ?
ゴーン、ガゴーン、ボーン
あ、でも音はちゃんとベル。そこらへんはハンドベルとしての最低限のアイデンティティを保ってる。
じゃあまあ、ハンドベルで鳴らすならまずはコレだろ。
学校のチャイム。
そうウエストミンスター寺院のアレだ
キンコンカンコーンを邪神流にすると…
ゴーンゴーンボーンゴーン…
低い。
まあ、いいだろう、邪神らしくて。
ラストのぷにハンド数本にそれぞれ持たせたハンドベルを俺の指示で鳴らす。なかなかいいチームワークだ。
ゴーンゴーンボーンゴーン
「いいぞ、上手いなラスト!!」
ワシャワシャなでると顔をペロペロしてくる。かわいいやつめ!このこのぉ!!
せっかくなので、うちから出ていったやつらにも聞かせてやろう。
もしかしたら邪神チームワークであいつらにも聞こえるかもしれないし。
俺は邪神社会の窓をちょっとあけた。
ゴーンゴーンボーンゴーン
ゴーンゴーンボーンゴーン
邪神ハンドベルの音は高らかにチャックの隙間から見える真っ暗な空へ。
上手くなったらシュコーって呼吸するベーダーなテーマ曲を演奏しような!
そう言ってラストにしがみつく。
でかい!でかいぞ!!
最近ますます成長期なお役立ちフローラルマウスワンコのラストは俺の顔をペロペロ舐めた。
このこのーと腹をワシャワシャするとガランガランガランガラン!!と持たせた全部の鐘が鳴った。
う、うるせぇ…
おれは邪神ハンドベルを箱に戻すようにぷにハンドに指示してチャックをしめた。
勝手に邪神ポイントが貯まるようになって以来不労所得万歳!!と邪神カードを置きっぱなしにしていたので…
邪神ポイントの0の数がとんでもない勢いで増えつづけていることに気付かず…
ただただのんびりとひきこもり邪神として過ごしていくのであった。




