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子育て兄さん奮闘記  作者: アゲハ
子育て兄さんの休息
7/9

蝶屋敷と海辺

関内駅の反対側に行くとまた違う関内の雰囲気がある。

まだアリさん達と呑んでいる昴を置いて僕は一足先に山手にあるアゲハ、アリさんの元マネージャーのとこに向かうことにした。

何かな…バンドまんだからとかで彼女いなきゃ情けないみたいな考えかた嫌いだな。

それもあって一次会だけで僕はたいさんしたのだ。

山下公園に差し掛かってふと足が止まる海沿いの柵のあたりにシホと時雨がいるのだ。

シホの肩をだく時雨、ニコニコしながら何か話しているシホ、どう見ても恋人という感じだ。

そばを通りづらくて僕は中華街から山手に行くことにした。

「港の見える丘公園」から少し歩いた路地の先に変わったお屋敷がある。

レンガ造りの門柱に門は巨大な蜘蛛の巣の形で遠くに蝶をモチーフにした窓があるお屋敷がまるでかかったように見える作りになっている。

門柱にあるインターホンをオス。

「あらまあトシヤたら自力で来たの。電話くれたら向かいに行ったのに入って。」

インターホンの画像から黒縁メガネで赤髪のパーマ頭の女性が元気よく言う。

時雨の母親でトウマさんの事務所の社長のアゲ姉だ。

ギーと門が開く。

ところ所に置かれたランプが咲き始めたバラを照らしていて幻想てきだ。

「久しぶりね、トウマのバカたれはまたどこかの女のとこでしょうね。ハルはもう直ぐ帰ってくるだろうけど。」

トウマさんに呆れ果てるのがよくわかるセリフだ。

時雨の本名は蔵元春樹と言う。

廊下の突き当たりの広場に通される。

「ちょっとまってて今、原稿のデータ作ってたとこだから。うるさいメガネザル、追い出してからユックリお茶あっお酒のほうがいい?」

僕、未成年なんだけど。

アゲハは小説家でもあるどうやら原稿締め切りらしい。

バタバタと広場から自室に走っていく。

相変わらず慌ただしい人だ。




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