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2章、壊された神、革命する機械、機動する黒騎士、誕生する希望、盗まれた運命

昔から思っていたことがある。アニメの世界の悪の組織は崩壊したあとその隙間をぬうように別の悪の組織が誕生するんじゃないのか?って

そうして母国の支部を打倒しても名前を変えたあるいはそれと類似した組織が海外支部で活動を続けているんじゃないかって?

そんな荒唐無稽の妄想を平和な授業中に考えていた

俺の住む国、グランパ二ア国は外国と戦争をしているそうだ。

どこの国と戦争しているかは知らない

学校に行き授業を受ける

学校の担任教師30代の地味目の眼鏡の女教師が教科書の話をしているのが耳に入ってきた

窓の外を見て桜が散っているのが綺麗だ。その向こうに見える青い球体と緑の球体と茶色の球体が見えた。隔離区画だ

教師の声が耳に入ってくるがそれよりもいまは気になることがある


























「地球連合軍と独立しようとする宇宙合衆国の戦争がありました。

宇宙合衆国の敗北と圧政と反発、そして新宇宙合衆国建国と独立戦争、巨大小惑星と宇宙移住コロニー4基を地球に降下させ

全長20kmの極大ビーム兵器を地球に発射し、新宇宙合衆国が勝利を収めました。

長い寒気を終えて竹林を続け、緑の再生した地球に移り住んだ人々が築き上げた現代都市、新東京。

そこにオーバーテクノロジーを含んだ隕石が大量に降り注ぐようになり。それは現在も降り注ぎ続けています。

8年前、空に謎のエネルギー障壁が現れてこの新東京は4つに分断されました。

通称隔離区画

――――――


ここはテストに出るから赤線を引いてください。

え~そ・れ・か・ら・内部がどうなっているのかまるでわかりません。先生は障壁見学会に参加して実際に軍の人たちと取材をしてきましたよ。

先生!私も行ったよ~!現地で先生とあったよね~

あはは、そんなこともありましたね。

あのときは大変でした。

復興した新東京はまたすぐに分断されて未知の壁に囲まれました。

先生も当時は大惨事で知っている人が亡くなったり大変でしたから。

先生―!彼氏とかできないのってもしかし・・・あ・・・。

バカ!少しは気を使えよ!

あ、ごめん。森居先生・・・

あはは、そうね。そんな風だったら花もあったのかもしれないけどそのときはちょうど別の意味でね・・・。あんなタイミングで別れ話ってありえないと思わない?

振られたりね・・・。いろいろあったりしたのよ・・・。

突然の別れ話の暴露に教室の空気がよどむ

先生が場の空気を取り戻すように明るくふるまう

か、かろうじで!外とつながる道があるだけ私たちの住む新東京第一地区はましなもので新東京第二地区、第三地区、第四地区は全体をエネルギー障壁に囲まれており、

外界との接触の一切を絶っています。

球体中の人々が生きているかは絶望的と言われていますがそれは何の根拠もない憶測なのでデマを信じないようにしてください。いいですね!

後半マシンガントークのような授業だった

この本に書かれていることはすべて事実でそんな世界に自分がいるだなんていまだに信じられない

そんな歴史の本の横で俺は手紙を広げていた

ラブレターじゃないけど一応変な誤解されたら嫌だし隠して読まないとね

数日前に届いたあて先不明の怪しい手紙にはこう書かれていた

お前は私の遠縁の親戚にあたる

お前にあるものをたくしたい。できれば●月●日●時にF県丸腰町●-28に来てほしい。

住所と地図と目的地に印のえがかれたものが同封されていた

別に行ってもよかったんだ。でも遠いのでそこに行くのが嫌だった。行かないまま当日を迎えた

そんなときだった

キーンとした音が響く

うう、また耳鳴りがする。

耳を抑えているとそれがおさまった

ああ、これは、いるな。そう思った

席を立つと教師の森居香が声をかけてきた

どうしたの西城くん

先生、俺調子が悪いので早退します

そのまま保健室に向かうふりをして廊下から窓の外を眺める

そこにあれがいた。

全長ゆうに40、50mはある怪獣、政府の話では特定指定大型害獣だったと思う。間違いかもしれないから怪獣と呼ぶことにしている。間違ったら何か格好悪いしさ

耳鳴りが聞こえるとき怪獣が現れる

鉄塔線がブラブラ揺れて

サイレンが鳴る

大爆発が巻き起こりビルが倒壊する

バサバサと一斉に鳥が舞った

断続的な地鳴りの音、異形の化け物が現れた

水色のアメーバ状の体をした目が8つある怪物だった

滑空する形でグランパ二ア軍のマッシブな量産型BS部隊が旋回しながらミサイルを放り込んでいく爆発が巻き起こる。最近は戦闘機は第一線から成りを潜め、

もっぱらBSが空戦陸戦海戦共に主役だ。

空戦に似合わずすべての機体がマッシブなデザインが多いのは日々性能のあがっていく火力に対する対策を各国がこぞって推し進めているためだ

そのためどの国のBSもマッシブだった。ゴリラのような機体たちだ

再び銃弾が巻かれ爆発が起きる。うわ、すごいな。

軍の攻撃は見慣れすぎて半ばエンターテインメントと化している

それでも生身で一撃でも当たれば確実に死が待っている

だから俺のような変人を抜いてみんな敏感に反応してすぐに逃げたがる

軍隊はすごい。すごいにはすごい。それでも見馴れた光景なので特に慌てることもない。そんな風に思ってい

これで何十回目の襲撃だろうか、田舎にソ界しようにも前時代の戦争で大陸ごと消滅している地域に逃げることはできない。

そのため人々のほとんどはこの新東京にいまだに住んでいた。生き残った新大阪も新新潟も新九州もこんな風にたびたび襲撃にあっているそうだ。

怪獣たちも目的は不明、生きた災害のような生物、もしかしたら単体生殖で子供を産むこともある。そのために国土が利用される可能性がどうたらこうたらそんな話を何かで聞いた

目の前で燃え盛る街並みもより大きな大惨事を避けるための大惨事なのだろう。勝手な話だ

ガラガラ!

と扉が開く音がして

どこかの教師が言った

みんな!慌てずに避難して!

そのあと各教室の生徒たちのぞろぞろと騒々しい足音が聞こえなくなるまで待つ

音がしなくなったころ、廊下の隅に設置された自販機の角から姿を現すとそのまま戦いをながめる

マッシブなBSが急降下すると街の中をスレスレで飛行する

赤い砲弾が淡々とした感覚で発砲され、光の点線を引いていく

その一つが怪獣に衝突していくがむなしく弾かれる銃弾

衝撃波を振りまきながら怪獣の真横を通過するとパリンとビルのガラスが砕け落ちたのが見えた、ここからだとチリが落ちているようにしか見えないが現場では大きなガラスが降下している最中だろう

怪獣の口から放たれた青いビームがマッシブなBSに直撃、墜落した

遠くで爆発が巻き起こると建物が倒壊していくのが見えた

るーるーるー

ん?歌?

まったく誰だよ?こんな非常時に・・・アニメだな

俺はこーこーこーと歌に歌で返しながら廊下を歩く

意味なんてない思い付きだ

主人公になりたいなー巨大ロボットのパイロットになりたいなーと最近よくそう思っていた俺にはこの歌に誘われてどこかに行く行為は少し冒険をしているようなわくわく感があった

遠くで爆音、校庭では他の生徒たちが避難に大忙し、俺は一人身勝手に自由に廊下を歩く。俺には気が付かない間に一種の破滅願望でも芽生えているのだろうか

るーるーるー

歌は音楽室から聞こえていた

なんの変哲もない音楽室、目の錯覚なのか紫色の放電がピアノ周りに発生していた

なんだこれ?

すっ、と無警戒に触ってみると

バチン!と音がして俺は謎の空間に飲み込まれた

目が覚めると何かの操縦席に座っていた

え、え、え!

きょろきょろと左右を見回す。

閉鎖された機械が詰め込まれた空間、コクピットのようだ

謎のスイッチたちが目の前に大量に並んでいた

壁を叩いたり触ってみるもダメだ。開かない。スイッチを適当にいじってみると

おお!

映像が映し出され、外の景色を見ることができた。

横を振り向くと女の子と女の人が鉄橋の上にいた。

二人がこちらを見ながら会話をしている。

そのとき機械が自律的に動いたのか。ノイズ交じりにオートで二人の会話が耳に入る

ザザッ・・・これが人類最後の希望、守護兵器ガディオン

この機体には意思があって、ガディオンが気に入った操縦者しか受け付けないの。

私たちの戦っているウイルス怪獣は現行の兵器では対抗できないほどの敵、絶対に倒せない敵。対抗するにはガディオンしかないの

これはガディオンに選ばれし花嫁であるあなたにしか乗れないの!世界を救うためにこのガディオンに乗ってウイルス怪獣と戦って!

うう、そ、うう、そ、うう、そ、そんなめちゃくちゃな・・・ぐすん。でき・・・でき・・・でき・・・ひぐ・・・できあせん、ううう・・・

ボロボロ涙を流す少女に女の人は腰をまげると目線を合わせ、優しく話しかける

大丈夫、簡単だから、やって、ね。

ニコニコ話かけているが内容は変わらない

いやぁ・・・。

消え入りそうな声と泣き顔で髪を振り乱し首を左右に振ると腰をぬかしてひざから座ってしまう女の子

女の人はつらそうな顔で肩をつかむと叫んだ

しっかりしなさい!・・・あなたが戦わなければここでみんな死ぬのよ!

え・・・!

いい、よく聞いてユウキさん、この国に怪獣が卵を産み付ければそこから1億匹近くの怪獣の子供が現れる

そうなれば誰にも止められない。産み付けた卵は外気に触れたとたん瞬間硬化してどんな兵器ですら破壊できなくなるの。

卵から還った直後、胎児は母親の中に即座に戻る生まれた直後でも殺傷はできない

そして幼体は成体になるまで母親の体内の中でとどまり一気に世界にあふれ出す

そうなれば逃げ場なんてない。この国の人がみんな死ぬの、もちろん私たちも全員死ぬのよ

私が代わってあげられるなら代わってあげたい!でも情けない話あなたに頼るしかないのよ!

少女は何を思うのか衝撃と困惑と決意を得たかのようなわずかな瞳の変化を見せた気がした

やっぱり~できな~い!あああああああん!

気がしただけのようだ。無理か・・・何かすごいものを見た気がする

そのときひじがスイッチに触れたのかもしれない。

突然壁が扉のように開き

少女と女の人と目が合う

長い沈黙が訪れた・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ど、どうも~。えへへへへ

俺はできるだけ笑顔で苦し紛れにあいさつをした

女の人が聞いてきた

あなたは?

え?俺?

そのとき衝撃が建物を揺らして会話が途切れる

怪獣の攻撃だろうか?

・・・こ、ここはいったいどこ?です?

パキパキと謎の異音が聞こえたかと思うと

整然としたコクピットが俺の手元から出てきた謎の黒い物体のせいで見る見る黒く染まっていく

これは・・・!ユウキさん!離れて!人じゃないわ!

女の人がとっさに横の少女を突き飛ばすと、きゃ!っと短い悲鳴があがり、女の人がふところから取り出した拳銃をこちらに向ける

止まりなさい!

あぜんとする。

思考が追い付かない。

返答が遅れたためか、俺の意思とは関係なしに手先の変なものが動いていたからか、返事を待たずにダン!ダン!と発砲を受け、フラッシュがたかれ、俺の体を銃弾が通過した

うわああああああああ!

叫び声をあげると同時、自動で勝手にコクピットのハッチが閉まる

女の人が叫ぶ

しまった!ハッチが!

うわあああ!血が!出てない。出てないよ?出てないよおおお?これ?

穴の開いた肉体から血は出なかった

んお?・・・何かもういろいろ怖くなる

逃げようと思いつき適当に操作したらコクピット越しに勝手に歩き出すことができた

う、撃たれた。のに大丈夫なのか?痛みもないし・・・たぶん弾丸が外れた?でも穴は開いてた。血が出ない?服をめくりあげるも傷は見当たらない

なんとなく気持ちの悪い感覚がするが外傷はないようだし

たぶん大丈夫だ。大丈夫、大丈夫。

そう自分に言い聞かせ

ドシン、ドシン、と歩行する。しばらく進んでいると落ち着いてきて同時に気が付く

最初は気が付かなかった。この動き、どう考えても巨大人型兵器・・・BS?いや、BSじゃないのか?さっきガディオンとか言っていたのを思い出す。人類の希望・・・か・・・。

人類の希望が・・・盗まれるのか、感慨深いな

アホなことを考えながら

それよりもいま俺ロボットに乗ってる!すごい!すごい!すごすぎる!

俺はうれしすぎてはしゃいだ

よし、なんとなくコツがつかめてきた

よろよろとした徒歩で壁の向こうにわずかな木漏れ日を見つけ

そこに手を突っ込んでみた。指先に圧をかけ扉を押し開くと自分の指先にも圧がかかる

し、シンクロシステム・・・だと!

首筋が震えたつのがわかった

どうやらこの機体は俺とシンクロしている。この手の巨大ロボットアニメと同じじゃないか!と衝撃が走る。

きゃあああああああ!

離れて!ユウキさん!

女の人が叫んだと同時

ガガガガガガ!

金属扉を折り曲げ、力技で押し開けるとなんと神社だった

まさか同じ地域の神社の地下にこんな施設があったとは思わなかった

遠くのほうで怪獣が軍のBSと戦闘していた。そのうちの一機が撃墜されヒラヒラと墜落、大爆発を巻き起こす

せ、戦場だ・・・。頑張ってるなー

しばらく歩く、この辺なら大丈夫だろうと思える場所に到着する。

ボタンを押しまくり

プシャーとエアーが漏れる音がしてハッチが開く

なんとかガディオンのコクピットから降りた

振り返り上を見上げるとガディオンがそこにそびえ立っていた。

へへ、夢みたいだ。ついに巨大ロボットに乗れたんだ

次の瞬間、青いビームが頭上を通過する

突風と大爆発に思わず身構えて叫んだ

うわあ!

青い閃光が開けっ放しのコクピットに直撃、全身にビームが回り、手足が爆散しバラバラになり、頭部のあご部分が外れ、眼球部分のカメラが粉々に転がっていた

ゆっくりと目を開ければ

そこには燃え上がるガディオンがいた

えええ!わああああ!うっそ!うっそだろ!うそぉ~・・・。

人類の希望、守護兵器ガディオンの最後であった

そのときだった

空から4機の機体たちが飛来する。

あれは・・・4色の粒子を原動力にしているかに思えたその機体たちが怪獣と戦闘を繰り広げる

端末に情報が更新され映像が流れると

老人が椅子に座っていた

私の名前はターザンジャッカルデストロイヤー

施設武装組織ヴァレフの創設者だ

我々の保有するザミが世界から戦争を根絶する。

そのための我々の剣、ザミたちだ。ザミはすべてのBSたちの頂点に君臨する絶対的兵器

我々が戦争を根絶する理由は宇宙からの未知の生命体からの襲来に対抗するためである。

各国が争いをやめ互いに協力をすれば我々の戦う目的はなくなる

これは願望であり条件であり諸君たちが政治的背景、野心を理由にそういった行為をできないことも重々承知している。よって我々はその目的を果たす日まで戦い続けるであろう

通信が終わり老人が映像がから消えた

補足説明が追加されるターザンジャッカルデストロイヤー2000年前の天才、施設武装組織ヴァレフを創設したあと月の秘密基地の中で永眠している。

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