表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/13

3 雨に呪われている

 雨というとたいてい良いことがありません。


 雨が降ってよかったことと言えば、小学校のときに、クラスレクのドッヂボールがなくなったときか、持久走がなくなったときか、体育がなくなったときだけです。


 そういうときだけは雨を求めるので勝手なものですね。


 さて、私は雨男や雨女というわけではないのですが、雨に呪われた人生を歩んできました。


 まず、雨によって持っていた紙の冊子や本が濡れ、ゴミのようにくしゃくしゃのデロンデロンになったことが何回もあります。


 自分の不注意もひとつの理由ではあります。ですが、普通こんななるかよ、洗濯された生徒手帳じゃんかよ、というレベルには何度も到達しました。


 また、大雨が降っているのになぜかノーマル傘をどこかに置いて行き、折りたたみ傘しか手元にないという詰みシチュにも遭いました。案の定妖怪濡れ濡れザウルスになりました。ザウルス……?


 そのときは、濡れ過ぎて右袖が透けてしまいました(傘を左手で持つため右が濡れる)。それを隠すために上着を羽織ったところそれも湿っているという、どこへ行っても雨を感じられる素晴らしいシチュにも遭遇しました。


 雨のせいで青春の思い出を書き換えられたこともあります。


 良いことがあった試しがないのです。


 これからも、髪がボサボサになったりびしょびしょになったりと様々な状態へと私を導いていくでしょう。


 それでも強く生きていく不屈の精神を培えというメッセージを与えるのが彼の役割なのだと思います。


 いつか良いことをもたらしてくれる日を待ちつつ、私はこれからも雨に打たれる人生を歩みます。

【次回の更新】

 本日7月19日の19時50分

 「おもしれーって思った瞬間」

 を予定しております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ