1 評価を求めたっていいじゃないか
拙作の中で、この話だけ一貫して語尾が「だ・です」の「だ」で書かれてます。昔のメモから取り出してきて、折角だしそのまま出してしまえということでこうなりました。気持ち悪い方は脳内変換して頂けると幸いです。
ハッキリ言うが、私は評価が欲しくて小説を書いている。
勿論書くことは大好きだし、書きたくて書いている。でも、だからこそ、書くことで生きていきたいという夢がある。
そう思っている以上は、ウケが必要だ。書くことで生きるためには、人気を集める必要があり、そのためには、テンプレを書いてでも人目を寄せなければいけない。
書きたくて書く、見てもらえなくたっていいというスタイルがあるのも知っている。
そういうスタイルで書いていける人を、私は尊敬している。数字の大きさや人気度は気になるものだと思う。それに振り回されずに、自分を貫けることはすんごいなあと思う。今の私にはできない。
でも、そういう人と自分を切り離して、私は私のやり方でやっていく、という芯の強さも大切だ。
私は書きたいから書いているけど、それ以上に目指しているものがある。
あの人と私は性質も目標も違う。小説に対する思いも見方も違う。それを忘れてはいけない。
評価欲しさに好きなものを書かなくとも、作者がそれでいいならいいのだ。やりたいようにやるのがいちばんだし、それが作者の「書きたいもの」でもあるのだ。
だが、そういったスタイルをとりながら「こういうの書かないとウケないとか、きっつ」と愚痴を吐くのは間違っている。ウケるためにやっているなら、ウケるものを書くのは当然の流れだ。好きなものを書いてウケたいなら、工夫や努力をして独自のやり方を発展させるべきだ。
だから、読者の皆様も、多少のクレクレとテンプレは、大目に見てくれるといいなあと思う。嫌なら受け流してほしい。色々な人がいるのだ、と……。
【次回の更新】
明日7月18日の午前7時50分
「メンツの並びがキモい」
を予定しております。