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本編


いつも通り登校しイツメンと挨拶を交わす。


朝の支度をしたらまっすぐ乃彩の所へ行く、


「おはよ」


教室が静かになった。


「え…なんであいつと…?」


みたいな声も聞こえる。


聞こえるように言うなよ。


と心の中でツッコミつつ聞こえてないふりをし乃彩の返事をまつ。


「えと…あの…お…おはよ…」


と返事がある。


なんか嬉しい。


その時武也が


「あれお前ら仲良いの?」


「うん、ちょっとねー」


なんとなくXで知り合ったことは伏せておいた。


乃彩は緊張している様子だ。


まぁたしかにここまでの注目を集めたことはないと思う。


「へぇー、よろしくなっ!」


と乃彩に笑顔を向ける武也。


「は…はい。よろしくお願いします」


「HR始めるぞー。座れー」


と言う声とともに先生が入ってくる。


みんな慌てて席に着く。





昼休み。


「学食行くっしょ?」


と和季。


「いやーちょっと今日は遠慮しとくわ」


乃彩と約束をしていたので断った。


すると舞波が


「なによ。ノリ悪いわね」


と言ってきたので


「うるせ」


と返しておいた。


乃彩と一緒に購買へ行く。


とりあえずメロンパンを買う。


乃彩はカレーパンを買っていた。


そこでも


「え…?なんであいつら2人でいんの?」


みたいなふうにざわついた。


めんどくさ。




屋上で座り2人で食べる。


「学校どー?」


と聞くと


「葵くんが話かけてくれるから…楽しい」


なんか嬉しい。


彼女の助けになれているのならそれで俺は満足だった。


「そっか、よかった」


と返しまたパンをかじる。


「そーいえばさ」


と普段DMで話すような内容を話してみた。


すると緊張していた様子の乃彩の表情が明るくなった気がした。


会話が弾む。


楽しい。


会話が弾んできたところでチャイムが鳴った。


いい所だったのに。


急いで教室へ戻る支度をする。


教室へ向かう途中の廊下で


乃彩が


「あの…私御手洗に行くので先に行ってて」


と言ってきた。


「いや待ってるよ」


と返すと


「いや悪いから」


と言うので先に戻ることにした。


しかしどこに行ってもザワつくな。


そんなに珍しいか?俺と乃彩がいることが


てかいちいちそんな興味もつなよ


などと心の中で不満をつのらせた。


大体あいつら釣り合ってないとか言ってくるけど関係ないだろ……


はぁ本当に人は面倒だなとつぐづく思う。

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