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14話-4
-?月?日-学校、体育館
-エンド視点-
「…久しぶりだね
エンド」
『………リリィ』
リリィは体育館の舞台の上に立っていた
「やっぱり来てくれたんだね
よかった」
『…リリィ……お前は以前の世界のほうがいいのか?』
「………うん
だから、こちら側に居る」
『……そうか
リリィ……俺は………いや、いまさら言う事ではないか…
俺はこちら側…お前はそちら側なのだから』
「…別にこちら側に来てくれたって構わないよ?」
『言うな…
……俺は前の世界が嫌いなんだ』
「そうか…なら仕方ないね」
『……昔からずっと一緒だと思っていた俺達の道は…
それより以前から違っていたんだな……もはや、交わる事は無いのか…』
「…少なくとも今は、ね
……今日はいつになく悲観的だね」
『…お前に武器を向けたく等なかった』
「……覚悟が足りてない、って事だよ」
『……そうかもな』
互いに武器を精製し
羽根が現れる
リリィは弓
エンドはナイフに変形するハンドガンとハンドガンに変形するナイフ
「最初に言っておくよ
さようなら…エンド」
『…ああ…さようならだ
…リリィ』