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13話-6
…槍と言う武器は
世界の管理者の使用する武器の中では剣よりもメジャーな武器だった
剣では槍には勝てないと言うのは有名な話だったし
でも、いくらリーチがあっても飛び道具にはリーチに劣る
シールドがあろうといずれは限界が来る
だから……
『…だから、貴方とコンビを組んでたんでしょう…?』
「そうだね
飛び道具に対抗するには飛び道具だもの」
レイブンの武器は銃
…拳銃だった
『はぁ…はぁ…』
「無理する必要はないよ
昔のよしみだ
いますぐ楽にしてあげるよ」
『……貴方はどうしてそこに居るの……どうして…反逆の使徒なんかにッ…!』
「……教えられないな
君がそんなザマじゃあね」
レイブンの拳銃から極太のレーザーが放たれ
私はまともに喰らった
『…ああ…ッ
……う…ぐ…』
「…やれやれ、Timelimitか…
生きてたらまた会おうか」
そう言うとレイブンは光の粒子となって消えた
私はなんとかその場から避難する頃は出来た
…レイブンとは子供の頃からとはいかなくても長い付き合いだった
……私は…どうしてもレイブンから理由を聞き出さなければ気が済まない
だから、私は戦うんだ
第13話 それぞれの理由