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13話-5
『く……そッ……』
「やれやれ…だね
まさか、"敵"であるエンドに力の全てを見せていると思った?」
『ぐ……く…
………いつから……いつから…お前は反逆の使徒にッ!』
「…始まりから」
『なに?!』
「…!
時間ね……
ここまで、だよエンド
トドメはまた今度にしてあげる
…まぁ、生き延びたら、だけど」
『な…?』
リリィはそう言うと光の粒子となって消えた
…その周辺が消滅したのはそれからすぐ後だった
俺はなんとか、その場所から逃げ帰る事は出来たものの
それは
不幸中の幸い程度でしかなかった
……
…俺はまだ納得していない
……だから、アイツに会ってはっきりしなくちゃならない
リリィに……
-回想-
-同日-同時刻、槻白邸周辺
-リィファ視点-
シールドも精神も肉体も限界
ランサーもボロボロだった
『…レイブン…』
「リーチの差と言うやつだよ
君じゃあ、僕には勝てない」