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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
70/211

10話-2

-同日-AM11:37、歩道




「………」



汗が…止まらない


夏だから……暑いから……そんな理由じゃない…



人とすれ違う度に恐怖を感じる




(…私の足は…歩けても…走れない…

…襲われたら…

……………襲われる?)




何故…私は…そんな事を考えてるの…確か私は…事故で…


事故……?違う………


(私は………)



-ペタン-



私はいつの間にか地面に座り込んでいた



(…私は………何故…?)



…そうだ…あの日も…こんな暑い日だった…








-数年前8月某日-昼、歩道




その日…私は…


暑くて仕方なかったから…


アイスでも買いに行こうと出掛けたんだ


…それで…それで…


交差点で信号待ちしてた時だった



悲鳴がすぐ近くで聞こえたんだ


悲鳴のしたほうを見ると


包丁を持った男に


誰かが刺されて倒れていた


…男は通り魔だった


男はこちらを見ると



今度はこちらに狙いを定めた



…そして、その標的が……私だったんだ…

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