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9話-5
『…さ、さて…今度こそ…どうするか…』
「…ま、まさか…由月…」
『あん?なんだ?姉貴?』
「…ま、まさか…アンタ…義理とは言え…家族である姉妹-きょうだい-を…
自分の私利私欲の為にこき使うつもりなの?!」
『…人聞きの悪い事言うな
あのなぁ…元々姉貴が罰ゲーム言い出したんだろが…』
「ま…まさか…
家族である…私達を肉奴隷に…由月のケダモノぉッ!!」
『なんか、変な方向に言ってるから止めなさい…』
「ゆ、ゆづ君…」
「ゆ、ゆづ兄ぃなら…」
「で、でも、ゆづ兄ぃ…ソレって…」
「お、お兄ちゃん…まさか…」
『いや、本気になるなよ!
…誰もそんな事しねぇよ』
(…危ないからな、色々)
「…じゃあ、由月
一旦、自分の部屋に戻って
落ち着いて考えてきなさい」
『ん?
……そうだな』
……
「さて、それじゃあ私達が由月の罰ゲームを考えると言う事にしましょう」
「え?…なつ姉ぇ何言ってるの?」
「だって、悔しいでしょ?
せめて、脳内で復讐してやるのよ」