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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
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9話-2

時を遡る事、10分程前



きっかけは些細な事だった




「さて、今日は誰がご飯作る〜?」


「…とりあえず、姉貴だけは辞めてくれ(ボソッ)」



「今、何て言ったぁ〜?」


(地獄耳!?)



『いや…なんでも…』


「ふ…ぅ〜ん…

なら、今日はアタシが作ろうか!」


その瞬間


その空間が凍りついた



「…な、何よ!その反応!」


-ポンッ-


俺は姉貴の肩に手を置いた


『…姉貴…いや、姉さん』


「由月…?」


『…いいんだ…

…もう…いいんだ…』


「な、何よ!

その慰めかた……

…こうなったら…勝負よ!!」


『なんだよ…そのぷよぷよのストーリーモードみたいな展開は…』


「いいから、勝負しなさい!!

アンタのその鼻っ柱へし折ってやるわ!」


『…別に天狗になった覚えはないが…

いいぜ?…何するんだ?』


「トランプ…ポーカーの五回勝負!

勝ったほうが今日の晩御飯…誰が作るかを決める権利が与えられる!」


『…ほう…上等だ…』


「意地でも、アンタにまた私の手料理を食べさせてあげるわ!」



『……やれるものなら、な』



その時、俺は不敵に笑った

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