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8話-6
(…ほら、普通さ…
なんかよく、テレビとかで料理下手な人とかが
とても、食えそうにないトンデモない料理作ったりするよね…
でも、実際は料理出来ない人とかでも
やろうと思ったら
普通に食べれる料理とか作れるんだよ
だから…あーゆーのは、さ…
テレビだから、とかで実際はそんな事…そんな…事…そ…んな……事)
…信じたくなかった…
姉貴の料理は
料理ではなく凶器だ…
「はい!まずスープ!
ポタージュよ」
(スライムにしか見えないんだけど…半液状て…)
「サラダは簡単にポテトサラダにしちゃった」
(これはポテトサラダなんかじゃない…可哀相なお芋さんだ…)
「魚料理は…まぁ、簡単に焼き魚を」
(なんで、焼き魚なのに生臭い…てか…生ゴミの臭い…)
「肉料理は
なんと!豪華にステーキよ!」
(……ステーキ?
木炭だろこれ?
肉には見えねぇ…)
「そして、デザートは
プリン作ったの!」
(プリンがなんで銀色に光るんだ…)
「オマケにドリンクは菜月特製ミックスジュースよ!」
(ちょ…黒い…黒いよ!
何入れたのさ!)
「さぁ…召し上がれ」
…どうやら、ここが俺の墓場らしい