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7話-5
-同日-PM7:34
「さぁ、ご飯ご飯、と
由月ぃー今日のおかずは何ー?」
『姉貴…』
「お姉様と呼びなさい」
俺は軽く流した
そして、全員揃った(瑠名を除く)のを確認した
『…て言うかさぁ…
なんで、俺が作んないといけないんだよ!』
「え?
そりゃ、アンタが一番上手いからに…」
『だからって、六人分だぞ!
それも、朝昼晩を毎日…
どれだけの労力使わせる気だ!』
「む……」
「「…ゆづ兄ぃ…」」
「ゆづ君…」
『…ああ、もう!
ホント……いい加減にしてくれ!
俺はもう……』
「…じゃあ、私が作る」
『!?』
声の主は瑠名だった
「瑠名…あなた…」
「るーちゃん…」
「るーちゃんが…」
「るー…ちゃん」
「お兄ちゃんが苦しいなら、
私が…変わりにやる…
お兄ちゃんを苦しめたくないから…」
『瑠名…』
「じゃあ!
私もやります!」
『沙夜…!』
「「私達だってやるよ!」」
『惟…舞…』
「…仕方ないはね
私もやるわ」
『姉……』
(あれ?それはなんかヤバイ気が…)
第7話 麗しき(?)兄妹愛