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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
51/211

7話-3

-同日-AM8:54



『ふぁあ…』


「今日も眠そうだね、由月君」


『……信太、か…』


「いつも夜更かしでもしてるのかい?」


『…それもあるが…朝から疲れるからな…』


「朝から?

もしかして由月君…」


『?』


「禁断の…」


俺は信太の胸倉を掴んで微笑んだ


『それ以上言ってみろ

ぶっ☆殺すぞ♪』


「…じょ…冗談だよ

それより…こういうのは礼也君の役割でしょ…?」


俺は手を離してぶっきらぼうに言った


『朝飯と弁当作ってるからな』


「へぇ…そうなんだ」


『…全員分』


「へぇ……え!?」


『全く…酷いと思わないか?』


「酷いて言うか…凄いね…」


『何故だか知らんが、姉貴が言うには料理が一番上手いのが唯一男である俺だから、だそうだ』


「へぇ…じゃあ、朝早いの?」


『ん…7時』


「7時!?

由月君、家から学校まで何分かかるんだっけ」


『30分くらいだな』


信:(て事は一時間以内で…

確かお姉さんが一人、妹さんが四人

+自分で

六人分の朝食とお弁当を作るんだ…)

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