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6話-5
レイブンは羽根を広げ、
二丁の拳銃を精製し
男に向けて撃った
しかし、いとも簡単に男はかわしてレイブンの元に歩みよった
『なッ!?
く……このッ!このォオッ!』
レイブンは男に向けて打ち続けた
だが、弾が当たる事はなかった
『くっ……』
レイブンはもう一発放った後
逃げる様に距離を置こうとした
が、
男はその一発を手で掴み
一瞬でレイブンの懐まで来ると
その一発の弾をレイブンの胸に押し込んだ
-グジュッ-
『うぁああああッ!!』
「力の差…わかったか?
世界の管理者側に居る時点で負け戦だ」
『ぐっ…』
レイブンは薄れゆく意識の中で呪札の男を見た
男の…呪札の間から漏れるオーラの様なものに
自分の命の危機以上の力の差を見た
第6話 居なくなる仲間達