6話-3
-由月視点-
『……!!』
(リリィが……居ない…!?
消えた……いや……死んだ!?)
-「隊長ぉ……」-
エンドからの通信だった
『どうした!?何が…』
-「リリィが…リリィがッ!」-
『ッ!……
……こちらでも確認した』
-「………」-
『レイブンはそちらに居るか?』
-「…居ない」-
『そうか…』
その時、再びマリアから通信が入った
-「みんな、聞いて!
その場所は…反逆の使徒によって消滅させられるわ!」-
『!!
消滅だって!?』
-「奴らが転移で逃げたりしてるでしょう?
アレの応用よ!」-
『何で…そんな事を…』
-「今はそんな事
言ってる場合じゃない!!
後、10分以内にその街から脱出して!
じゃないと、貴方達も消滅する!」-
『くっ…
聞こえたな!
各自脱出しろ!!』
「了解です」
-「…了解」-
『……レイブンからの返事が無い…
通信機器が壊れたのか…!?』
-「由月君…探してる時間は無い
今の…コンクリートの塊はね…
そこから数キロ先の高速道路のモノを飛ばしてきた
その際に時空断圧を起こして
その街の中に居る内は他の仲間が居る場所には迎えないの」-
『……くそッ!行くぞリィファ!』
「は、はい…」