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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
41/211

5話-4

「なら、私でよければ相談にのるが?」


『え…?

じゃあ……』



(………ん?)



『あ…やっぱいいよ』



「そうか…残念だ」



(…なんで、俺は…

相談しても分かる内容でも無いし、

相談すべきでは無い問題なのに…

なんなんだ?

この男……

不思議な感じがする…)



『…じゃあ、俺はこれで』


「そうか…また今度」


『……あ、ああ……』


俺は屋上の扉を開け階段を降りていった



「………フフ

ハハハっ

フハハハッ……」




…………



…階段


(全く…

何者だってんだ?

あの男

魂も…雰囲気も

何故か懐かしい…


そして、人を惹く力みたいなモノがある…


だが、同時に嫌悪感も抱きかねん…


訳がわからない…

何者だ?)


-〜♪-


(ッ!!

トッカータとフーガ…!!)


『もしもし…由月だ』


「…私よ

今晩、指定の場所に来て

反逆の使徒よ」


『…わかった』


-ピッ-


(また、イタチごっこになるのかな…)


俺は校舎を駆け降りて行った…

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