4話-9
(…だが、こいつ一体…魂が存在しない…?
そんな奴がいるってのか…?)
「…受けろ!」
男は大きな白い光の球体を俺に放った
俺は避けると同時に空気を圧縮し、空気圧砲を撃った
だが、男の体の手前で何故か分解し、無力化した
『な!?』
「私には効かんのだよ!そんなモノは!」
男はそんな台詞を吐くと、
分身し、
俺に向かって全方位から俺を貫いた
『がっ…!』
(………?
!!!)
『いや…違う…今の…は…』
(幻…だ
て事は…ま さ か …)
『お前…俺と…同じ力を…?』
「……監察力はいいようだ(ボソッ)」
『ああ!?』
「受けろ!」
『ッ!』
-バリバリバリバリィッ!!-
『うあぁぁっ!』
(しまっ…まともに雷撃を…)
「このまま…終わりにしたいが…そういう訳にはいかぬか…」
『くっ…調子に乗るな!』
-バシュッ-
「な…」
俺は能力を応用した高速起動で男の側に詰め寄った
『せめて、その面拝ませてもらう!』
-ザンッ-
「くっ…!」
男は呪札の右側を斬られのけ反る様に受け流した
-ズサァアッ-
男は右側を手で覆う様に隠した
「…仕方ない…」
『!
待て!!』
-バシュン!-
男が消えた…
『チッ…結局分からず仕舞いか…』
第4話 1stcontact